アードマンスタジオの羊の作り方

ひつじ話

羊一匹のための工程
1) アルミの針金を同じ長さにねじったもので、足を作る。
2) その先端に、円形に加工した金属プレートをビス止めして取り付け、安定性を高める。
(略)
8) ひづめより上の足の部分は、頻繁に動く箇所なので、針金の足には粘土を巻き付ける。
9) ひづめの部分は動かないので、ひづめより上と同じ色に調整したゴムを巻き付け成形する。
(略)
12) 本物の羊の毛皮の、毛羽立った部分をメスでカットする。
13) 先ほど形を整えたウレタンの胴体に、隙間なく毛皮を貼り込んでいき毛先を整える。
14) 劇中で表情を変えるための差し替え用まぶたを、あらかじめ樹脂で制作しておく。
15) まぶたを目にのせて完成。

なにを今更ではありますが、「ひつじのショーン」はクレイアニメです。クレイアニメを作るというのがどういうことか、目の当たりにできるページが、アードマン・アニメーションズのファンブックにありました。しかも羊で。これでも工程の少ないほうらしいですよ?

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豊平区のキャラクター 「めーたん」

ひつじ話

めーたん
代表的景勝地「羊ケ丘展望台」のかわいらしい羊をモチーフにしたキャラクター。
街の魅力や楽しいことの発見に関しては、フットワークが軽いらしい。
名前の由来   名探偵みたいな服で羊だから

札幌のキャラクターについては、以前から思うところはあったのですが、こんな子もいたのですね。迷わない羊探偵。家は羊ケ丘展望台周辺らしいです。周辺……?

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世界32カ国から羊飼いが結集、移牧の権利訴え マドリード

ひつじ事件

マドリード──スペインの首都マドリードで9日、羊飼いが「移牧」の権利を訴え、数千頭のヒツジたちとともに市内を練り歩いた。第15回目を数える運動で、今年は世界32カ国から、仲間の羊飼いが結集。権利存続のための訴えに協力した。
「移牧」とは、季節ごとに家畜を牧草のある場所などに移動させて飼育する牧畜形式のひとつ。スペインでは古くから行われており、800年前から移牧に使われる道が、国内を通っている。
しかし、古くからある道も都市化が進むにつれて、家畜が通りにくくなっている。特に、首都マドリード市内を南北に走り、プエルタ・デル・ソルがある道は、交通量や観光客が多いことから、家畜が通れる状態ではない。
世界から集まった羊飼いらは、スペイン国内約12万5000キロの道で移牧が出来る権利を訴えると同時に、都市化が進んで世界各地で消えつつある伝統の理解を求めた。

マドリードの羊たち
何千頭もの羊が騒がしい行進を上演したとき、中央のマドリードの街の人々は日曜日に珍しい行列を見ました。
マドリードの羊たち
彼らのひとりに、特に挑戦的なタスクがありました–強情な羊を折り目へ引きずり返すことによって、法と秩序とランクの統一を維持してください。

と、いうわけで毎年恒例のマドリードひつじ祭りです。
昨年の記事はこちら。(リンク先から動画も見られます)
……日本でもやってもらえませんかね。

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ブリューゲル 「人間嫌い」

ひつじ話

ブリューゲル「人間嫌い」  ブリューゲル「人間嫌い」(部分)
フランドル語による銘文には次のように書かれている。「この世が不実だから、私は喪に服す」。この絵の教訓はこのような厭世的思考ではいけない、世界の困難に立ち向かうべきであり、それらに対する責任を放棄してはならないというものである。
(略)
彼は背景の羊を守っている羊飼と比べられている。その羊飼は、純真さで、義務に対する正直さで、また、彼に課せられたものに対する責任感の強さで、人間嫌いよりもずっと高潔なのである。

