高田崇史の「試験に出るパズル」、講談社ノベルズ版の表紙折り返し部分に、可愛いミニパズルがついてます。
このとっかかりの可愛さにだまされて、ほのぼの日常系ミステリだと信じて読み始めたら、小説の皮をかぶったパズルでした。ひー。あと、自分が間違ってくやしいので、答えはナイショです。同書をご覧の機会にどうかお確かめください。うう。
この情報は、カーター卿さんからいただきました。ありがとうございます。
「試験に出るパズル」のミニパズル
フンコロガシにも「食の好み」と、イグ・ノーベル栄養学賞
──「笑えるとしか言いようがなく、しかも記憶に残り、人々を考えさせる業績」に贈られる毎年恒例のイグ・ノーベル賞の第16回授賞式が5日、米ハーバード大学サンダース・シアターであり、「フンコロガシの食の好み」について調査した研究が、栄養学賞を受賞した。
○栄養学賞:「フンコロガシの食嗜好(しこう)についての研究」で、クウェート大学のワスミア・アルフティ氏と、クウェート環境公衆局のファテン・アルムッサーラム氏に授与。2氏は、動物の糞を食物とするフンコロガシの食嗜好について調査し、フンコロガシが肉食動物よりも草食動物の糞を好み、草食動物の中でも、馬が一番で、続いて羊、ラクダの糞の順に好みがあることを突き止めた。
栄誉なのかどうかわかりませんが羊は二番目です。
対羊文透彫飾金具
中国西北辺の文化に属する遺品であるが、文飾の形態は、戦国・漢の動物意匠とは異なる。4世紀以後の作であろう。所々にある円形の突起は、もとは、玉石を嵌めこむための造形であったが、この時期にはすでに象嵌することはすたれ、突起そのものが装飾として残っている。獣面をはさんで有角の羊が向いあうこのような対称的な図柄は、やはり西方起源のものである。大巾の皮帯に着けた飾金具であろう。
島田元旦「黄初平図」
【あざらし日和の旅日記】 深川市郊外にて
さてと、あとは深川辺りで遅い昼食をとって、岩見沢の「メープルロッジ」で取材をしたら今回の予定は無事完了。ふひゅー、おいらには取材の神様がついてるぜー。にゃははのはー。
と、深川市郊外の丘の上に建つ素敵(すてき)なレストランで、ティータイムを楽しむマダムたちを横目に食事をしていると、にゃにゃにゃにゃにゃ!
野良風の羊くんが3匹、駐車場の方からやって来て窓の下をのそのそ歩いているでないの。
「ひ、羊だ。野良か…?」
慣れた調子でテラスの木柵(さく)に体や尻をこすりつけては「かゆい時はこうすると気持ちいいんだよねー」などと、くつろいでいるところを見ると、多分ここの飼い羊なんだろーけど、ひもを首から引きずっているあたりは近所の羊が脱走してきたようにも見えるわけで、なんにせよ絶好のシャッターチャンス。
取材の神様は最後までサプライズを用意してくれるのねん。
と、ティーポット中の紅茶を飲み干すのももどかしく、駐車場へとダッシュ。車中からカメラバッグを取り出して、さぁ、野良風羊たちを撮りまくるぜ、と駆け出したいところだけど、羊くんたちを驚かせてはいけないので、ベリースマイリーに接近すると、おっ、遊んでくれるのかいな、この人。ってんで、羊くんたちの方から近寄ってきて、ひっぱる、擦り寄る、かじる、と予想外にフレンドリーなもてなしをしてくれたのです。
ギリシャ神話における金毛の羊
こうして音にきこえた英雄イアソンのもとに多くの艱難辛苦にたえたのち、ついに一行は、濁水みなぎるパシスの急流にたどりついた。
イアソン → テッサリアの町イオルクスの王アエソンの息子。幼時を賢者キロンにそだてられた。アエソンは、その異父の兄弟ペリアスに王位をうばわれていたが、イアソンは成人すると、ペリアスに父の王国の返却を要求した。イアソンを怖れたペリアスは、黄金の羊皮を取ってくることをかれに命じた。
かれらは、さっそく王のもとにおもむき、プリクススの牡羊の皮を所望したが、王がミニュアスの子孫たちに課した条件は、おどろくばかり苛酷な試煉であった。
プリクスス → ボエオティアの王アタマスとその妻ネペレ(雲の意)との子で、ヘレの兄弟。アタマスの二度目の妻イノの継子いじめのために、兄妹は、メルクリウス神からあたえられた金毛の牡羊にのり、空をとんでのがれた。途中でヘレは目まいがして、海に落ちた。ヘレスポントゥス(ヘレの海、の意)がそれであるという。プリクススは、コルキスに着き、アエエテス王の娘のひとりカルキオペを妻としてあたえられ、金毛の羊をユピテルに犠牲としてささげ、その皮をアエエテスに贈った。王は、マルスの森の樫の木にこれをつるして、竜に番をさせた。
