エジプトの神 アモン・ラー
中王国から新王国の時代にかけてエジプトの都がテーベになると、ラーはこの町の神だったアモンと同一視されて、アモン・ラーと呼ばれ、雄羊の頭を持つ姿でも表されるようになる。カルナクの有名なアモン・ラーの大神殿の参道に並べられた雄羊の頭のスピンクスの列は、各々がアモン・ラーを表わしその霊を宿すと見なされていた。
本来はテーベの地方神に過ぎなかったが、第12王朝がテーベを首都として統一王国を作った時に、全国へと崇拝が広まった。ヘリオポリスの最高太陽神レー(ラー)と融合され「アモン・ラー」と呼ばれ神々の王とされた。「見えざる者」の名の通り、神々の前にさえ姿を見せず、シューに懇願されたときでさえ雄羊の毛皮と頭をかぶった変装した姿で現われている。(略)
はじめは羊頭の神として表されたが、中王国以後は一対の長い羽飾りを頭に載せ、顎鬚を垂らした人間として表された。聖獣は雄羊とナイルの鵞鳥。
羊頭のスフィンクスは以前紹介しましたが、そのアモン・ラー神。
なんで微妙にヘンな格好なんでしょうか。
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