「dancyu 」2018年6月号。

ひつじ食

プレジデント社の食雑誌「ダンチュウ」の最新号がヒツジ特集とのこと、K&T様から教えていただきました。ありがとうございます。

「dancyu」公式HP

大岡玲がヒツジについて考察し、マイケル・ブースがジンギスカンを食らい、名店やレシピが大量に紹介され……ヒツジに次ぐヒツジで満たされる夢の一冊。ぜひぜひ。

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ラム肉のアヒージョ。

ひつじ食

「伊達式赤身肉レシピ」

暑いですね。ちょっと濃いものたべておかないと、体力がもちません。

というわけで、ラム肉を使ったレシピ本を見ながら、アヒージョを作ってみました。

塩をふったラムもも100gと、ニンニク、トマト。煮立ったところで、最後にバジル。オリーブオイルはたっぷりと。家族の晩御飯的にはもう少しボリュームが欲しかったので、本には書かれていないシイタケも勝手に追加。

 

うん、元気出てきた気がする。がんばって、夏を乗り切りましょう。

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キャラごはんのヒツジ。

ひつじ食

クックパッドでたいへんかわいいレシピを見かけたので、真似してみました。

ちくわくるくる ひつじのキャラごはん

ちくわは縦半分に切ります。
お茶碗にご飯を半分よそい、ゆで卵をのせます。
ゆで卵の上にご飯をかぶせるようにしてよそいます。
ちくわはくるくるっと巻いて爪楊枝で差します。※揚げパスタでもOK
海苔で顔をつくります。
あったかいうちに食べれちゃう簡単キャラごはんの完成です☆

クックパッド 内 ちくわくるくる ひつじのキャラごはん

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…………あ、あれ? ヒツジに見えない!? 口が違うのか? ごはんの盛りがおかしいのか?
なんなんでしょう、この敗北感。
作り方そのものはカンタンなので、ぜひいちど。

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「羊肉酒場 0,19 (ラムミートバルゼロコンマイチキュー)」

ひつじ食

先日K&T様に教えていただいた「東京ラムストーリー」
こちらに掲載されている「羊肉酒場 0,19」に名古屋店があると知って、ランチを食べに行ってまいりました。
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食べたら羊肉の概念が変わります!是非とも一度ご賞味くださいませ。

じつはK&T様には、別口でずいぶん前にこのお店のことをお知らせいただいていたのですが、東京では行く機会もなかろうと、なかば諦めていたのです。これは嬉しい。
店に一歩入った瞬間から漂う香りに期待感をあおられつつ、定番と思しき「ラムステーキランチ」と「ラム肉のじっくり煮ランチ」を注文。
手書きの案内が書き込まれた紙ナプキンを丹念に読んでいるうちに早くも現れる、ラム肉とラム肉!
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じっくり煮はほろほろの肉にとろとろのマッシュポテトの合わせ技が舌に優しく、ステーキは羊肉の旨さを確認できます。
今回は頼んでないけど、きっとハンバーグや串ものも美味しいのでしょう。
というわけで、つぎはディナータイムに再訪するべく、ポイントカードを手に入れました。
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ポイントをためると、いずれブラックカードが手に入るらしいです……。
お近くならば、ぜひ。

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羊齧協会編 「東京ラムストーリー」

ひつじ食

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あの日 あの時 あの店で もしも羊を食べなかったら
僕らはいつまでも 食わず嫌いのまま だった…

先日の「香膳」のあと、羊肉の食べられるお店を他にも開拓したいものだと思っていたところ、K&T様から、「東京周りだけですが」とのことながら、すごいレストランガイドを教えていただいてしまいました。ありがとうございます。
……買いました。しばらく東京方面には行けそうにないのに。
この、どこからツッコめばいいのかわからないまま時が流れそうなタイトルセンスがツボに入ってしまったのです。しかたありません。
全国制覇を目指してシリーズ化とかいった展開はあるのでしょうか。あってほしいところですが。
ともあれ、全国チェーンのお店も掲載されているようなので、まずはそちらの支店に行ってみようと思います。

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新疆ウイグル料理「香膳」。

ひつじ食

ヒツジヒツジ言ってるわりに、あまり「食べる」方向にはむかわないひつじnewsですが、そのあたりを克服すべく、近くの新疆ウイグル料理屋さんに行ってまいりました。

あったかくてボリュームのあるウイグル中華まん(マンタ)や餃子(トゥギレ/トゥギリス)、手延べで腰のあるウイグル手打ち麺(ラグマン)があります。
機械は使わず皮、麺から手作り。 具材ももちろん無添加で安心安全。 お肉は羊・ラム肉を使用。

