破城槌(続き)

破城槌
最初のころは1本の巨大な木の幹を破城槌として使い、町の城門を倒すこともありましたが、これはたいていの場合、城壁にゆさぶりをかけて亀裂を作り、壁そのものを倒すことが主要な用途でした。この方法をさらに発展させて複雑な兵器に改良したのが、アッシリア人であり、さらにペルシア人、ギリシア人がそれに続きました。
これらの先人に続いたのが、ローマ人でした。破城槌は、敵が放つ石や矢にさらされているわけですから、この操作にあたる兵士の安全確保が先決問題でした。そこで、車輪のついた小屋のようなものが考案され、その表面には火がつきにくいように皮張りの頑丈な屋根をかぶせました。槌本体は、その先端部がしばしば鉄で牡羊(ベリエ)の顔の形につくられていたので、ベリエとよばれていました。

バタリングラムについて、わかりやすく説明してある本を見つけましたので、追加記事です。

ひつじ話

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