一年間に伸びた羊の毛を刈る毛刈り体験がこのほど、松江市上乃木一丁目の松徳学院中学・高校であり、五十人が参加。子どもたちが羊と触れ合った。
子どもたちは、島根大生物資源科学部の学生から毛刈りに関する説明を受け、専用のはさみを使って挑戦。同校で飼育している二匹の羊の皮膚を傷つけないように慎重に刈った。
約十キロの羊毛が取れると、子どもたちは羊毛を手に取って柔らかい感触を笑顔で確かめ、刈り終えた羊の体を優しくなでながら敷地内を散歩して遊んだ。
毛刈りすっきり羊と触れ合い 松江・松徳学院で子どもたち体験
園児ら子羊に手作りの首飾り 長浜のふくらの森・羊の牧場
長浜市内保町の「ふくらの森・羊の牧場」で20日、今年の春に産まれた子羊6匹の命名式と、親羊の毛刈りがあった。近くの浅井保育園児たちが“赤ちゃん羊”に手づくりの首飾りをプレゼントしながら触れ合った。
同牧場は2004年8月に浅井町商工会が開園。県畜産技術振興センター(日野町)から5匹の羊を譲り受けて飼育し、今年3月には計6匹の子羊が産まれた。商工会は名前を募集し、計75点から「みーこ」や「ちゃこ」などと命名した。
この日は子羊に名札が付けられた後、保育園児たちが手作りした首飾りをプレゼント。続いて親羊の毛刈りがあり、園児たちが見守る中、同センター元所長の三木勇雄さん(60)らが電気式のバリカンを使って、10センチほどになった毛を刈っていった。
アリストテレースの「動物誌」
ある動物は、水が変わっても、毛の色が変わる。すなわち、同じ動物がところによって白かったり、黒かったりするからである。また、交尾についても、各地の水が影響を及ぼし、雄ヒツジが、その水を飲んでから交尾すると、黒い子ヒツジを生むというような具合である。たとえば、トラーキアのカルキディケー半島のアッシュリーティス地方の「プシュクロス」(寒川)という川の水がそうである。また、アンタンドリアにも、川が二つあって、一つはヒツジを白くし、一つは黒くする。スカマンドロス川もヒツジを黄色くするらしい。そのために、ホメーロスは「スカマンドロス」の代わりに「クサントス」(黄川)と呼んだのだ、といわれている。
リビュアでは、角のある家畜ははじめから角を持って生まれて来るが、これは、ホメーロスのいったようにヒツジばかりでなく、その他の家畜もそうである。しかし、ポントスのスキュティアとの国境付近では、反対に、角を持たずに生まれて来る。
ヒツジの性格は愚直で低能といわれている。現に、ヒツジは四足類の中で最も劣悪であって、何の当てもなく荒野へ迷い込んで行く。また、しばしば冬に小屋の外へ出て行き、吹雪に襲われても、羊飼いが動かさなければ立ち去ろうとせず、羊飼いたちが雄ヒツジを連れ去れば、後についてくるが、連れ去らなければ、そのまま居残って死ぬ。
アリストテレースの「動物誌」は、人類最古の動物学書です。もちろんヒツジについても多くが語られています。語られているのですが、最も劣悪らしいです。そんなぁ。
ホメーロスやヘーロドトスといった古典が参照されています。ホメーロスについては、前に「オデュッセイアー」のキュクロープスをご紹介してるのですが、上の記事の参照部分についてもいずれ改めてお話ししたいところです。
ムリーリョの「羊飼いの礼拝」
バルトロメ・エステバン・ムリーリョの「羊飼いの礼拝」です。右端になんかのんきそうなひつじが。ムリーリョは前に「善き羊飼い」をご紹介してますね。どちらもプラド美術館です。
Sheep 200x Calendar
○○○○さん(匿名)よりご紹介いただきました、輸入ひつじカレンダーです。
ブラウントラウト社というところの商品で、輸入カレンダーとしてはメジャーなのでしょうか?