名古屋市守山区、名鉄瀬戸線喜多山駅至近の、清潔感のあるこじんまりしたお店なのですが、女将さんがそれはそれは明るいかたで。
お昼どきに到着し、羊肉五目うどん「ラグマン」を頼み(お茶がポットで添えられてくるのがまた嬉しい)、
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美味しくいただいたあと、羊肉入りの「マンタ」をテイクアウトして帰ろうとしますと、
「はいはい、冷凍の肉まんね、遠くから来てるの?」
「あ、はい、○○なので、一時間くらいで……」
「○○!? そんな遠くから来てラグマン一皿で帰るの!? ちょっと座りなさい、もう一回麺打つから!」
……はい?
何を言われたのかよくわからないままぼーっとしてたら、「おかわり」が出てきました。今度は平麺です。
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なんなんですか、この「実家のおかあさん」とか「夏休みに行く田舎のおばあちゃん」な感じ。
ウイグルの流儀? この女将さんのお人柄?
なんにせよ、断ったらいろんなレベルのバチが当たりそうな気がしたので、全力で完食してきました。美味しゅうございましたが、ちょっと途中で気が遠くなったのは内緒です。
マンタは、翌日、蒸し器でふかふかに蒸かしていただきました。クミンの効いた羊肉餡がほろほろと。
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お近くならば、ぜひ一度。

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北京 滋養強壮に「羊のサソリ」

ひつじ食

「羊蝎子」は、羊の脊椎の周囲の部位を指す。
見た目がサソリのような形をしていることから、「羊のサソリ」の意味で名付けられた。
北京の老舗「東直門羊蝎子」2号店で総料理長を務める劉文竜さん(38)によると、羊蝎子は300年以上前の清の時代に、現在の内モンゴル自治区付近で食べる習慣が始まった。
低コレステロールのうえ、カルシウムに富み、滋養強壮に効くという。
同店では羊蝎子を水に24時間浸して脊椎内の血や汚れを取り除いた後、約80分間煮込んで脊椎の回りの肉を軟らかくする。
その後、漢方薬が入ったスープに入れ、肉をほぐして食べる。
一口かむと肉汁が口の中に広がり、体がほっと温まってくる。

もりもとさんから、珍しいヒツジ料理の記事を教えていただきました。いつもありがとうございます。
汗を流しながら食べたい感じですね。

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双羊尊を見てきました。

ひつじ食

先日ご紹介した、東京は根津美術館所蔵の双羊尊を、やっと間近に見てくることができました。
ひっそりと。
こちらが、根津美術館の入り口。深閑とした細い通路の先に、広大な庭園がひらけます。
そして、入場券がいきなり双羊尊。
これはかわいい。
ミュージアムショップにも双羊尊グッズが充実。マウスパッドがデザイン的にもかっこいいと思ったのですが、4800円はちょっと……。結局、ミニサイズのクリアファイルと、ガーゼハンカチを購入。ハンカチは、色のバリエーションが豊富でした。お土産用にまとめ買いするのも良いかも。
戦果。 戦果のアップ。
クリアファイルは、リアル柄とデフォルメ柄の二種。デフォルメの絵が、味わい深くて素敵です。
ところで、根津美術館のひつじは殷周青銅器だけではありません。庭園の一隅に石像のひつじがたたずんでいます。
石のひつじ
比較的目につく場所にありましたので、庭園散策がてら探してみるのも一興かと。

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羊一頭食べつくす大宴会

ひつじ食

「羊一頭食べつくす大宴会」
「羊1頭、丸ごと食べつくす大宴会!!4時間飲み放題付き。最低人数40名から承ります。」
その情報を見た翌日、私はお店に電話をかけていました。

カーター卿さんから、デイリーポータルZの特集記事に羊ネタが、とのお知らせをいただきました。
これは! これは、ひつじnewsの永遠の憧れ、羊丸ごと一頭使った宴会の報告記事ではないですか。ああ、心の底からうらやましい。
お店の公式HPを、下に。

羊1頭、丸ごと食べつくす大宴会!!
お一人様 5000円 4時間飲み放題付き。 ※最低人数40名から承ります。
お客様が集合した後、みなさんの前でさばき
そして、焼いたり、煮込んだり、いためたり、蒸したりと調理をします。
お客さま解体作業にご興味のある方は、調理に興味のある方、参加できます(笑)