ピーテル・ブリューゲルの「人間嫌い」です。ブリューゲルは、他に「イカロスの墜落のある風景」をご紹介しています。

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ブルネレスキとギベルティの「イサクの犠牲」

ひつじ話

ブルネレスキ「イサクの犠牲」  ブルネレスキ「イサクの犠牲」(部分)
ギベルティ「イサクの犠牲」  ギベルティ「イサクの犠牲」(部分)
 1401年フィレンツェの毛織物商組合は、フィレンツェ大聖堂のファサードに面したサン・ジョヴァンニ洗礼堂にブロンズの門扉を寄進することを決め、その制作者を決めるためのコンクールを実施しました。
(略)
 コンクールの課題は旧約聖書からとった「イサクの犠牲」でした。
(略)
 ブルネレスキとギベルティの二人のコンクール提出作品は、現在もフィレンツェの国立バルジェロ美術館にのこされていますが、ギベルティの作品が均斉のとれたむしろゴシック的端正さをもっているのに対して、ブルネレスキの作品は激しい動きをもったドラマチックな表現で、当時としては革新的なものでした。

上がフィリッポ・ブルネレスキ、ふたつめのがロレンツォ・ギベルティの、ブロンズの「イサクの犠牲」です。
「イサクの犠牲」については、プリンストン大学美術館のカラヴァッジオウフィツィ美術館のカラヴァッジオバルトロメオ・マンフレーディ後日談(?)などをご紹介しています。

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ひつじ寝テラピー

ひつじグッズ

立ち寄った100円ショップでこんなものが売られていました。
定価は750円らしいです。

ひつじ 寝テラピー ひのき
ひつじ 寝テラピー ラベンダー

もちろん買ってきました。

ひつじ 寝テラピー

開けるとこんな感じ。35cm×8.5cmと結構大きいです。枕用ですしね。
なかなかいい顔のひつじです。

ひつじ 寝テラピー ひのきひつじ 寝テラピー 鼻スッキリミント
●マイナスイオンと天然精油のアロマテラピー効果で快適睡眠。2つの香りが新登場。
●香料をマイクロカプセルで包んでいるので、使用開始から終わりまで穏やかに芳香します。
●寝返りを打つたびに、ほのかに香ります。

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ひつじグッズよりどり

ひつじグッズ

ふわふわの毛がまるで本当のひつじさんのよう 
ベビーを抱っこするママも癒されそうなこのおくるみ

ブーフーウー ひつじおくるみ 某CMのたらこのようにも見えますがひつじです。たぶん。

ブーフーウー ひつじおくるみ


かわいいひつじのヘアゴムです 
巾 約3cm

ひつじゴム 髪にもワンポイントで。

ひつじゴム(2コ)


■重さ 
1個 約5g  
■玉の大きさ 
直径 約12mm?13mm

とんぼ玉 【ひつじ】ストラップ 確かにひつじなのですが、鼻面のあたりが間違っているような……。

とんぼ玉 【ひつじ】ストラップ

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ひつじのショーンが帰ってくる (Shaun the Sheep is Back)

ひつじ話

いったん終了になった「ひつじのショーン」ですが,
下記のとおり英国では新シリーズの放映が9月3日から開始されたようです.
このメイルは8月30日に”Shaun the sheep Newsletter”で受け取りました.
(半年でこの1通のみです.このマイペースさもひつじなのでしょうか???)

kjさまより、ひつじのショーンの新シリーズが始まっている(らしい)とのご連
絡をいただきました。

ひつじのショーン ニュースレター

じつは8月30日にひつじnewsにもこのニュースレターは届いていたのですが、不覚にもさらっと目を通したきりすっかり忘れておりました。ご指摘ありがとうございました。

The BBC have confirmed the following show times for the new episodes of Shaun the Sheep for the next 2 weeks:
CBBC ON BBC ONE
Every day from Monday 3rd Sept – Friday 7th September at 4.10pm
Every day from Monday 10th Sept – Friday 14th Sept at 4.10pm

