対戦格闘ゲーム「鉄拳6」の隠しステージに羊が出てくるという情報を、える様よりいただきました。ありがとうございました。
4:27?6:30あたりをごらんいただければと思いますが……ヨーデルをBGMに羊がくるくる回りながら空を舞ったりしています。なぜか逃げずに跳ね飛ばされ続ける羊たちをご堪能ください。
BGMのヨーデルだけをもっと堪能したい方はこちらでどうぞ。→【31分耐久】鉄拳6BR 羊ステージBGM
「鉄拳6」 隠しステージで羊が蹴られて空を飛ぶ
シャルル=フェルディナン・セラマノ 「羊の番をする羊飼い」
シャルル=フェルディナン・セラマノ 1829―1909
ベルギーに生まれ、生涯のうち40年以上をバルビゾン村で過ごしたバルビゾン派の画家。
共に学んだ画家、シャルル・ジャックの助手を務めていたこともあり、その画風に追随している。
風俗画、風景画を手がけたが、特に羊を描いた絵画がよく知られている。「山寺後藤美術館所蔵ヨーロッパ絵画名作展?宮廷絵画からバルビゾン派へ?」
先日のシェノー「バルビゾンの野の羊飼いと羊の群れ」に続いて、山寺 後藤美術館の所蔵品を。「森外れの羊飼いと羊」をご紹介したことのあるシャルル=フェルディナン・セラマノの、「羊の番をする羊飼い」です。羊たちの動きに味があって良いですね。
セラマノやシェノーに影響を与えているシャルル=エミール・ジャックについては、こちらでまとめてどうぞ。
動物で回文を
村役場にバクやラム ムラヤクバニバクヤラム
「これこそ私たちが求めていた1冊です!」――全日本逆立ち倶楽部
※上記の団体は2003年末時点では存在を確認されておりません
動物の名前を使った回文集です。
ジャン=フェルディナン・シェノー 「バルビゾンの野の羊飼いと羊の群れ」
ジャン=フェルディナン・シェニョー 1830―1906
(略)
1858年以降バルビゾン村に定住、フォンテーヌブローの森などを描くほか、ミレー、テオドール・ルソー、シャルル・ジャックらの影響を受けて、平原の薄明の中に放牧される羊の群れや農夫を主題とした絵画を数多く制作した。「山寺後藤美術館所蔵ヨーロッパ絵画名作展?宮廷絵画からバルビゾン派へ?」
「羊飼い」や「フォンテーヌブローの森の羊飼いと羊」、「夕暮れ」などをご紹介している、ジャン=フェルディナン・シェノーの「バルビゾンの野の羊飼いと羊の群れ」です。
ミレー 「リュウ・バイイの農場」
「ミレー展 「四季」アース色のやさしさ」カタログ
ジャン=フランソワ・ミレーのパステル画です。りんどう湖ファミリー牧場美術館蔵。
これまでにお話しているミレーについては、こちらで。
キリムの羊の角文様
羊の毛で、質がいちばんいいのは、去勢した雄羊の毛だそうです。
ついで雌羊の毛、そして去勢していない雄羊の毛という順番になります。
(略)
その質のいい毛で織り上げたキリムはしなやかで、シワができにくく、床に広げるとスルスルと走り、床に吸いつくようにピタリと収まります。
(略)
羊の角の文様は、キリムのなかでは財産、富、繁栄を表しているといわれています。
同時に男らしさ、勇敢さ、雄の生殖力の象徴であるともいわれます。
遊牧民の女性たちは、キリムにこの羊の角の文様を織り込むことで、羊がどんどん増え、羊毛がたくさん取れ、暮らしが楽になること、さらには自分たち一族の富が大きくなり、繁栄していくことを願ったのでしょう。
これももうずいぶん前に、キリムの羊の文様についてお話をしたことがあるのですが、具体例をご紹介しそこねたままでしたので。
こちらのキリムでは、中央の細長いミフラーブ文様の両脇に、羊の角の連続文様が配されています。