遅ればせながら、初詣に行ってまいりました。
一年前と同じく、岡崎市の龍城神社です。ご近所でも氏神様でもないんですが、なんとなく好きで。
未年も終わったなぁと感慨にふけりつつ、お猿柄の絵馬などを眺めていましたら、そばにきれいな干支守が。おお、しかもヒツジの絵がかわいい。
これはもう、お受けしないわけにはいきません。
干支守は、これまでに、愛知県津島市の津島神社、名古屋市の熱田神宮、同じく名古屋市の羊神社、奈良県桜井市の安倍文殊院のものをご紹介しています。
ご縁があれば、ぜひ。
龍城神社の干支守。
津島、天王川公園のヒツジグサ。
先日のラムズイヤーにつづいて、ヒツジの名を持つ植物を。
ヒツジグサ(未草)は、スイレン科スイレン属の水生多年草。
地下茎から茎を伸ばし、水面に葉と花を1つ浮かべる。花の大きさは3─4cm、萼片が4枚、花弁が10枚ほどの白い花を咲かせる。花期は6月─11月。
未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから、ヒツジグサと名付けられたといわれるが、実際は朝から夕方まで花を咲かせる。
小ぶりで純白の花を咲かせる睡蓮の一種なのですが、これが以前訪れた津島市の天王川公園で見頃を迎えていると知って、お出かけしてまいりました。
華麗な祭礼や藤の花で知られる天王川公園も、オフシーズンは閑散としています。
とりあえず、銅像越しに池の写真を一枚。
この池の中之島へ渡る橋のあたりに咲いているはずですが……おお、これですね。
上から見下ろしたり、近づいたり。
眼福です。
花期の長い花ですので、ご縁があれば、ぜひ一度。
ラムズイヤーの花の季節です。
白くてふわふわの綿毛に包まれた葉の形状から、「ラムズイヤー」と呼ばれる多年草があります。
ずいぶん昔に苗を植えたのですが、園芸初心者のひつじnewsにはやや高難度。最近になってやっと花をつけてくれるようになりましたので、満を持してご紹介です。
「子羊の耳」の名にふさわしい葉っぱ部分のアップも下に。
花の季節は初夏ですが、葉っぱは冬でもモフモフしています。クリスマスリースの材料として人気とか。
園芸店などでお見かけになることがあったら、試しに一株、いかがでしょう。
和泉国一宮、大鳥大社の干支絵馬。
大阪は堺市にある、大鳥大社へ行ってまいりました。
和泉の国一の宮、大鳥造の本殿は古代神社建築の一つです。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が、死後白鳥となって最後に留まったのが大鳥の地で、周辺の人々が白鳥をお祭りするために建てたといわれています。
こちらの社務所に並べられている干支絵馬が、カラフルで装飾的でちょっと耽美で、あまり見ないタイプのような気がします。お近くならば、ぜひ。
これまでにご紹介している絵馬は、こちらで。
羊飼い業界にロボットが進出中。
牧羊犬はお払い箱? 羊飼いの仕事もドローンで
(略)
オーストラリアの広大なアウトバックからアイルランドの田園地方に至るまで、テクノロジーに精通した牧畜農家は、カウボーイや牧羊犬に代わる安価な選択肢として無人機を使い始めている。
安いものだと500ドル(約6万円)ほどで購入できるカメラ搭載のヘリは、丘陵地帯をすばやく巡回し、牧場主が――ゴーグルを時々つけながら――遠隔操作する無人機で羊や牛を導いていく。
K&T様から、世界中で、無人機による家畜の管理が進んでいるとのニュースを教えていただきました。ありがとうございます。
農家の負担との兼ね合いや無人機の耐久性、家畜のほうがどう感じるかなど、課題は多そうですが、すばらしい試みだと思います。……牧羊犬による羊追いも、伝統文化としてでも良いので、残って欲しいところではありますが。
近江八幡の左義長まつり。
滋賀県の近江八幡市まで、3月14、5日に行われた「左義長まつり」を見に行ってまいりました。
近江八幡の左義長は元来、安土城下で行われていたもので、城主であった織田信長自らも踊り出たと伝えられています。
(略)
左義長は松明、ダシ、十二月(赤紙)の3つの部分を一本(基)にし、前後に棒を通し、つり縄で括り固め御輿のように担ぐように作り上げます(これ全体を左義長と呼びます)。
前方となる正面に「だし」と呼ぶ作り物は意匠を凝らし、時間をかけ経費を惜しまず各町の誇りをかけて制作されます。
かつて「ダシ」は町の器用で作り物の得意な人によって、専門的に手がけられていましたが、現在は町内の人々の手作りによりその年の干支に因んだ物を主としテーマを決めて制作されます。
旧城下町の各町から総勢十三基がくりだされるというこの「だし」が、それはもう手間暇かかっているのが一目でわかる代物で。これはどうしたって、間近で現物を見ねばなりません。
というわけで、やってきました。奉納の行われる日牟禮八幡宮です。
喧騒のなか、御朱印と干支絵馬もがっちり手に入れて、さてと鳥居のあたりまで戻ってくれば、
来てました!
