美輪和音 「強欲な羊」
美しい姉妹が暮らすとある屋敷にやってきた「わたくし」が見たのは、対照的な性格の二人の間に起きた陰湿で邪悪な事件の数々。年々エスカレートし、ついには妹が姉を殺害してしまうが──。
その物語を滔々と語る「わたくし」の驚きの真意とは?
「白暮のクロニクル」に続いてサスペンスつながりで、というつもりで三輪和音の小説「強欲な羊」を入手。ジャンルとしてはミステリだと思うのですが、ホラーかサイコホラーに近い内容でした。
以前ご紹介したことのある米澤穂信の「儚い羊たちの祝宴」にテイストが近くて、これはこれでなかなか。羊モチーフって、怖い話と親和性高いですよね、じつは。
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