安佐動物公園出産ラッシュ

 広島市安佐北区の市安佐動物公園で赤ちゃんの誕生ラッシュを迎えた。ポニー、シマウマ、珍しいカメ――。新しい仲間がすくすくと育ち、愛くるしい姿が来園者を楽しませている。
 4月中旬、同園で初めてシェットランドポニーの赤ちゃんが生まれた。名前は「フブキ」。桜の花が舞う時期に生まれたことにちなんで飼育員が名づけた。まだ母乳で育てられているが、元気いっぱい土をけり、駆け回っている。
 ワシントン条約で国際取引が規制されている希少動物、ヒョウモンガメの赤ちゃん4匹も誕生した。生まれた時の体重はわずか25グラム。手のひらに乗せると前後の両足を伸ばし、よちよち動く。
 動物公園ではほかにもヒツジやヤギ、アヌビスヒヒ、グラントシマウマなどの赤ちゃんが生まれた。企画広報係長の井上孝さん(49)は「かわいらしい赤ちゃんをぜひ見に来て下さい」と話している。
 開園時間は午前9時から午後4時半まで。入園料は大人500円、小人170円で、毎週木曜日休園(5日は開園)。問い合わせは同公園へ。


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