銅獬豸(どうかいち、一角獣)
魏―西晋時代(220年―316年)
長さ70.2?
甘粛省酒泉市下河清(出土 1956年)
甘粛省博物館蔵
一角獣は伝説の神獣「獬豸(かいち)」で、人の正邪を判別し、不正なものを突くといわれる。
また、麒麟や鳳凰などと並び、祥瑞を表す動物でもある。
副葬においては鎮墓や魔除けの意味をもち、通常、墓門の中央に置かれた。「シルクロードの煌めき―中国・美の至宝」
羊似の幻獣カイチについては、これまでにもいくつかお話をしているのですが、こちらは魏―西晋の頃の副葬品です。あんまり、というか全然、羊じゃないですね……。