祭礼などで町を練り歩く山車。この山車に施された彫刻に、時々ヒツジがひそんでいます。
これまでに、高山祭の豊明台と大垣まつりの相生やまと榊やまをご紹介したことがあるのですが、このたびは、愛知県半田市の「はんだ山車まつり」を見物してまいりました。
目当ては、岩滑地区の「義烈組八幡車」を飾る十二支です。
さて。……どこなんだ、義烈組。
半田市内にある31輛の山車が揃い踏みするという、とんでもなく大掛かりなお祭りです。オロオロと歩きまわった末に、……あ、なんかそれっぽいものが!
さらにアップ。
ヒツジです。明治初期の作らしく、ほぼ山羊に見えますが、十二支のなかに混じってるのでヒツジです。
岩滑地区の本来の祭礼は毎年4月に行われているとのことなので、来年、ゆっくり見に行くのも良いかもしれません。
なお、今回は時間切れで確認をあきらめたのですが、半田の山車には、こちらの義烈組八幡車のほかにも、黄初平をあしらったものが存在しているはずなのです。いずれご報告できると良いのですが。