鳥獣人物戯画 乙巻

「鳥獣人物戯画 乙巻」第23?25紙
甲巻とはがらりと雰囲気が変わる乙巻。 (略) これは動物を描くための絵手本、または寺院で教育を受ける子どもたちのための動物図鑑だったのだろう。乙巻の筆者は甲巻の筆者と同一と分析されており、おそらく密教系の絵仏師だった。密教の仏画で尊像の乗り物として描かれる動物と、乙巻の動物とは、厳しい表情や体形がよく似ている。それでも親子で描かれた動物には愛嬌がある。
「小学館ウイークリーブック 週刊日本の美をめぐる№15 アニメのはじまり 鳥獣戯画」 

鳥獣人物戯画は、甲巻が非常に有名ですが、乙巻も捨てがたいのです。羊(山羊っぽいですが)もいるし。高山寺所蔵ですが、保管は京都国立博物館で行われています。

ひつじ話

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