そして左義長同士でたたかいます!
負けて壊れちゃった子もいます(あああ、なんてこと)。
こちらの祭礼のなにがすごいって、左義長と観客を隔てるものがなにも無いことではないかと。
人にも左義長にもぶつからないように逃げ回りながらの見物ですが、それがかえって楽しくもあり。
なお、日牟禮八幡宮の公式HPでは、山車コンクール審査結果が見られるようです。どの羊も甲乙つけがたく愛らしいですよ。
安倍文殊院の干支花絵。
橿原神宮に続いて、またもや奈良に行ってまいりました。
奈良県桜井市、JR及び近鉄桜井駅から車で五分ほどの場所にある、安倍文殊院です。
大化の改新(645年)に創建された日本最古に属する寺院。
華厳宗東大寺の別格本山としてその格式も高く、御本尊は日本最大(7m)の文殊菩薩で快慶作の国宝である。
「三人寄れば文殊の智恵」の格言は当山の文殊さまから生まれた。
思わず息を呑むほどの荘厳なご本尊はもちろん必見ですが、それはそれとして、ご紹介したいのは、安倍文殊院名物の巨大干支花絵です。毎年暮れには、年賀状に使うために多くの人が訪れるとか。
ジャンボ干支花絵
当山では毎年新春を迎えるに当たり、参拝者の幸多き事を祈念して、当山の僧侶をはじめ職員一同の手作りによって毎年境内広場に、パンジー約8,000株で植え込まれた毎年の干支の12支を描いた花絵を完成しております。
この花絵は縦20メートル横25メートルのキャンパスに描かれており、「安倍晴明公」が天文占いをした展望台からごらん頂けます。
見頃は毎年11月から翌年4月下旬頃まで楽しめますので是非御来山下さい。同HP 内 四季の花
ツノ部分のアップ。パンジーが丁寧に植えられています。
羊の干支守りもお受けしてきました。
今は合格祈願のシーズンも一段落して、森閑としたたたずまいを楽しむことができます。ご縁があれば、ぜひ。
萱津神社の絵馬。
先月、岡崎市でお受けした干支絵馬をご紹介したのですが、もうひとつ入手の機会がありましたので、改めて。
愛知県あま市の萱津神社のものです。全国で唯一の漬物の神社とのこと。ご縁があれば、ぜひ。
大根おろしアート。
K&T様から、クックパッドで紹介されている大根おろしアートのデコ鍋について教えていただきました。ありがとうございます。
「つくれぽ」がたくさん寄せられていて、こちらがまたそれぞれにたまりません。
勢いでレシピ本も入手してしまいました。もちろん「ひつじ」も掲載されています。
誰でも作れてかわいくて笑える、大根おろしアート本。新作と話題作、そのアートレシピを42作品大公開!