Sheep 2007 Calendar
Sheep 2006 Calendar
本のような形態で(破かなくてよい)、色々な国の祝日が英語で書かれているそうです。
いながらにして世界(のひつじ)を体験できるカレンダーといえましょう。
年末のカレンダー商戦期に、2006年版を紀伊國屋書店で購入されたとのこと。
なぜかすでに2007年版が発売されており(気が早い)、紀伊國屋書店で取り寄せできるようですが(納期6?9週間)、amazonで入荷を待ったり年末あたりに店頭に並ぶのを待ってもいい気もします。
左から3頭目(右に近いのですが右から数えられません)の口元が……。
右端のひつじがうっかりブルース・ウィリスに見えてしまったのは私だけですか?
▼2005年以前の Sheep Calendar▼
やはり、動物写真家の岩合光昭さんのように、ひつじばっかり撮ってる『(プロ)ひつじ写真家』が世界にはいるんでしょうか?
日本にはいなさそうですが。
余談ですが、米国のamazon.comには2006と2007の在庫があったので注文手続きを途中までしてみました。
Sheep 2006 Calendar
$12.99 – Quantity: 1 – Usually ships in 24 hours
Sheep 2007 Calendar – Browntrout Publishers
$12.99 – Quantity: 1 – Usually ships in 24 hours
Items: $25.98
Shipping & Handling: $15.97
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Order Total: $41.95
送料が高いのでやめました。
その後このへんでこっそりと、こう。
一足早く“衣替え” 羊たち毛刈り 浜松市動物園
浜松市舘山寺町の市動物園で17日午前、梅雨が始まる前に羊たちの毛刈りを行い、一足早い衣替えを済ませた。
暑さ対策と衛生面を考えての毎年の恒例行事。同園で飼育している英国産サフォーク種の「ヒカル」(雄、3歳)と「ベス」(雌、3歳)「ユキナ」(雌、7歳)の3頭の毛が刈り取られた。
飼育係の職員が専用の電動バリカンなどで体を傷つけないよう慎重に作業を進めた。
普段は穏やかな性格で入園者の人気を集めている3頭だが、今日ばかりはやや興奮気味。それでも刈り上げた後は、それぞれさっぱりとした表情を見せていた。
去年の記事はこのあたりに。
同じ姿勢で刈られてます。
羊さん 夏の装い 真庭市営牧場で毛刈り
ひと足早く夏の装い―。真庭市蒜山上福田の市営羊牧場で15日、羊の毛刈りが行われた。10匹がウールの“コート”を脱ぎ捨て、身軽になって草原を駆け回った。
顔が黒いサフォーク種の雌4匹と、白く毛が長めのコリデール種の雌5匹、雄1匹。真庭市が観光用に、隣接するレジャー施設・ヒルゼン高原センターに飼育を委託している。
毛刈り歴約30年の農業藤田元さん(70)=鏡野町市場=がシートの上に羊を寝ころばせ、腹、背中、首筋と、1匹当たり約10分で「散髪」。時折じたばたする羊もいたが、多くは年1度の衣替えをおとなしく楽しんでいるかのようだった。
動物愛護団体、羊に代わって豪大使館にお礼
エジプトの首都カイロで14日、動物愛護団体PETA(動物の倫理的扱いを要求する人々)のメンバーらが羊の格好でオーストラリア大使館の前に現れた。
オーストラリアが同国への羊の生体輸出を停止したことに対する感謝の印として、羊のコスチュームを着たPETAメンバーが大使館員に花束を贈呈する場面もみられた。
記事がエンタテインメント扱いなのが何とも。本人たちはマジメなんでしょうが。
……もうすこしなんとかならなかったんでしょうか、着ぐるみ。
ひつじグッズよりどり
*アミ*はフランス語で友達の意味。これからのシーズンに向けて新しいお友達を増やしませんか?ヒツジ・ペンギン・ハリネズミのイラストが入ったグラスが新登場!
