羊木?纈屏風

ひつじグッズ

今年が未年であることにちなみ、正倉院宝物の一つである「羊木?纈屏風」から、羊と樹木の部分を取り上げています。
羊木?纈屏風は、上端には花喰い鳥、中央には羊と樹木、下段には山岳を配した、ササン朝ペルシャ風の構図となっており、樹木の幹には2匹の小猿、山岳中には立ち止まって見返る1匹の仔鹿が表されています。
この屏風に描かれている羊の大ぶりの巻き角や、連珠文様の胸帯をかけている姿態は、エジプトのアンチノエ発見のササン朝期の羊文錦と通じるところがあるともいわれています。
下端には「天平勝宝三年十月」(天平勝宝3年は751年)と墨書があり、当時の税(租庸調)の一つである調のあしぎぬの銘識の一部ではないかといわれています。

羊木?纈屏風 切手
切手趣味週間にちなむ80円郵便切手(ゆうびんホームページ)

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