金毛の牡羊 → トラキア(あるいはマケドニア)の王ビサルテスの娘テオパネは、海神に愛され、多くの求婚者たちからのがれて、クルミッサ島で牡羊と牝羊とに姿を変えて交わり、金毛の牡羊をうむ。この牡羊は、のちプリクススとヘレを助け、アルゴナウタエの遠征によって知られる金羊毛皮伝説をつくる。
アルゴナウタエ → 英雄イアソンは、いわばすべての英雄たちに課せられる試煉として、コルキスの王アエエテスの所持している金羊毛皮を取りに出かけることになり、ギリシアの各地から英雄・勇士たちをあつめて、遠征隊を組織し、アルグスなる男に命じて、五十本の櫂をもつ大型の船をつくらせる。この船は、世界で最初の船とされ、その建造者にちなんでアルゴ号と名づけられ、この遠征隊員をアルゴナウタエ(アルゴ号乗組員たち、単数形アルゴナウテス)とよぶ。
これを聞いていたアエエテスの娘メデアの胸に、はげしい恋の炎がもえあがった。
メデア → アエエテス王とイデュイアとの娘。魔法に通じていた。エウリピデスに悲劇「メデイア」がある。
(略)
しかし、仕事はまだのこっていた。それは、けっして眠ることのない竜を霊草の力で眠りこませることであった。この竜は、とがった冠毛と三枚の舌とするどく曲った歯とによって人びとに知られ、黄金の樹のおそろしい番人なのであった。イアソンは、この怪竜にレテの河の水とおなじような効き目のある草の汁をふりかけてから、やすらかな眠りをまねきよせ、逆巻く海をも岩をかむ激流をもしずめるような呪文を三度となえると、まだかつて眠りというものを知らなかったこの怪竜の眼に眠りがしのびこんだ。こうして、勇猛なアエソンの子は、ついに黄金の羊毛皮を手に入れることができた。
オウィディウスの「転身物語」、巻七の「イアソンとメデア」とその注釈を中心に、ギリシャ神話における金毛の羊について抜き書きしてみました。昨日のブルックスブラザーズの商標に関する説明にあったIn ancient Greek mythology云々というのは、これらのことですね。
あと、金毛羊の出生については、前にこちらでもご紹介してます。
ブルックス ブラザーズ (Brooks Brothers)
1850 – THE GOLDEN FLEECE
The Golden Fleece symbol was adopted as the company’s trademark. A sheep suspended in a ribbon had long been a symbol of British woolen merchants. Dating from the 15th century, it had been the emblem of the Knights of the Golden Fleece, founded by Philip the Good, Duke of Burgundy. In ancient Greek mythology, a magical flying ram, or Golden Fleece, was sought by Jason and the Argonauts.金羊毛シンボルは、会社の商標に採用されました。リボンでつるされる羊は、長く英国の羊毛の商人のシンボルでした。15世紀からの日付記入、それは金羊毛のナイツの印でした、フィリップによって基づいているよくやった、バーガンディーのデューク。古代のギリシャ神話において、不思議な飛んでいるラムまたは金羊毛は、ジェイソンとアルゴー船一行によって捜されました。
紳士・婦人服専門店「ブルックス ブラザーズ」。商標はリボンでぶら下がった羊です。
店の入り口とかショーウインドウにもいるみたいです、これ。
「封神演義」の梅山の七怪
翌朝、楊顕、戴礼、金大升の三将は肩を並べて、営門に現れた。姜子牙を名指して戦いを挑む。 (略) 営門を出た楊戩は、現れた三人の新顔にすかさず照妖鑑を向ける。狼と山羊と水牛の姿が映し出された。 (略)
「袁元帥麾下の大将、金大升だ。下乗して縛につけば命は赦す」
と「水牛」」は一人前に名乗りをあげた。
「オレは戴礼じゃ」
と「狼」が名乗る。
「楊顕と申す」
と「山羊」は優雅に名乗った。三人とも、それぞれに名のあるのが嬉しく、名乗りをあげるのが、いかにも楽しそうである。
中国明代に成立した「封神演義」は、殷周革命を舞台に大量の仙人や妖怪が暴れ回るお話ですが、その中に、「梅山の七怪」の一人、楊顕という、羊の化けたのがしっかり混じってます。引用の訳では「山羊」になってますが、どうも羊や羚羊とごっちゃになっていて、どう受け取ってもさしつかえないようです。・・・羊だと、すごい弱そうですけど。