半透明なヒツジ。色の濃い液体を入れて色々なヒツジを楽しむところでしょうか。 |
用途:携帯電話ストラップ
見た瞬間、「え、(イラストが)須藤真澄?」とか思ったのですが、情報が無くてよく分かりません。似てるだけで違うかも。 |
サイズ 45cm×50cm(縦×横)
素材 ムートン100%
刈り込まれた?肌に浮かぶ「MOUTON」のゆがんだ文字がいい感じです。 で、なんでこんな困った顔しているんでしょうか。 |
ジンギスカンキャラメルのほうですが、知り合いの応募が1人、そうでないかたが3人という状態で無事〆切りを迎えました。
もりもとさん、智倉さん、めぇめぇさん、ひつじ2さん、どうもありがとうございました。
せっかくですので全員プレゼントという方向で調整します。また買い出しに行くのですよ(ジンキャラを!)。
朝日百科は、厳正なるサイコロ抽選の結果(写真参照)、うちの猫を味方に付けたひつじ2さんへの発送となりました。
送料的に余裕があれば、手元にいくつかあるひつじグッズを入れたりするかもしれません。期待しないでお待ちのほどを。
ヒツジの全身骨格標本
ヒューマンボディは、人体模型、人体解剖図、人体解剖模型、人体シミュレーターを多数取り揃えております。高精度な人体模型や人体解剖図は医学、教育、工学、福祉などの現場で情報の伝達を強力にサポートしてくれます。
本物・・・・ですね。
「犠牲の羊たち」
そしてリュークはカラバッジョが理解し、ダニーが理解したもの、父が生涯をかけて必死に知るまいとしたことを理解した。つまり、神はアブラハムを試していたのではなく、アブラハムが神を試していたことを。
イスラエル建国の英雄を父にもつ兄弟。多くのユダヤ人を救出した元ナチス将校を父にもつ娘。3人の男女が、ユダヤ人救出劇の暗黒面を暴く旅に出た-。ホロコースト後の世代が背負わされた「十字架」をめぐる物語。
ニール ゴードンのサスペンス小説。主人公が真実へと近づく道しるべとして、先日ご紹介したウフッツィ美術館の「イサクの犠牲」が出てきます。
豊橋総合動植物公園でヒツジの毛刈り
豊橋総合動植物公園で11日、同園なかよし牧場で飼育しているヒツジの毛刈りが行われた。もこもこと厚く覆われた毛はあっという間に刈られ、さっぱりと涼しげになった。
同園ではニュージーランド生まれの品種で、毛が抜け変わらずに伸び続ける「コリデール種」を4頭飼育。1カ月で約1センチ伸びるため、本格的な夏を迎える前のこの時期に毎年毛刈りをしている。
この日毛刈りをしたのはメスのノリリン。昨年5月20日にジジ(13)とノリカ(5)の間に生まれ、今回が初めてとなった。電動バリカンや長さ30センチほどのはさみを使い、担当飼育係の中村美代子さんを中心に、ほかの飼育係たちも手伝った。「メー、メー」と鳴く中、刈り始めると表面とは違う真っ白な毛と肌が現れた。途中、動いてしまう場面もあったが、スムーズに進み、腹や背中、顔など約20分で全身を刈った。また、同園を訪れた親子連れたちもその様子を真剣なまなざしで見守っていた。
中村さんは「最近は暖かい日が続いていたので、ようやく涼しくなってよかったです」と話していた。同日は約4.5キロの毛を刈り取り、夏休みに行うサマースクールなどで教材として使用する予定。
ヒツジの毛刈りの記事もそろそろ終息する頃でしょうか。
どうも新聞社によって偏りがある気もしますがそれはそれでいいものです。
さて、ジンギスカンキャラメルのほうですが、プレゼント応募〆切りは
5月14日(日曜日) 24:00 到着分まで
となっております。
現在、知り合いの応募が1人、そうでないかたが1人という、大好評の状況(´ω`*) ですので応募されたかたはお楽しみに。
