ジュエリーのひつじたち
バロック真珠の形を活かした雄羊のペンダント。 真珠博物館蔵。
金、真珠、ルビー、エナメル 1590頃 幅65
天然真珠は、殻の内側に光沢をもつ特定の貝に偶然見出される。 (略) 多くは不正形だが、稀に完全な球形のものもあらわれる。大型の変形真珠はバロックと呼ばれる。その形は宝飾職人の想像力を刺激したと思われ、奇怪な動物のからだに応用した迫力ある装身具が16世紀頃に多く作られた。
象徴的な意味は薄らいだが、愛らしい動物のモティーフは今世紀も好まれた。水牛の角と金の羊の頭部の組み合わせは、1970年代のヴァン・クリーフ&アーペル製。
指輪や宝石は、もともと印章や護符の役割がありましたから、、動物モチーフも多く存在します。でも、この羊たちは純粋に愛でるためのものっぽいですね。愛らしいかと言われると微妙ですが。
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