メーテレキャラクター「ウルフィ」が、栄に座ってました。

ひつじ春夏秋冬

メーテレこと名古屋テレビのマスコットキャラクター「ウルフィ」については、ずいぶん以前にご紹介したことがあるのですが、

ウルフィは、デジタル放送が始まった2003年生まれ。
背中にファスナーが付いた、羊の皮をかぶった狼です。
歩いたり、大きな口を開けたり、跳んだりしますが、年齢も家族も棲む家も、その実態は謎。

先日、街なかでインパクト大な物件を見かけてしまいましたので、あらためて。
ookamimo140131no3.jpg
こう、オアシス21広場のまんなかになにかあるなと思って近づいたら、
ookamimo140131.jpg
巨大ウルフィでした。背中のファスナーもがっちりついてました。
ookamimo140131no2.jpg
オアシス21の銀河の広場で異彩を放ってましたので、お近くならば、一度ぜひ。

記事を読む   メーテレキャラク ...

「十二支のはじまり」

ひつじグッズ

hajimari140130.jpg
みちくさを くっていたのは、 ウマとヒツジ。
タツを みて、 ようやく ようじを おもいだし、
ぱっか ぱっか、 ひゅん ひゅん、 おもいきり はしって、
7ばん ウマ、 8ばん ヒツジになりました。

一月も末ではありますが、十二支をモチーフにした絵本を。高谷まちこ文・絵、「十二支のはじまり」です。
これまでにお話している十二支関連の記事は、こちらで。

記事を読む   「十二支のはじまり」

レッドブルCM 「オオカミ編」

ひつじ画像・映像

redbull140127.jpg
レッドブル 翼をさずける - オオカミの群れに囲まれた羊、レッドブルがあれば、何も怖くない!

栄養ドリンク「レッドブル」のTVCM「オオカミ編」がおもしろいとのこと、K&T様からお知らせいただきました。ありがとうございます。
「翼をさずける」という、なんだかちょっと神々しいキャッチコピーが耳に残りますね。オオカミだってこの通りです。

記事を読む   レッドブルCM 「オオカミ編」

鳥と羊の頭部のフィブラ

ひつじ話

fibula140125.jpg
fibula140125bubun.jpg
パネンスキー・ティーネツ、ロウニ、ボヘミア、チェコ
ブロンズ、長さ10.2センチ、高さ2.6センチ、幅3.2センチ、重さ40.81グラム
おそらく紀元前4世紀第2四半世紀に北イタリアで制作され、ボヘミアにもたらされたと推定される。

 「古代ヨーロッパの至宝 ケルト美術展」カタログ 

紀元前4世紀のフィブラです。

記事を読む   鳥と羊の頭部のフィブラ

カカオ豆に似たなにか。

ひつじ話

チョコレートは、まずスペイン、それからイタリア、フランダース、そしてイギリスで飲まれるようになった。
最初はスペインの独占であった。1579年オランダの海賊船がスペイン船を捕らえたが、積んであったカカオ豆をみて、羊の糞といって、海に投げ捨てたことからも、その当時、カカオについての認識がなかったことがわかる。
しかし、17、8世紀にチョコレートの要求が高まるにつれて、フランスやオランダがその独占を崩しにかかった。

ウィキペディア内 チョコレートの歴史 及び ホット・チョコレート

季節柄というにはやや早い気もしますが、チョコレートのお話です。
ヨーロッパにおけるチョコレートの歴史は、16世紀のスペインによるメソアメリカ征服から始まりました。
薬効への期待やキリスト教聖職者たちによる愛用、王室間の結婚などによって広まっていきましたが、初期のころには、ずいぶんもったいないことが起きていたようです。なんてことを。

