香をたくのも邪気祓いのひとつ。十二支の動物に陰陽五行説から生まれた芳香性の薬草を詰めた香包(シアンパオ)には、凶を吉に転じる思いが込められている。
中国の疫病よけのお守りです。日本でも中華街あたりで気軽に買えるものらしいので、そのうち探して参りましょう。
ひつじ(ヒツジ、羊)のニュース、画像(写真)、グッズ、サイト、牧場などを紹介するひつじサイト。あなたの好きな羊もたぶん見つかります。
香をたくのも邪気祓いのひとつ。十二支の動物に陰陽五行説から生まれた芳香性の薬草を詰めた香包(シアンパオ)には、凶を吉に転じる思いが込められている。
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西周前期
高16.0センチ 藤田美術館蔵
青銅の酒器です。写実的ですね。とくに角が。
古代中国の青銅器に関しては、四羊銅方尊のフィギュアと、林巳奈夫「神と獣の紋様学」と、司母辛兕觥と、四羊乳釘文瓿をご紹介しています。
第四幕
第三場 羊飼いの小屋近くの道路
(略)
道化登場。
道化 えーっと、羊十一匹からとれる毛の目方は二十八ポンドだ、そいつを金になおすと、一ポンドちょっとだ、するってえと、羊千五百匹の毛を刈ると、いくらになるかな?
オートリカス (傍白) 罠にかかってくりゃあ、あの鴨はこっちのもんだぞ。
道化 こいつは計算器でもなきゃあ計算できないや。えーっと、毛刈り祭りの仕度になに買うんだっけ? 砂糖が三ポンドだろ、干し葡萄が五ポンドだろ、それに米か―妹のやつ、米をどうしようっていうんかな。とにかく父さんが妹を祭りの女王にしたんで、景気よくやらかそうっていうんだろう。羊の毛を刈る連中に花束を二十四個も作ってやったもんな、三人一組の歌を歌う連中だ、みんなダミな男で、声までダミ声でやがる。
シェイクスピア「冬物語」の、後半部分の最初の場面です。荒野に捨てられ、羊飼いに拾われた王女は、人の良い羊飼いの育ての父と兄の元で美しく成長しています。人が良すぎて、ゴロツキのオートリカスにだまされる場面から始まってますが。
基本形からの描法(1)
卵形を基本形として描く。まず卵形の頭部の形を大きく掴んで描く。次に首部を描き胴体を大きな卵形で形どり、四肢を描く。
筆に淡墨を含ませて軽く大きな基本形を描いて、中墨・濃墨を筆に含ませて顔、口、耳、首、胸、背中、前肢、後肢とシッカリした描線で描く。特に四肢の動勢の形をよく掴んで描くことが大切である。
基本形からの描法(2) 牡羊の描法
体躯が卵形よりもむしろ矩形のまるみをもった形であるから、大きく全体の形を掴んで描くとよい。
水墨画の羊の、基本的な描き方・・・ですが・・・最終段階とその前段階の間をもう少し・・・その・・・。
現在、ヒツジは世界中に広がり、品種としてはっきり区別できるものが200種以上、それらの亜系を含めれば1000種を優に越える。
これらの家畜化されたヒツジの祖先は、ヨーロッパと南イランにすんでいたムフロン Ovis orientalis、中央アジアの山岳地にすんでいたアルガリ O. ammon、北イランからアフガニスタン、北西インドにすんでいたウリアル O. vignei、カナダ、アメリカのロッキー山脈にすむビッグホーン O. canadensisの古代ヒツジに遡る。
現在では、染色体の研究により、家畜化されたいまのヒツジはムフロンに由来するものであろうと考えられている。
<写真左>ムフロン コルシカやキプロスに野生する、家畜ヒツジの主要な祖先種の一つといわれる。体高75?ほどと体型は小さく、赤褐色の毛色であるが、ウール(羊毛)ではなくヘア(さし毛)で覆われている。
<右>ビッグホーン カナダやアメリカのロッキー山脈の中で生きているヒツジの野生種。その名の通り大きく美しい角は、山の自然を愛する人たちの憧れの的であった。家畜化されたヒツジの原種ではないが、家畜ヒツジの間に妊性をもつ唯一の野生ヒツジである。「週刊朝日百科 動物たちの地球122 ウシ・ヒツジ・ヤギほか」
羊文の錦でふれたムフロンを含めたヒツジの祖先について、あらためて。
アルガリについては、「コレクト倶楽部」の四羊銅方尊や野生動物保護関係のニュース(これとこれとこれ)で、何度かお話したことがありますね。ビッグホーンも、横浜の金沢動物園のニュースで一度。
