命の春…神戸・六甲山牧場 出産ラッシュ

六甲山牧場でつぎつぎ生まれた羊の赤ちゃん
 神戸市灘区の市立六甲山牧場で、羊の出産がピークを迎えている。2月12日に今年初めて生まれてから24日までに約50頭が誕生。3月中旬ごろには、母親とともに放牧され、愛くるしい姿をお披露目する。
この日、生まれて初めて小屋から出た生後10日前後の子羊は、山頂近くの牧場で吹く冷たい風に震え、母羊に寄り添ってミルクをせがんでいた。
 牧場内を散策する家族連れの目の前で赤ちゃんが生まれる場面も。懸命に立ち上がろうとする子羊の体を母羊がなめて温める姿に、家族連れらが「頑張れ」と声をかけながら見守っていた。
 同牧場では、5月上旬までに、計約80頭が生まれるという。


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