記事を読む   カカオ豆に似たなにか。

ポルトガル王宮の湯沸

ひつじ話

yuwakasi140120.jpg
yuwakasi140120bubun.jpg
湯沸(一式)
フランソワ=トマ・ジェルマン(フランス) 1762年
ポルトガル王宮の豪華な食器セットには、形態に優れた華麗な銀製正餐用食器一式のほかに、18世紀のヨーロッパで流行したエキゾティックな飲み物(茶、コーヒー、ココア)を喫するための食器が含まれている。

 「ポルトガル―栄光の500年展」カタログ 

18世紀、ポルトガル王宮のために作られた湯沸です。スタンドの三脚部分が羊。

記事を読む   ポルトガル王宮の湯沸

「子ヒツジかんさつノート」

ひつじ話

スノーウィはまっ白で小さな子ヒツジだった。
おかあさんが病気にかかったせいで、予定よりはやく生まれてきたということだ。
「かわいそうに、スノーウィのおかあさんは死んでしまったんだ。だからいまは、ぼくたちの手で育ててるんだよ。ミルクは哺乳ビンを使って飲ませるんだ」
マンディは目をぎゅっとつぶっていのった。
スノーウィを見てしまったいま、ほかのどの動物よりも、この子の担当になりたい!

ルーシー・ダニエルズの児童文学「こちら動物のお医者さん」シリーズの一冊、「子ヒツジかんさつノート」です。
動物が大好きなマンディは、農園での校外学習で子ヒツジの世話をすることになるのですが……? 引用は、無邪気で愛らしい子ヒツジ「スノーウィ」との出会いの場面。
こちらの本は、ak様に教えていただきました。ありがとうございます。

記事を読む   「子ヒツジかんさつノート」

シャルル=エミール・ジャック 「家畜小屋の羊と鶏」

ひつじ話

niwatori140114.jpg

 「ミレーとバルビゾン派の世界」展カタログ 

シャルル=エミール・ジャックの「家畜小屋の羊と鶏」を。
ジャック、及びバルビゾン派はずいぶんご紹介しております。ジャックはこちら、バルビゾン派についてはこちらでぜひ。

記事を読む   シャルル=エミー ...

ロシアで、オオカミとクマが人里に出没

ひつじ事件

ロシアの一部地方の田舎に、人、家畜、番犬を襲う野生動物が出没している。
(略)
カムチャツカでは今年、冬眠しないクマが急増。すでに3人がクマに襲われて死亡し、2人が重傷を負っている。
とはいえ、主に襲われているのは家畜と家 禽。
地元の研究者や狩猟者は、クマが空腹で冬眠できないと考えている。
カムチャツカでは今年、河川の魚も、森林の漿果(しょうか)も少なかった。十分に脂肪を蓄えることができなかったために、いまだに活動しなければならない状態なのだ。
カムチャツカ政府は冬眠が始まるまで、クマの射撃を許可。すでに140 頭が殺された。
バシコルトスタンでも10月半ば、きのこ採りをしていた人がクマに襲われて死亡した。
深夜の街に出没するオオカミも恐れられている。一番狙われやすいのは、家の庭で鎖につながれ、逃げることのできないペットのイヌ。
コミ共和国では3匹のイヌ、カリーニングラード州では35頭のヒツジと20頭の家畜、トゥヴァでは15頭の家畜、ウクライナのルハーンシク州では9頭のヒツジがオオカミに食べられた。
地元住民によると、人の暮らす集落で家畜が襲われるのは初めてだという。

ak様から、「ロシアNOW」の記事をお知らせいただきました。ありがとうございます。日本でも野生の熊が町に出没するのは大事件ですが、こちらはことに厳しい事態になっているようです。

記事を読む   ロシアで、オオカ ...

トマス・ゲインズバラ 「犬と水差しと少女」

ひつじ話

syoujo140109.jpg
syoujo140109bubun.jpg

18世紀イギリス、トマス・ゲインズバラの「犬と水差しと少女」です。
これまでにご紹介してるゲインズバラは、こちらで。

記事を読む   トマス・ゲインズ ...

