羊飼いの天候俚諺
朝から虹がかかるとやがて雨となり、夕方虹がかかると翌日は晴れる。天候俚諺はあくまで大まかな目安で、100パーセント当たるわけではないが、科学的にもある程度根拠のあるものが多い。この場合、朝虹は西方で雨が降っていて東方が晴れていることが多く、夕虹は西方が晴れていて東方が雨のことが多い。天気は地球の自転の関係で西から東へ変わるのが普通だから、朝虹の後は雨になり、夕虹の後は晴れることが多いことになる。
類例が各地に見られ、美しい虹にふさわしく、ことわざも次のように韻をそろえたものが多い。
「朝の虹は羊飼いの憂い、夕方の虹は羊飼いの喜び」
(英、 A rainbow in the morning, is shepherd’s warning, a rainbow at night, is the shepherd’s delight.)
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