ツュンベリー 「江戸参府随行記」

ひつじ話

バタビアから毎年当地に運ばれてくる子牛、雄牛、豚、山羊、羊、雄鹿などの家畜が、まず船からおろされた。日本ではこのような家畜を手に入れ屠殺することはできないので、ヨーロッパ人は、相当数を船で運んで来ざるを得ない。一部は商館の新鮮な食料用であり、一部は帰帆での食料用である。

家畜は出島の家畜小屋にずっと繋がれている。小屋は、夏は開放され、冬は閉じられている。家畜には草や葉を与える。その草葉は日本人の作男が日に三度、長崎の町周辺から集めて持ってくる。冬期の主な家畜飼料は穀類、樹の小枝そして古い藁である。

(略)

羊や山羊はいない。山羊は耕作地を滅茶苦茶にしてしまうし、当地では木綿や絹が羊毛の代用をはたしている。私のオランダ商館滞在中に、数人の日本人が何頭かの羊を連れて出島にやってきたことがある。何年間も預かっている羊であるという。預けたのはバタビアへの旅に出たあるオランダ商館長であるが、とうとう商館長は戻ってこなかったのである。

「江戸参府随行記」

18世紀スウェーデンの博物学者カール・ツンベルク(ツュンベリー)による、江戸期の日本滞在記から。出島で飼ってるんですね、ヒツジ。

なお、ツュンベリーと交流のあった桂川甫周、出島の三学者の先達であるケンペルをご紹介したことがありますので、ご参考にぜひ。

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ゴヤ 「赤い礼服の国王カルロス4世」

ひつじ話

「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」展カタログ

18世紀スペイン、フランシスコ・デ・ゴヤの「赤い礼服の国王カルロス4世」を。胸元に金羊毛騎士団勲章がかけられています。

これまでにご紹介している、金羊毛騎士団勲章を下げた王侯貴族たちの肖像画は、こちらで。

ゴヤの作品については、こちらでぜひ。

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大阪のワールド牧場で、ヤギとヒツジのハイブリッド誕生。

ひつじ事件

2017年5月5日に生まれたヤギの子供ですが、毛並みが普通のヤギと違い、縮れた毛並みでした。
不思議に思い検査機関に調査してもらったところ、ヤギとヒツジの遺伝子が抽出されました。

ワールド牧場公式HP 内 日本初!ヤギとヒツジのハイブリッドが誕生!

名前 ポプリ  生年月日 2017年5月5日  性別 メス

母 ヤギ(リバー)  父 ヒツジ(アイ)

同上 ヤギとヒツジのハイブリッドの名前が決定!

K&T様から、大阪府南河内郡の観光牧場「ワールド牧場」で、ヤギのママとヒツジのパパをもつハイブリッドが誕生しているとのニュースを教えていただきました。ありがとうございます!

名前はポプリちゃん。公式HPを見るかぎりでは、外見はヤギ寄り? 元気に育っているとのことで、それがなによりです。

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中央アジアの騎馬競技。

ひつじ話

名馬の産地の一つであるキルギスで、獲物を集団で奪いあう競技はキョクボル(蒼き狼の意)と称ばれている。頭と四肢を切り落した山羊を奪いあう伝統的な競技であるが起源は不明である。山羊の屍体は20キロから大きいものは30キロもあり、かなりな体力を要するという。

(略)

南のアフガニスタンでは集団で獲物を奪いあう競技をブズカシといい、「馬に乗った二つのチームが一頭の羊を奪い合って、ゴールにもたらせば一点を得るというルールで、騎馬のラグビーといえる」(寒川恒夫「騎馬のゲーム」『民族遊戯大事典』)ものである。羊は四肢を切り落したものが使われている。

アフガニスタン北部では同様の競技をカラジャイ(同書の松井健氏の報告)と称ぶように、中央アジアの各地では、各々の民族が異なった名前を付けているが同様の競技がある。

(略)

キルギスでは1998年にキョクボル競技連盟が結成され、ルールも定められた。

「盤上遊戯の世界史 – シルクロード 遊びの伝播」

遊戯の歴史を網羅した「盤上遊戯の世界史」を読んでおりましたら、ポロを扱った一章に、ヒツジを「ボール」にした騎馬競技についての解説がありました。。現在も盛んに行われているスポーツなのですね。

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「みんなのうた」の新曲、「ダンディーひつじ執事」

ひつじ画像・映像

あなたが眠れない夜。一生懸命仲間を呼んで、あなたを寝かせようとするダンディーひつじ執事がそこにいると想像してみてください!

放送予定 9月4日(月) 午前0時55分より NHK総合

9月4日(月) 午前10時55分より NHK総合

「NHKみんなのうた」公式HP 内 「ダンディーひつじ執事」

K&T様から、現在放送中の「みんなのうた」に、素敵なヒツジが出てくる由、教えていただきました。ありがとうございます。

誰もが夢見るヒツジの執事。しかもダンディ。癖になります、これ。

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