唐代の伝奇小説『柳毅伝』は、科挙試験に落第した書生・柳毅が困っている龍女を助けたため、最終的に龍女と結婚して億万長者になる物語であるが、この物語は実際、龍と羊の関係をよく示している。 (略)
龍女が飼っている羊は実際羊ではなく、「雷獣の仲間」、つまり雷神なのである。羊は雷神である以上、天上の存在と見てよいわけだが、実は、中国北方の龍神文化の支配者・黄帝も雷神である。黄帝が龍そのものであるから、黄帝と同じ雷神の資格を持つ羊は当然龍と本質的な接点を持っているのである。
(略)
羊は、中国北方の漢民族の一番の好物であると同時に、天上の雷神への最高の犠牲でもある。したがって、羊はしだいに雷神の仲間であるという文化的コードを持つようになったのであった。
「柳毅伝」の羊の謎は、以前お話はしたものの、いまひとつすっきりしないので少し調べてみたのですが・・・なんだかあらためて謎が深まってしまいました。
龍は無数の構成要素を抱えた幻想動物ですが、その中に羊も含まれるようです。こちらの「龍の文明史」には、「古代の龍に関する文献には、その角が羊の角に似ている龍がよく見られる」との記述もありました。今、龍の角といえば鹿ですが、・・・やっぱり巻き角だと威厳とか威圧感とかに欠けるのかもしれません。
「羊ですって?」
思わず、大きな声が出てしまった。
「あ、は、はい。あの動物の羊ですけど」
驚いたように目を見開いて、未緒は答えてくる。念を押した。
「羊を放牧する商売、あの羊毛をとる羊を放牧する商売、と言ったんですか」
(略)
東京で羊を放牧する、とは、いったい何を意味するのか。むろん、土地一坪が何百万円もするこの東京で、実際に羊を飼って商売になるはずがない。
「羊ゲーム、と言ったりはしませんでしたか」
永島は訊いた。
「羊ゲームですか」
「ええ、羊ゲームです」
本岡類のミステリです。殺された青年が残した本の、「羊ゲーム」という不思議な書きこみ。謎の言葉を追って、刑事がたどり着いた場所とは。
八月に入ったばかりだというのに、いきなり夏バテ中のひつじnewsです。
こんなときはスパイシーなものを食すに限る、というわけで、カレーを食べて参りました。
名古屋は丸の内にある、インド料理店「カフェ・ド・天竺」。カレーの種類はたくさんありましたが、もちろんマトンカレーを注文ですよ。
骨付き肉がごろっと入ってるんですが、これがスプーンでほろほろ崩れる。あと、焼きたてのナンが美味。辛さは六種類から選べるので、お子様から「カレーは火を吐くくらいでないと!」ってかたまで安心です。日本人よりきれいな日本語を話す看板マダムもオススメ(…オススメ?)。
カフェ・ド・天竺
樹木と鳥獣を組み合わせるモティーフは西アジアに古くからあり、ことにササン朝の銀器や織物、ストゥッコの建築装飾などに愛用されていた。それらは少なくとも古代イランでは天空信仰にもとづく聖樹や聖獣と考えられていた。
野生の羊ムフロンはしばしばその角の形から月のシンボル、樹木は天空の海にはえ、生命の水を与える聖樹を意味していた。エジプトのアンティノエで発見された羊文錦は、連珠文の首飾りをつけ、リボンをひらめかして歩くムフロンの姿を織りだしているが、角を左右に雄々しく巻きこみ、耳をうしろにそろえて、堂々とした体躯に威厳させ感じさせる姿態は、正倉院の羊木屏風のものと瓜二つである。
ただ正倉院の羊はリボンがない。だが染めのくずれではっきりしないが、連珠文の首飾りをかすかに認めることができ、それだけでもこの意匠がササン美術の反映を立証しているといってよい。
「日本の美術〈6〉シルクロードと正倉院」に、6?7世紀(ササン朝)の羊文の錦が、正倉院宝物の「羊木臈纈屏風」との関連で載せられています。
ムフロンについては、ちゃんとご紹介したことがありませんでしたね。これとかこれとかくらい。
動物画像サイト「ZOO 21st ?21世紀の動物園?」さまでイイ顔のムフロン写真をお見かけしましたので、そちらをぜひ。
後漢時代(1?3世紀初)の四川省の墳墓からしばしば出土します。青銅の樹木には円形の銅銭が実り、幹を揺らせば、銭が雨のように降ってくる、労せずして莫大な財が手に入る「金のなる木」なのです。漢代の人々は、あの世でもお金に困らないようにと、この「夢の装置」を死者への餞にしました。
(略)
