ハナマサは、都内七十店舗の業務用食材スーパー「肉のハナマサ」で、ニュージーランド産ラム肉の販売を開始した。
二十三日と二十四日には、銀座店の店頭で試食会も盛大に行われた。そこには、「牛丼からラム丼へ」と書かれたステッカーも。小野博社長自らが発案したキャッチコピーという。
小野社長自らがニュージーランドで買い付けた生ラム肉を冷蔵(チルド)輸送した。ジンギスカンブームでマトンやラムの肉が通常のスーパーで売られ始めたが、ほとんどが冷凍。
水元隆芳・商品部仕入課長は、「チルドのラム肉は、やわらかくて臭みもない。飲食店のランチメニューなどにラムを提案販売していく」と話している。ハナマサは焼肉レストランも展開しており、ラム鍋、ラム丼の導入も検討中とか。
「肉のハナマサ」は、中小飲食店向けに食材を販売しているが、食肉以外に冷凍食品や野菜などもそろう。品質の良さと価格の安さでまとめ買いする主婦も多い。
業務用肉のスーパー「肉のハナマサ」は、23日からニュージーランド産生ラム肉の販売を都内70店舗で開始したのを記念し、23日と24日の両日、東京都中央区の銀座店で試食会を開催した。
新発売の生ラム肉は、同スーパーを展開するハナマサ(東京都江東区、小野博社長)の担当者が直接ニュージーランドに出向き、エサなどを確認した上で開発したもの。同国は重工業が発達しておらず汚染物質が少なく、食の安全基準も厳しいため、「安全性」と「栄養価」をより高いレベルで追求できたという。これまでも同社はラム肉を扱ってきたが、全て冷凍品だった。生ラム肉は、ニュージーランドからチルド配送する。
同社営業本部商品部の吉田昌司部長は「ハナマサで取り扱う生ラム肉は生後8?10カ月で、エサの牧草も管理しているので臭いがしない。羊肉はコレステロールを減らす不飽和脂肪酸が含まれており、動脈硬化の予防にもなる。またボケを予防する成分も含まれており、高齢化社会に脚光を浴びるはず」と期待を込めていた。
よくきかれるお肉の名称に、「生ラム」というのがありますが通常のラム肉とはどう?違うのでしょうか?
「生ラム(生マトン)」というのは、オーストラリア、ニュージーランドからチルド(生)の状態で入ってくるお肉を言います。
お肉は美味しくなるために熟成というものがあって、丁度、船で日本に入ってくるチルドの状態で
熟成が進行します。日本に入ってきたときにはほとんど熟成が完了していて、お肉の旨味成分も増しています。
反面、冷凍肉はオーストラリア、ニュージーランドで生産されてすぐに冷凍になりますので、熟成が進行していないぶん、旨味成分も少ないと思います。
ラムレッグロール、ラムショルダーロールなど生産されてすぐに冷凍になったものです。
反面、「生ラム(生マトン)」は熟成した旨味があるんですね。
一般向けもしている業務用スーパーとのことですので、関東圏の飲食店における生ラムメニューがこれから増えていくのかも。