「ハプスブルク王朝の都 ウィーンの歴史と芸術」展カタログ
神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世の、金羊毛騎士団勲章をつけた肖像画を。
ハプスブルクの人々の肖像画は、これまでにいくつかご紹介しておりますので、こちらで。
金羊毛騎士団に関しては、こちらを。
ひつじ(ヒツジ、羊)のニュース、画像(写真)、グッズ、サイト、牧場などを紹介するひつじサイト。あなたの好きな羊もたぶん見つかります。
「ハプスブルク王朝の都 ウィーンの歴史と芸術」展カタログ
神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世の、金羊毛騎士団勲章をつけた肖像画を。
ハプスブルクの人々の肖像画は、これまでにいくつかご紹介しておりますので、こちらで。
金羊毛騎士団に関しては、こちらを。
「君たちは私を人間嫌いだと言う、
私が社会を避けているから。
君たちはまちがっている。
私は社会を愛しているのだ。
人間を憎まないためにこそ、
私は交際を思いとどまらねばならないのだ。」「風景画家フリードリヒ」
「虹のある風景」をご紹介しているカスパー・ダーヴィト・フリードリヒをもう一枚。「孤独な木」(または「朝日をうけた村の風景」)です。引用は、自身のメランコリックな気質についての、画家本人の言及。
「東京富士美術館所蔵絵画名品展 流転するバロック―その400年」
19世紀フランス、テオドール・ジェリコーの「風景の中の山羊と羊」を。ジェリコーが描くと、羊でさえも重厚です。
「ダリッチ美術館所蔵 ルーベンスとバロック絵画の巨匠たち」展カタログ
同じテーマと構図による「ヤコブとラバンとその娘たちのいる風景」をご紹介しているクロード・ロランの、後期の焼き直し作品です。
19世紀 スペイン製
黄金製の豪華な勲章である。
ダイヤモンドとルビーとがちりばめられており、下部には角と足とがダイヤモンドで装飾された黄金の羊が吊り下げされている。「トプカプ宮殿博物館 宝物館」
トプカプ宮殿の宝物館からもうひとつ。金羊毛騎士団勲章です。
金羊毛騎士団のお話は、すでにずいぶんしておりますので、こちらでまとめてぜひ。
ヴァッサッロは17世紀のジェノヴァ派の優れた画家であるにもかかわらず、この画家の一生に関する資料は現在までほとんど伝わっていない。
(略)
ヴァッサッロは、動物画家としても、また田園風景の画家としても名声を博した。
宗教をテーマとする作品も描いたが、そのなかでは動物と各種の物体の描写が重要な位置を占めている。「プーシキン美術館所蔵 イタリア・バロック絵画展」カタログ
17世紀イタリアのヴァッサッロによる「オルフェウス」です。その竪琴の技でサテュロスや獣たちを魅了するオルフェウスをテーマとするものですが、中心に描かれているのは聞き惚れている動物たちのほうなのが魅力。
イスラム圏における金工は、長い歴史をもつ西アジアの金工技術の上にイスラム独自の豊かな装飾性を加えて発達し、その技術は13世紀に頂点に達したという。
この鉄製の柄鏡も、その期の流れをくむもので、金銀のコントラストが実に見事である。「トプカプ宮殿博物館 宝物館」
トプカプ宮殿博物館蔵の柄鏡を。外縁を黄道十二宮とおぼしきものが巡っています。
楽園追放後のアダムとエバの図像は古くから存在する。
だがこのランブーの作品で非常に興味深いのは、エバが明らかにやがて来たるべき新しきエバ―聖母マリヤのタイプを与えられていることである。
すなわち、カインとアベルを抱くエバの右には多くの山羊(悪しきものの象徴)がおり、左からは1匹の仔羊が歩み寄っている。
ラファエル前派にも影響を与えた19世紀ドイツの芸術運動ナザレ派のひとりである、ランブーの「楽園追放後のアダムとエバ」です。