と、いうことらしいです。毎日……?
気がつけばひつじのショーン DVD-BOX1まであと一ヶ月に……。20話収録なので、どうやら2も出るようです。

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オドリコ 「東洋旅行記」

ひつじ話

   第三十一章
   一頭の子羊大の獣が生れるというメロンについて。
 (略)
 その話というのはカデリと呼ばれる大王国のことで、其処にはカスピ山脈と呼ばれる山々があり、其の地に非常に巨大なメロンが生ずると云われている。
 このメロンが成熟すると割れて、その中に一頭の子羊ほどの大きさの小動物が見られるという。それゆえメロンには果実と、その中の小さな肉とをもっていることになる。

植物羊に関する記録として、マンデヴィル「東方旅行記」と並んで紹介されることの多い、オドリコの「東洋旅行記」です。というか、同じ記述ですね。
植物羊関係では、この他に、ホイジンガ「中世の秋」ヘンリー・リー「スキタイの子羊」南方熊楠「十二支考」澁澤龍彦「幻想博物誌」「和漢三才図会」ボルヘス「幻獣辞典」タカワラビの根茎レオ・レオーニ「平行植物」「幻想図像集 怪物篇」などをご紹介しています。

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「イサクの犠牲」の羊のその後

ひつじ話

『創世記』の第二十二章十三節でエホバはアブラハムに、アブラハムの息子イサクのかわりに生贄に供するようにと一頭の雄羊を提供している。
ユダヤの民話によると、その雄羊は天地創造の第六日目に茂みの中で捕えられて、アブラハムとイサクがやってくるのを待っていたのだということになっている。
この聖なる雄羊の骨を使ってユダヤ教の至聖所の土台が築かれ、雄羊の血管はダヴィデ王のハープの絃線となり、皮はエリアのベルトとガードルに造り変えられ、左の角は、モーゼがシナイ山で使った吹奏楽器ショーファーとなり、右角は予言者エリアが救世主の到来を告げるためにモリア山で吹くショーファーとなったという。

「イサクの犠牲」の羊については、カラヴァッジオの絵と共に創世記の該当部分をご紹介しておりますが、なんだか大変な後日談があったようです。

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「砧」

ひつじ話

羊のあゆみ隙のこま。羊のあゆみ隙の駒。
移り行くなる六つの道。
因果の小車の火宅の門を出でざれば。
回(めぐ)り転(めぐ)れども生死(いきしに)の海は離るまじやあぢきなの浮世や。
※注解
人は時には早く時には遅く六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)をめざして因果の車に乗ってこの火に包まれた迷いの現世の門から出ていくのでなければ。

 「観世流・声の百番集 27 砧」 

「砧」から、クライマックス近くの地謡です。
ここでの「羊」は、幸田露伴の「羊のはなし」「十二類絵巻」羊の歩みのお話でご紹介した、古い時代のひつじイメージである、「無常」を意味しているようです。

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ラ・フォンテーヌ 『寓話』より「羊飼になったオオカミ」

ひつじ話

     羊飼になったオオカミ
近隣のヒツジたちに
いくらか知られてきたあるオオカミは、
はかりごとを用いて、
新しい扮装をしなければならない、と考えた。
かれは羊飼の衣装をつけ、外套を身にまとい、
棒きれを杖にして、
風笛も忘れない。
(略)
ぺてん師はかれらをそのままにしておいて、
ヒツジたちを自分の棲処へひっぱっていけるように、
衣装のほかに、ことばを用いようとした。
それが必要と考えたので。
が、それがことをぶちこわした。
かれは羊飼の声をまねることができなかった。

ジャン・ド・ラ・フォンテーヌの寓話詩から、「羊飼になったオオカミ」です。羊飼いに化けてヒツジたちに近づき、その声のためにたくらみがあばかれ、着込んだ外套のために逃亡にさえ失敗するオオカミのお話。「オオカミはオオカミらしくふるまえ。」という教訓が最後につくのですが、そう言われても。

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