メソポタミアの象嵌装飾板
前2600?前2350頃
マリ(テル・ハリーリー) シャマシュ神殿址出土
真珠貝、象牙、石灰岩、粘板岩
高さ:17.1センチ 幅:25.7センチ (復元)
ダマスカス博物館
ビチュメンで留めたラピスラズリや粘板岩を背景に、そのなかに真珠貝や象牙で作った人物・動物像などを象嵌した装飾板は、初期王朝期のメソポタミアの多くの遺跡から発見されている。
その用途は神殿の壁面を飾ったり楽器の共鳴板として用いられたりと様々だが、いずれも暗色の背景に白い像がシルエット風に浮かび上がる印象的な場面を創出している。「古代シリア文明展」カタログ
古代メソポタミアの神殿で発見された、犠牲獣の奉献を描いた象嵌装飾板です。
同時代のものとしては、カウナケスをまとったエビフ・イルの像や、ウルの牡羊像、ウルのスタンダードなどをご紹介しています。
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