司馬遼太郎 「モンゴル紀行」

ひつじ話

白い包のむれもあり、緑と茶の単調な色面のなかに、まれに胡麻をびっしり撒いたような色彩もみられる。かすかに動いているらしい。よくみると、羊群であった。
高原へは、なおのぼり傾斜なのかどうか。大地の起伏がはげしく、その一つ一つは山や谷といっていい。山は風を受ける斜面はあらあらしく赤茶けていて、一方、風の裏側の斜面は、いかにも人間をやわらかく許容する緑である。その緑の斜面へ羊群が面をなしてのぼってゆく。
(略)
「これは、何のにおいですか」
と、ツェベックマさんをふりかえった。彼女は馴れているせいか、私の質問をちょっと解しかねる表情をした。が、やがて、
「ゴビの匂いよ」
と、誇りに満ちた小さな声でいった。
人さし指ほどの丈のニラ系統の草が、足もとでごく地味な淡紫色の花をつけている。それがそのあたり一面の地を覆い、その茎と葉と花が、はるか地平線のかなたにまでひろがっているのである。
その花のにおいだった。空気が乾燥しているため花のにおいもつよいにちがいなく、要するに、一望何億という花が薫っているのである。
「羊の好物」
と、ツェベックマさんがいった。

司馬遼太郎の「モンゴル紀行」から、それぞれウランバートルとゴビ草原での一場面を。

記事を読む   司馬遼太郎 「モンゴル紀行」

ルーラント・ロッホマン 「旅人のいる山岳風景」

ひつじ話

tabibito140105.jpg
tabibito140105bubun.jpg
銅版画家ヘンドリック・ランベルツゾーン・ロッホマンとマーリア・サーフェリーの息子。
おそらく大伯父のルーラント・サーフェリーに因んで命名されたのであろう。

 「17世紀オランダ風景画展」カタログ 

17世紀オランダ、ルーラント・ロッホマンの「旅人のいる山岳風景」を。
引用の解説にあるルーラント・サーフェリーについては、こちらでご紹介しています。

記事を読む   ルーラント・ロッ ...

「ビーグル号航海記」

ひつじ話

この牧場に滞在中、当地にいる牧羊犬を見聞したことが楽しかった。
遠乗りをすると、人家や牧童から何マイルも離れたところで、一、二匹の犬に護られた羊の大群をふつうに見かけるのだ。
ここまで堅固な信頼関係がどうやってできあがったのか、知りたくなることもしばしばだった。
犬の躾けかたは、まず子犬のうちに母親から離し、将来の仲間たちといっしょにするのが肝心である。
牝羊を一日に三、四回子犬にあてがって乳を吸わせ、羊小屋に羊毛の寝床をつくっておいてやる。
ほかの犬や家族の子どもたちとは絶対に遊ばせない。
さらに、子犬を去勢してしまうのが通常のやりかただ。
そうすると、育ったあとでほかの同類に関心をほとんど示さなくなる。
ここまで躾ければ、犬は羊の群れから離れようとしなくなる。
別の犬が主人である人間を護るのとまったく同じように、牧羊犬たちは羊を護る。
わたしが羊の群れに近づくと、犬がすぐ吠えはじめ、羊たちも最年長の一頭のまわりに集まるかのように犬のうしろにかたまる光景は、おもしろい見ものである。

あけましておめでとうございます。本年も、ひつじnewsをよろしくお願い申し上げます。
さて、ことし最初のひつじ話は、チャールズ・ダーウィンの「ビーグル号航海記」から。最近出たばかりの荒俣宏による新訳版より、「第8章 バンダ・オリエンタルとパタゴニア」の中の一場面を。
ダーウィン関連、といって良いのか微妙ですが、「世界を旅した女性たち―ヴィクトリア朝レディ・トラベラー物語」をご紹介したことがありますので、こちらもご参考にぜひ。

記事を読む   「ビーグル号航海記」

PAGE TOP