アダムとエバを描いたものは、これまでに、コルネリスの「人間の堕落」、フランチェスコ・モーラの「楽園追放」、フィリップ・ド・シャンパーニュ「アベルの死の哀悼」、ヤコポ・バッサーノ「楽園」をご紹介しています。
ウィリアム・ブレイクの「仔羊」について、ブレイク自身による版画を。
これまでにご紹介したブレイクは、こちらで。
根津美術館の青銅器は大型であるだけでなく、複雑な器形や文様をもった造形感覚豊かな作品が少なくない。
なかでも「双羊尊」は、どこかユーモラスで親しみやすさをもっている。
動物を象った青銅器は多いが、このように二頭の動物を背中合わせにしたような器形は珍しく、同じく羊を象った大英博物館所蔵の「双羊尊」とこの作品が知られている。
器の全体に羊毛を表した小さな鱗状の文様をびっしりと並べている。
殷時代後期に、動物や鳥の体毛を鱗状に表すことが流行したことによる。
先日大英博物館の双羊尊をご紹介したおりに触れた、根津美術館の双羊尊です。(比較的)気軽に行ける場所にあるんだし、行ってからご報告をしようと思っていたのですが、まぁ、その時はその時であらためてということで。
「神の子羊の聖体顕示台」あるいは「バーゼル大学の聖体顕示台」と呼ばれるこの繊細かつ堂々とした工芸品は、もともとは聖別された蝋製の「神の子羊」を納めていたものである。
その「神の子羊」は、1460年に教皇ピウス二世がバーゼル大学の創設を記念してバーゼル大聖堂に贈ったもので、この顕示台自体はバーゼルで、おそらく金銀細工師ハンス・ルーテンツヴァイクの手によって作られたものと思われる。
1460年以降 銀、金メッキ、宝石 63?(高さ)
ベルリン美術館蔵の、15世紀の工芸品を。
仔羊よ だれがおまえを創った?
だれがおまえを創ったか 知ってる?
おまえにいのちを与え 流れの側や
草原で おまえに草をたべさせ
よろこびの着物 ふわふわと
つやのある とても柔らかな着物を与え
どの谷をも よろこびでいっぱいにする
こんなにやさしい声をおまえにくれた そのかたを?
仔羊よ だれがおまえを創った?
だれがおまえを創ったか 知ってる?
仔羊よ わたしは知っている
仔羊よ わたしは知っている
そのかたは おまえと同じ名前だ
わたしは仔羊だ と言われたから
そのかたは柔和だ そのかたはやさしい
そのかたは おさなごになられた
わたしは子供 おまえは仔羊
わたしもおまえも そのかたと同じ名
仔羊よ 神さまのおめぐみあれ!
仔羊よ 神さまのおめぐみあれ!
先日「羊飼い」をご紹介したウィリアム・ブレイクの詩をもうひとつ。「無垢と経験のうた」より「仔羊」です。
ジャーミーの『ハムサ』。イスラム暦979年第3月(西暦1571年7月)の日付入り。サファヴィー朝時代。
群れから離れた小羊をかつぐ預言者モーゼ。「トプカプ宮殿博物館」
トプカプ宮殿所蔵のイスラム絵画を。
15世紀の詩人ジャーミーによって書かれた「ハムサ」の挿画です。初期キリスト教美術でおなじみの、善き羊飼いの姿をしたモーゼが。
以前ご紹介した、ウィリアム・ブレイク「羊飼い」の、ブレイク自身による挿画……というか、画文一体の彩色版画です。
かくのごとく償いは決定をみ、
かの雄羊は、その首でこれを果すこととなり、
雄羊の縁者は、いまも残らずイーゼグリムの屈強なる一統
の虐待をうけ、
かくて永遠の憎悪が始まったという次第。いまや狼どもは
何の憚るところもなく、
仔羊と親羊をどこまでも狂暴に襲っては、
権利があると信じてわがもの顔。
以前ご紹介した中世ヨーロッパの動物叙事詩「きつね物語」のゲーテによる改作「ライネケ狐」から、前回お話したのと同じ場面を。
ゲーテはなんどか話題にしておりますので、こちらで。