あらゆる種類のヴィジョンやスタイルをもつ“独自で特異な”作品群が選出されることで知られる、カンヌ国際映画祭「ある視点部門」。
1998年の導入からまだ歴史は浅いものの、キム・ギドク、ロドリゴ・ガルシア、ホン・サンスなどの名だたる監督たちがグランプリを獲得し、その才能を世界へ知らしめてきた。
そして、第68回を迎えた同映画祭「ある視点部門」からまたひとつ、世界をざわつかせる鬼才が輩出された――北欧アイスランドが生んだグリームル・ハゥコーナルソン。
力強く雄大な自然を舞台に、40年間不仲の老兄弟と羊の“絆”と“愛”を独特の切り口で描いた本作。
生きものたちの日常的な風景が、とある事件で一変。
一気に窮地に追い込まれてしまった人間の意地と覚悟が可笑しみたっぷりに映し出される。
acoaco様から、12月公開のアイスランド映画について教えていただきました。ありがとうございます。
「ひつじ村の兄弟」(英題「RAMS」)。12月19日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開とのこと。
美しい風景の数々に惹かれますね。今から冬が楽しみです。