これで涼しくなりました 羊も衣替え 碇高原牧場
府畜産技術センター碇高原牧場(京丹後市丹後町碇)で11日、初夏を告げる恒例の「綿羊の毛刈り」が行われた。冬を包んだ分厚い純毛コートを刈り取り、さっぱりと夏ルックに変身した綿羊たちの気持ちよさそうな鳴き声が、新緑の高原にこだました。
同牧場(標高400メートル)では、観光用にサフォーク種とコリデール種の計18頭を飼育。毛刈りは、ダニなどの寄生虫予防と夏場の体温調節のため、毎年梅雨前のこの時期に実施している。
この日は、電気バリカンを手にしたベテラン職員らが、時々暴れる綿羊を押さえ込んで手際よくカッティング。1頭約30分で涼しげな夏モードに刈り込んだ。見学に訪れた親子連れらも刈り取られた毛をさわりながら、珍しい「綿羊の散髪」を楽しんでいた。
刈り取った毛(長さ4?6センチ)は、1頭当たり3?5キログラム。セーターなどの編み物用に求める人も多く、希望者には無償譲渡する。問い合わせは同牧場。
ヒツジ、夏に備え身軽な装いに 滋賀・日野で風物詩の毛刈り
滋賀県日野町山本の県畜産技術振興センターで10日、初夏の風物詩・ヒツジの毛刈りがあった。職員らは手際よく毛を刈り、ヒツジを身軽な装いに変えた。
同センターでは、1950年代から毎年この時期、暑い夏を乗り切らせるためにヒツジの毛刈りを行っている。今回は飼育中の78匹のうち子ヒツジなどを除く23匹の毛を刈った。
動き回るヒツジを職員がおとなしくさせ、慣れた手つきでバリカンを当てていった。20分ほどで白い肌が現れ、涼しげな格好になった。1匹からは2?3キロ(セーター6着分に相当)の原毛が取れるという。
8000年前から人類の身近に羊がいた
羊が家畜化されたのは、今から8000年前というのが定説です。中央アジアのチグリス・ユーフラテスの両大河の恵みの上に栄えた古代オリエント文明は牧羊発祥の地でもあります。太古から自由に野山をかけめぐっていた野生羊を捕獲するのは石器時代の人々には相当苦労であったと考えられます。しかし、羊を数頭飼い慣らせば他の野生羊が次々と群に加わってくることに羊飼いたちは気がついたのです。そして、財産の羊を守る補佐役として犬を飼い始めます。今日でも人間にかわり羊をコントロールしているのは牧羊犬です。牧羊によって古代の人々の生活の合理化が進められます。
ウールは調べれば調べるほど不思議な繊維です。ウールの内部には、多くの矛盾した性質がたくみに調和しながら存在し、その1つ1つが繊維であるための条件となっています。人間が化学繊維を考え出し、ウールを手本として次々とその性質に近づけようとしていますが、ウールの機能全部を兼ね備えたものはまだ出来ません。その神秘には遠く及びません。ウールには不思議な世界があるようです。
秘密はウールの構造にある
ウールは、髪の毛や皮膚と同じ19種類のアミノ酸からなるタンパク質で、皮質部と表皮からなっています。大切な皮質部を保護しているのが表皮(スケール)です。表皮はウロコ状になっているため絡み合いやすく、しっかりとした糸ができます。また、「呼吸する繊維」と呼ばれるように表皮は、外気の湿気に応じて湿気を吸収・放出します。しかも、湿気は吸収するが水滴ははじくという矛盾した機能をもっています。
話の内容よりもイラストの羊が気になって仕方がないのですが、この津島毛織の祖とされる片岡春吉氏の像が、愛知県津島市天王川公園にあります。
なんというかこう、ひつじnews的には本人の像よりも足の下に目線が……。
3匹のひつじ。(反対側にもう一匹)
津島毛織工業協同組合さんが建てた銅像のようです。
……これからも頑張ってください。
おまけ。
津島駅前の武具屋さんの店先で。