「ひつじぐものむこうに」

「ひつじぐものむこうに」
「あれえ、どこから きたの?」
 わたしは ききました。そこは、
 二かいの まどなんですもの。
「ひつじぐもから おりてきたの。」
 とたんに、わたしの へやは、ぱあっと
あかるく なりました。
「ひつじぐもって、あの、そらの?」
「そ。あの そらの。ぼく、くもひつじなの。」
 こひつじが いいました。

あまんきみこ作、長谷川知子絵の絵本です。泣いている「わたし」の部屋の窓辺にあらわれた、不思議な子羊の背に乗って、飛んでいったさきには・・・?


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