HPの「メニュー」を拝見すると、少人数で楽しめるモンゴル料理も充実しているようですので、そのうち東京に行ったおりにでも寄ってこようと思います。いやむしろ、これを主目的にでも。

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中国四千年料理ショー(元) 『羊ノ肺ハ見ル、草原ノ夢』

ひつじ食


連心羊肺一具
(心臓のついた羊の肺1個)
「まずは、羊の肺を用意してください」
(中略)
「……元の料理書には、どう血抜きをしろって書いてあるの?」
「気管に口を付けて、血をよーく吸い出せ、やて」

昨日ご紹介した『中国の食譜』には、「山家清供」とともに「居家必用事類全集(きょかひつようじるいぜんしゅう) 飲食類」という元代の料理書も収録されています。こちらについてもお話しようとあれこれ調べていましたら、材料の準備段階で視聴者の九割九分をおきざりにする料理番組「中国四千年料理ショー」にぶつかってしまいました。NHKおそるべし。
せっかくなので、番組のネタ元である「居家必用事類全集 飲食類」の「河西肺」の記事も下に。

河西肺(河西の肺詰)
心臓ごと羊の肺一具を〔水に〕浸してきれいに〔血抜き〕する。
豆粉四両を肉だしの汁でとき、こむぎこ四両を韮汁でとき、これを密三両、酥半斤、松仁(まつのみ)およびあま皮を去った胡桃仁(くるみのみ)十両を細かに擂って滓を濾し去ったものと合わせて攪拌し、その肺いっぱいに詰めて鍋で煮る。
煮えたら大盤(おおざら)に盛ってそのまま宴席に運び、面前で切ってさらに取り分け、肺に詰めきれなかった残りの汁に麻泥(胡麻を搗いて泥状にしたもの)を加えて煮た汁をかける。
これは賜宴のときに作られる。

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モンゴル料理 シュース

ひつじ食

「滋養」という意味をもつことばのまま名づけられた料理が存在する。
それは、塩ゆでしただけのヒツジ肉である。
ヒツジ肉の塊をゆでたままの料理の正式名称は「シュース」であり、まさに滋養の塊を具現している。
「シュース」は結婚式などさまざまな宴会の場面で見かけることができる。
儀式用として、正しい盛り付け方が定められている。基本的には、ヒツジが生きていたときのように置くのが正しい。
右の腿は右に、左の腿は左に、そのうえに腰肉が載せられ、一番上に頭があるというわけで、いわば「姿づくり」ではある。
(略)
『元朝秘史』の巻一二において、チンギス・ハーンの第三子オゴデイが第二代ハーンに即位して治世方針を述べるなかで、駅伝制度について言及するくだりがある。
そこに、駅伝用の乗り継ぎ馬とともに、饗応用のヒツジなどを用意するようにという指示が記されている。
このシュースの語は、漢文文献では「首思」と音訳され、「祗応」と意訳されて登場する。
(略)
盛り付けられたヒツジ肉のなかでもっとも重視されるのは「オーツ」と呼ばれる腰から尻にかけての部分である。
オーツだけを盛り付けるときは、「シュース」とは呼ばれないものの、しきたりに適っていると見なされる。

ずいぶん以前にご紹介したモンゴルの羊料理オーツについて、小長谷有紀の「世界の食文化 (3) モンゴル」より、詳細を追加です。
こちらの本では、さらに、ヒツジ肉そのものについて、このような解説がなされています。

モンゴルの在来種ヒツジは、わたしたち日本人がもっとも慣れ親しんでみかけるような、羊毛を採取するために品種改良されてきたメリノ種ヒツジとちがって、春や秋に自然に大量に脱毛して生え変わり、自分自身で衣替えをしている。
そして、中央アジア原産のネギ類やニラ類を食べて、自分でハーブ添えをしている。
そして、一定の狭い場所に囲われていないので、臭い匂いも付かず、ストレスともおそらく無縁であろうと期待される。
動物として生きる環境全体がこのように確保されることによって、ヒツジ肉のうまさは保たれている。

