カレル・チャペック 「ユライ・チュプのバラード」

ひつじ話

明け方近くになって酒場の表に出ると外はものすごい寒さで、雪がぱりんぱりんに凍り、ガラスがぶつかり合うかのような鈴の音をたてるほどでした。

するとどうです、そのけちな安酒場の前には例のウクライナ人がカルパチア山麓人特有の民族衣装の白いズボンに白い雪ぐつをはき、白い羊の毛皮にくるまって立っていました。

(略)

こうして、やがて村長はわたしたちをふたたび自分の住まいへ招きました。

すると、そこには、すでに毛皮を着た十一人の男たちが集まっていました─この羊の毛皮がどんなに臭うか、みなさん方にはとても想像できないでしょうよ。

ですから、そこにはなんとなく陰鬱で、旧約聖書の世界を思わせる古色蒼然とした厳粛な雰囲気が支配していました。

「ありふれた殺人─カレル・チャペック短編集3」

 

カレル・チャペックの短編集から。

山奥の寒村から吹雪をおして憲兵のもとへ現れた男は、自らを殺人犯と名乗ります。命をかけた自首の意味するものはなんだったのか。

カレル・チャペックは、以前、「オランダ絵図」をご紹介しています。ご参考にぜひ。

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ジャン=ルイ・ド・マルヌ 「水車小屋」

ひつじ話

「馬 華麗なる友 馬と人間の美術史」展カタログ

18世紀の動物画家、ジャン=ルイ・ド・マルヌの「水車小屋」を。

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おかざき世界子ども美術博物館、「木のどうぶつたち」展。

ひつじ話

愛知県岡崎市、おかざき世界子ども美術博物館まで、彫刻展を見に行ってまいりました。

 

この展覧会では、「生きる」をテーマに、はしもとみおさんが一本の丸太から生み出した、今にも動き出しそうなほど本物そっくりの動物たちが大集合します。

期間 平成29年4月22日(土)─6月25日(日)

休館日 毎週月曜日

開館時間 9時─17時(入館は16時30分まで)

岡崎市公式HP おかざき世界子ども美術博物館

内 はしもとみお彫刻の世界展 木のどうぶつたち

写真撮影可とのことで、もう大喜び。等身大の子ヒツジさんを撮りまくってきましたとも。

触っても良い作品も置かれていたのですが、こちらの子ヒツジは禁止。じっと眺めていると、毛皮のもこもこした質感があまりにみごとなので、そのうち鳴くか動くかするんじゃないかと、おかしな想像をしてしまいました。

心に残る展覧会です。ぜひ。

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イギリスで、ヒツジ救出劇。

ひつじ事件

TBSNEWS 5月5日付記事

ak様から、イギリスでのヒツジ事件を教えていただきました。ありがとうございます。

岩場の隙間に落ちているのを、クライミングに来ていた人が見つけた由。無事でよかった。

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Eテレ「時々迷々」オープニング。

ひつじ画像・映像

Eテレの小学生向け道徳番組「時々迷々」のオープニングでヒツジが踊っているとのこと、羊の森さまに教えていただきました。ありがとうございます。

物語では主人公がさまざまな誘惑に直面します。そこで「道徳的」葛藤にさいなまれながら、「やっちゃいけないこと」をやってしまい、やがて足元をすくわれる主人公たち・・・そんな姿を全国の小学生に、自らに引き寄せて考えてもらい、時に苦~い気持ちで見ていただけたらと思います。

「時々迷々」公式HP

番組紹介が、深いです。でもオープニングは、覚えて一緒に踊りたくなるようなダンスです。

出演者の片桐はいりさんと、迷える小学生の姿をしたヒツジたちが、30秒間踊りっぱなし。

毎週金曜日の9時25分から15分間の放送です。

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