揺銭樹には、こうした羊が樹幹を支える形式のものが少なくありません。金のなる木と羊の間には、どのようなつながりがあるのでしょうか。
(略)
揺銭樹の形を見てください。横棒が一本多いですが、全体として「羊」の字形に似ていませんか。揺銭樹の枝は自然の樹木と違い、真横に張り出す形が普通で、結果として樹上の鳳凰と合わせて「羊」の字形に似るのです。羊の上に「羊」字形の樹木をたてることにより、「羊上加羊」という構図となり、文字を変換して「祥上加祥」(次々と良い事が起こる)という意味が添えられます。
東京国立博物館蔵の揺銭樹です。羊は、字形つながりで「祥」、音では「陽」と通じ、中国ではおめでたい図柄の中で使われることが多いようです。こちらは「祥」のほうですね。
玉瑞獣をご紹介したときにも、少しふれています。
前1500?前800年 テヘラン州フルヴィン出土
磨研土器 高……17.3 長……21.0
写実的に表現された頭部に対し、四肢は抽象的に表現される。背部には吊手をもち、胸には液体を注ぎ出すための小孔が穿たれている。
前1千年紀前半の動物形土器には雄性を強調した例が数多くみられるが、本作も大きく反り返った角をもつ、成熟した牡羊が表現されている。
イラン国立博物館所蔵の形象土器です。
「ペルシャ文明展」は、現在、大阪歴史博物館で開催中です。9月17日まで。
羊
(略)
唐山ニテハ畜テ食用ニ供ス。本邦京師ニハ畜者ナシ。他州ニハ畜処モアリ。皆漢種ナリ。稀ニ観場二出ス。形馬二比スレバ小サク、狗二比スレバ最大ナリ。多クハ淡褐色ナリ。白色ノ者モアリ。頭ハ略馬二類シテ短シ。喉下ヨリ胸二至テ長毛アリ。喜デ紙ヲ食フ。
江戸後期の本草学者小野蘭山が行った、「本草綱目」講義の講義録です。…ちょっとヤギの話をしてる気もしますが。そしてやっぱり紙を。
21日付の英大衆紙デーリー・メールはチャールズ皇太子がカミラ夫人に60歳の誕生祝いとして羊2匹をプレゼントしたと報じた。
皇太子は希少種の雄羊と雌羊それぞれに300ポンド(617ドル)費やしたというが、カミラ夫人は異例のプレゼントを喜んだという。
同紙によると、カミラ夫人の友人は英王室は既に多くのものを所有しており、特別豪華なプレゼントは贈らないと指摘。王族の贈り物は良く考慮したものが多いが、人によってはちょっと変と思うかもしれないという。
人によっては普通の贈り物なんでしょうか。
むかし、一人の召使いの女がいた。いつも主人のためにもっぱら麦と豆を炒る仕事をしていた。主人の家には一頭の羊がいて、すきを狙っては麦と豆を盗み食いしたので、量目が減って、主人に叱られてばかりであった。 (略) そのため女はいつも羊を憎み、しょっちゅう杖で引っぱたいていた。そのため羊も腹を立て、角で彼女を突いてくるのであった。 (略)
ある日、召使いの女が素手で火を扱っていたとき、羊は彼女が杖をもっていないのを見て、女に向かって突きかかってきた。女は、とっさに手にした火を羊の背に押しつけた。羊は熱がって、ところかまわず突き当たったので、火はまき散らされて村人を焼き、山野にまで延焼してしまった。山中には五百匹の猿が住んでいたが、そこにも火は燃えさかり、逃げるひまもなくて、みるみるうちにみな焼死してしまった。
天人たちはこれを見て、こう偈を唱えた。
瞋恚と闘諍のあるところ
中途にて歯止めは利かず
羊と婢との闘いに
村人と猿は死に絶えたり「中国古典文学大系(60) 仏教文学集」
大量の説話が詰まった仏教経典である「雑宝蔵経」の中の一話です。説話によって教義を学ぶことが本来ではあるのですが、お話のインパクトが大きすぎて、なんだかそれどころじゃなくなりそうです。
コンセントに直接差し込むタイプの、手軽でかわいいミニアロマ
ライト。コードがないので、お部屋の邪魔になりません。
商品サイズ 縦8.5・横8.5・高さ8.5cm
浮かび上がるひつじ。いい感じです。 |
▼このTシャツの特徴は?
羊さんの大行進。のんびりゆったり今日はどこまで行くのかな。あら、こんなところにオオカミさん?羊さんとお友達になりたいのかな?
普通に着ていれば気付かないかも。でもヒツジ。 |
ファニーイラストTシャツ◆Sleepy Sheep Tシャツ
モコモコほわほわ、愛らしいヒツジがいっぱいのペーパートランクをご用意しました!
S,M,Lの3サイズをセットでお届けします。
ピンク色のもあるみたいです。 |