世の中は器用な人が多くてうらやましいなぁ、とか言ってる場合じゃありません。不器用なりに、なんとかしてみました。
粗めの大根おろしと、お醤油と、ツノ部分はエリンギのはじっこです。
……顔、どうしよう。
ええと、とりあえず、海苔用の穴あけパンチを手に入れてから再挑戦しようと思います……。
ヒツジパレット2015 京都
ヒツジパレット2015 京都 日本最大級の羊毛を主軸とした公募展
開催日時 2015年2月5日(木)~2月8日(日)
会場 京都府京都文化博物館
国内外から紡ぎ、織り、編み、フェルトのクリエーターの作品を301 点展示
時間 10:00~18:00(最終日は17:00 まで)
入場料 無料震災後まだ落ち着かない日々の中であったにもかかわらず、全国から263人の出品、そして当日の4日間には8000人近くの方々のご来場を頂きました。その熱気あふれる会場を、昨日のことのように覚えています。
(略)
今回は協賛イベントが「ヒツジマルシェ」という作家の作品と素材のお店のトレードフェア―を、公募展会場のすぐ上、6階にて開催されます。
アメリカ、ニュージーランドなど海外からの出店も相次ぎ、ザ・ウールマーク・カンパニーの展示や、AVRIL三条店ではアヴリル、イトコバコ、クロバー、日本ヴォーグ社と日本のメーカーの色々な素材と道具と本もご覧いただけます。また市内協賛も多数あります。同上 内 ごあいさつ
三年前に京都で開かれた夢の公募展が、来月再び京都文化博物館で開催の運びとのこと、ak様から教えていただきました。ありがとうございます。
行かねば。
干支絵馬二種。
お正月休みの間に初詣に行かれたかたも多いかと思いますが、そのさい、絵馬はご覧になったでしょうか。
ひつじnewsは、愛知県岡崎市で龍城神社と伊賀八幡宮にお参りをしたのですが、その両方で愛らしい羊の描かれた絵馬を見かけて、お持ち帰りしてきてしまいました。
御朱印は、初詣にも未年にも関係のない時期にいただいたものなのですが、せっかくなのでいっしょに。
羊絵馬は、先日の橿原神宮の大絵馬をのぞけば、昔、名古屋市の羊神社のものをご紹介したきりです。今月の間にもう少し探せると良いのですが。
橿原神宮のヒツジ絵馬
奈良県橿原市の橿原神宮外拝殿前に30日、来年の干支(えと)「未(ひつじ)」を描いた大絵馬(高さ4・5メートル、幅5・4メートル)が飾られ、迎春ムードを漂わせている。
毎年この時期に設置し、56回目。
市内の日本画家藤本静宏さん(59)が、原っぱでくつろぐ毛のフサフサしたヒツジの親子を写実的に描いた。
来年、年男を迎える藤本さんは「今年は災害が多かった。新年は穏やかなヒツジにあやかり、平和な天災のない年になってほしいという願いを込めました」と話した。
原画を基にした絵馬は1枚500円で授与される。
同神宮の正月三が日の参拝者は例年、県内で最多。来年も前年並みの90万人を見込んでいる。
……という情報を、K&T様からいただきまして、思わず橿原神宮まで行ってきてしまいました。
畝傍山を背景に厳かにたたずむ外拝殿に近づけば、右のほうになにかすごく気になるものが。
これかー!