「ちびひつじ」
「あっ かあさんだ!」
かあさんは ちびひつじを みつけると ほっとして にっこり ほほえました。
「メェー メェー」
ちびひつじは かあさんに かけよりました。
「メェー メェー」
まわりのひつじたちも いっせいに おかえりと なきました。
キャサリン・アリソン文、ピアーズ・ハーパー絵。羊の毛皮部分などがふわふわになってる遊べる絵本です。迷子になったこひつじを探しにくるシープドッグのおじさんが、良い味出してて素敵です。
ひつじグッズよりどり
牧場にたたずむ癒し系のほんわかひつじがデザインされた、パステル調のかわいいカラーのガーゼ&パイル地のタオルです。
サイズ:約34×85cm
牧場を模した柄がいい感じ。 同じ柄のハンカチも。 |
ベージュ 22inch 23inch 24inch (ユーロinch)
残念ながら?子供用。しっぽがー。 |
SIZE
S(49?51) M(52?54) L(55?57)
子供用帽子。頭の小さい人ならLサイズいけそうです。 |
ブッケロ容器
ラッパ状の高脚の上の垂直の側面をもつ杯部では、突き出した口縁上に4つの動物頭部とボタン状の突起が交互に並んでいる。その首はジグザグ文(2つの牡羊)とロゼッタ文(2つの牡牛)によって装飾されている。
バチカン美術館、グレゴリウス・エトルリア美術館所蔵の「ブッケロ容器」です。ブッケロというのは、エトルリアの黒色陶器のことですね。つやつやしてます。
龍の角とひつじ
中国の文化は、ある意味で、
―龍文化。
と呼んでいい。龍は中国の帝王にたとえられる。顔は馬で農耕、躰の鱗は魚で漁業、足の爪は鳥で狩猟、角は羊で牧畜といった具合に、中国の四大生産手段を象徴する存在で、それらを束ねる形で王に擬せられている。「龍顔」といえば、天子の顔、「龍駕」というと、天子の駕を意味する。
生け贄の羊の置かれた祭壇
この彫刻―祭壇の形式と連続ドリルの多用から見て、フラウィウス帝時代の末期かトラヤヌス帝時代のものと思われる―は、毛皮の色彩的効果に富んだ表現や死んだ動物のだらりと力のぬけた姿に見られるように、場面の緊密な自然主義探求を特徴とする質の高い作品である。
バチカン宮殿、ピウス・クレメンス美術館所蔵の「生け贄の羊の置かれた祭壇」です。1世紀末から2世紀初頭のもの。裏から見ると、はらわたが出てます。
寓意詩画集のひつじ
比喩は、抽象的表現を、感覚的表現で説明したものだが、そうした感覚的表現そのものはやはりことばである。しかし、抽象的表現を絵画で説明するというテクニックも昔から存在した。
東洋の場合は、十牛図がそうであるが、十六、七世紀のヨーロッパで流行した emblem book (「寓意詩画集})がその代表であろう。これは象徴的または寓意的な絵を集めた本であって、いちいちの絵には、それに対応する詩句、格言、教訓がついている。 (略)
ところで羊の烙印に関してであるが、例の「寓意詩画集」の中の詩で、皮膚に狼わなの烙印をもつ羊のことが歌われている。そしてその烙印はけっして恥ずべき醜いものではなく、むしろ栄誉をもたらすものであり、人間に関していえば、神の烙印は彼が神に属し、神の庇護下にあることを保証するものだとされている。 (略)
剪毛者のイメージは古くからあり、たとえば例の「寓意詩画集」にも人間が羊の剪毛をおこなっている絵があって、それに「年に二回の剪毛」という題をもつつぎのような詩が添えられている。
「哀れな羊である私は、ああなんという目にあうのだろう。人間どもは冬と夏ごとに私の毛を剪り、私はそれを嘆き、うめき、そして悲しむのだ。」この詩は明らかに搾取に対する民衆の嘆きを歌ったものだということができる。
ひつじグッズよりどり
ひつじ?くま?どっちだ——!
てっきりクマだと思っていただけど、
角があるし、やっぱり羊かな?
ひつじレッド、ひつじオレンジ、ひつじブルーとあわせて四色戦隊モノで。 |
屋内履き、フェザーヤーン素材、クルー丈、羊刺しゅう。
ふわふわの素材が心地よいです。ほぐれます。 |
一つ一つ手作りで仕上げた、可愛らしいひつじの匂い袋です。
香りは天然香料を配合し、調香しています。
ムスメ心を激しくくすぐる和物ひつじ。しかし、これは、ひょっとして、下げるとさかさまになるのでは。 |
ネパールの手作り編みぐるみです。しっかりと編まれています。健気な表情がかわいい!
こひつじっぽい感じ? |