なんというか、夢のような。

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1人で13人前! 大鍋ジンギスカン

ひつじ食

直径70cmの大鍋で、13人前ののたれつきジンギスカン肉の大食いに挑戦するお客
 札幌市の松尾ジンギスカン札幌店が、一時間の制限時間内に一人で十三人前のたれつきジンギスカン肉(約二・三キロ)を食べ切る「デカ盛りチャレンジ選手権」を開催している。
 テレビのバラエティー番組で、直径七十センチある同店名物の「ジャンボ鍋」が紹介されたのがきっかけ。芸能人三人が二十分足らずで、計三十九人前を平らげたのを見て、「地元の人にも大食いにチャレンジしてほしい」と企画した。一時間以内に完食すると無料。食べ残した場合は、通常料金の約半額三千五百円を支払う。
 挑戦者第一号は札幌市の専門学校生、中野さん(19)と中村さん(19)。朝、昼食抜きで二十六人前に挑んだ。初めは勢いよく肉をパクついていた二人だったが、三十分すぎからペースダウン。残り十五分には「あごが疲れてもう動かない」と苦悶の表情になり、結局五人前を残してギブアップした。

まいうー?
12月17日の中日新聞朝刊より。松尾ジンギスカンのHPではもう終わったことになっているんですが、まだやっているんでしょうか。

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女真族の料理 「全羊席」

ひつじ食

女真族の伝統料理には「全羊席(チュワンヤンシー)」があった。これは文字通り、羊を丸ごとだした席であり、「煮全羊(ヂュチュワンヤン、羊の丸煮)」というメニューで金王朝に有益なお客に限って調理させたようだ。
料理法は、子羊の毛と内臓をとり、頭と尾つきで香辛料を加えて丸ごと煮る。宴席には一卓に一頭を割り振った、といわれる。お客は、各自の小刀とフォークを使って肉を切り取り、用意された塩、醤、酢を好みでつけて食べる。
(略)
また、湯菜(タンツァイ、スープ料理)としての「冷羹(ロンゴン)」もあった。厳寒の季節、トロトロに煮た羊肉のスープは冷めると煮凍(にこごり)となる。この「煮凍」を冷羮として皿に盛ったのだ。これは羊の羮であるから「羊羹」である。
小豆をつぶして寒天で煮固めた日本の「羊羹」の名はこれがルーツ、という説がある。

金王朝を建国した女真族の、南宋の使節を饗応する場合などに用意された羊料理です。ともに羊肉を好む民族だったようですね。

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「カフェ・ド・天竺」のマトンカレー

ひつじ食

マトンカレーのランチセット  「カフェ・ド・天竺」外観
八月に入ったばかりだというのに、いきなり夏バテ中のひつじnewsです。
こんなときはスパイシーなものを食すに限る、というわけで、カレーを食べて参りました。
名古屋は丸の内にある、インド料理店「カフェ・ド・天竺」。カレーの種類はたくさんありましたが、もちろんマトンカレーを注文ですよ。
骨付き肉がごろっと入ってるんですが、これがスプーンでほろほろ崩れる。あと、焼きたてのナンが美味。辛さは六種類から選べるので、お子様から「カレーは火を吐くくらいでないと!」ってかたまで安心です。日本人よりきれいな日本語を話す看板マダムもオススメ(…オススメ?)。
カフェ・ド・天竺

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シェパード・パイを作ろう。

ひつじ食

ラムひき肉 300g     たまねぎ 1コ
じゃがいも 3コ       タイム 適宜
小麦粉 大さじ1      牛乳 適宜
塩、コショウ         バター
チェダーチーズ
作り方
 1) じゃがいもはよく洗い、皮つきのまま茹でる。急ぐ時は、4つくらいに切るといい。
 2) たまねぎをみじん切りにし、バターで炒める。火が通ったら、ラムひき肉を入れてさらに炒め、小麦粉を振り入れ、タイム、塩、コショウで味を整える。
 3) マッシュポテトを作る。 じゃがいもが柔らかく茹で上がったら、鍋のお湯だけ捨てる。 中火にして鍋を揺すり、水分を飛ばす。マッシャーなどでじゃがいもを潰し、牛乳とバターを少しづつ入れて、好みの硬さになるように練る。
 4) オーブン用の皿にバターを塗り、2)のラム肉を敷く。 平らにならして、その上にマッシュポテトをかぶせ、これも平らにならす。 卸したチェダーチーズをまんべんなく振りかける。お皿の上にチーズおろしをもってきて、おろしながらかけると早い。
 5) 220度の熱したオーブンに入れて、様子を見ながら焼いていく。20?30分くらい、チーズとポテトに焼き色がつき、中まで暖まったら、できあがり。

というわけで、羊飼いのお弁当に名の由来を持つ、シェパード・パイを作ってみました。
いただきます。
具をふやすと面倒そうですが、この本のレシピなら、わりと気軽に作れます。冬の午後に、ぜひ焼きたてあつあつを。

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