角度を変えて、もう一枚。
良いものを見ました。
ところで、最寄りの橿原神宮前駅から橿原神宮って、歩くと少し遠そうですね。タクシーでは逆に近すぎて悔しいので駅前でレンタサイクルを借りたのですが、これがいちばん楽な気がします。自転車道が整備されてて、走ってても楽しいですし。
滋賀の獣害対策
羊を放牧したら農作物の獣害半減 滋賀、人が集まり効果
シカなどの獣害に悩む滋賀県東近江市池之脇町の集落が、羊の放牧で被害を減らす試みに取り組んでいる。
羊の世話や見学などで人が集まることで被害が減り、活動が集落の結束にも効果を発揮している。
池之脇町は市南部にあり、26世帯が住む。
集落に隣接して丘陵地や水田が広がり、動物の侵入を防ぐため高さ2メートルほどの柵を山と集落の間に設けた。
だが、シカやサルに稲や野菜が食いちぎられたり掘り起こされたりする被害が後を絶たず、耕地面積17ヘクタールのうち2?3割が被害にあっていたという。
羊の放牧は2009年から始めた。
永源寺ダム上流地域で行われていた獣害対策を兼ねた牛の放牧がヒントになった。
羊なら体も小さくておとなしく、世話や管理もしやすいと目を付けたという。
K&T様から、獣害対策に取り組む滋賀県東近江市のニュースを教えていただきました。ありがとうございます。
滋賀県でははやくから獣害と雑草対策に羊を導入しているようで、これまでもなんどかご紹介をしています。草を食む羊が日本の普通の風景になる日が来るのかもと思うと、なんだかわくわくしますね。
ジューシーな味わいの「アスパラひつじ」
息子の一言で誕生した「アスパラひつじ」 臭みのないジューシーな味わい 美唄の西川農場
(略)
札幌市と旭川市を結ぶそのほぼ中間に位置する美唄市はアスパラガス産地として知られる。
市内の選果場には、アスパラの切り落としが沢山あり、畑にすき入れられたりして、そのまま捨てられていることもある。
西川農場で飼育されているアスパラひつじの種類は、その肉がおいしいといわれるサフォークという種類で、すでに「アスパラひつじ」という商品名も商標登録もされている。
農場を経営する西川岩雄さん(70)がポニーとヒツジ3頭を飼っていた。
平成17年に息子の崇徳さん(45)が「美唄の特産品のアスパラを食べさせて、そのヒツジを食べると味はどうだろう」という一言から始まった。
さっそく選果場の切り落としをもらってきては、ヒツジに食べさせてみた。
ヒツジは臆病な動物で、食べたことのないものを口にすることはめったにないとか。
3頭のヒツジは最初、アスパラガスに警戒した。
たまたま1頭がアスパラガスを食べるとおいしかったようで、ほかのヒツジも食べるようになったという。
親がアスパラガスを食べれば子供は最初から食べるそうで、今ではどのヒツジもおいしそうに食べる。
ねだるヒツジもいるほどだ。
「アスパラを食べさせたヒツジの肉を分析すると、遊離アミノ酸が多く含まれていた。比較して食べてみるとよく分かる。ジューシーな食感、ヒツジ特有の匂いも少ない」と西川さん。
ak様から、北海道のひつじニュースを教えていただきました。ありがとうございます。
食べやすそうで美味しそうです。公式HPの写真を拝見していると、にわかにお腹がすいてきてしまいました。いいなぁ、北海道。
バットマンならぬバットラム誕生。
バットマン風の顔が大人気。ちょっと変わった子羊がノルウェーで誕生。
ノルウェーのある農場でこのほど、とても変わったルックスをもった子羊が誕生して話題を呼んでいる。
耳を立てるとその顔はまるで「バットマン」。スーパーヒーローの出現だとばかりに、村の人気者だそうだ。
(略)
「人々はこの子を“Zorro”あるいは“Batlamb”と呼びます。私は“Batlamb”ですね。この子が母羊のお腹の中にいた時から、私は何か特別な予感がしていました。子宮の中でバットマンさながらの勇ましいポーズを取っていたようなんです。」
親バカ根性まる出しと言われながらも、地元メディア『The Local』の取材に嬉しそうにそう話したのは、ノルウェーでとある農場を経営しているHege Vigreさん。
目元をぐるりと囲む黒い毛はパンダさながらだが、こちらはりりしい逆三角形。それがバランスよく両目に現れることは非常に珍しいそうだ。
もりもとさんから、変わった子羊誕生の海外ニュースをお知らせいただきました。ありがとうございます。
バットマン……かな? 言われてみると、そうかも。かわいいバットマンです。