熊本市動植物園に動物と身近に接することができる「動物ふれあい広場『タッチ愛ランド』」が10日、オープンした。減少する入場者を呼び戻すための試みだが家族連れの人気を集めそうだ。
同ランドは動物園の中央奥の約1・2ヘクタールの敷地に新設。動物とのスキンシップが楽しめる「ふれあい体験ゾーン」と、アスレチック遊具や動物の実物大模型などがある「遊び体験ゾーン」からなる。
ふれあい体験ゾーンでは1日3回、モルモットとヒヨコを抱ける催しを実施。ほかにもヒツジなどが触れる。天草大王など肥後五鶏も展示。多目的室もあり、聴診器をあてて心音を聞くなど、親子で動物の生態を学べる。
遊び体験ゾーンはプレーリードッグのコーナーが見どころ。トンネルをくぐり、モグラのように地面の下から透明プラスチックドームに顔を出し、低い目線から群れに仲間入りしたような臨場感で見学できる。
熊本市動植物園の入場者数は郊外レジャー施設の増加などで、昨年度は64万6050人と10年前の約130万人から半減している。同動植物園の林将孝企画教育係長は「初日は上々のすべり出し。ゴールデンウイークも期待できる」と話していた。
熊本市動植物園:動物と直接触れ合って 「タッチ愛ランド」を新設
追悼 奈良岡正夫・古川武治展
平成17年4月9日?5月22日
平成16年、弘前市名誉市民の奈良岡正夫・古川武治両氏が相次いで逝去されました。
奈良岡正夫氏は、明治36年生まれ。独学で絵を学び、戦前は各種公募展で入賞を重ねましたが、戦後は一貫して日展を発表の場とし、昭和54年には青森県出身の洋画家として初めて日展参与に就任しました。氏は、山羊の画家として知られていますが、郷土の風景やねぷたまつりを題材とした作品も多くあります。百歳を越える長寿をひたすら絵の道に精進し、亡くなられる2日前まで絵筆を握っていました。
富士サファリパーク:誕生の季節、アカカンガルーに赤ちゃん
◇袋の外はまぶしいよ
裾野市須山の富士サファリパークで、アカカンガルーやヒツジの仲間のムフロン、シマウマの赤ちゃんが続々と誕生している。お母さんの袋から顔を出した日が誕生日となるアカカンガルーの2頭の赤ちゃんは14、26日に初の顔見せ。まだ性別も不明だが、天気がよければちっちゃな顔を袋から出して、まぶしそうに周囲を見渡している。あと2、3カ月で袋から飛び出す。
ムフロンの赤ちゃんは4頭が誕生。体長約40センチで体重は数キロ。母親に寄り添い、あどけない表情を見せる。
ウェリントン(ニュージーランド) 羊を駒に楽しめるゲーム
ニュージーランドは羊の国。なだらかな緑の丘で、たくさんの羊たちが草をはむ光景はガイドブックでおなじみだろう。観光地の土産物屋は、どこもかしこも昔ながらの素朴なデザインのセーターやベストを並べる。
ただ、羊毛製品はかさばるし、値段も張り、趣味もある……と、悩んだ観光客が結局、手にするのは、羊をモチーフにした様々な小物。鉛筆立てや冷蔵庫の扉に張り付けるマグネットなど、種類も値段も多数ある中、最近人気なのが、羊を駒にしたゲーム盤だ。
首都ウェリントン中心部の店で働くフロー・ヘッツルーカスさん(59)は「1年前から置いてるけれど、買っていくのはほとんど外国からの観光客」と話す。
樹脂製で、12センチ四方のゲーム盤と、とぼけた表情の白黒2色のヒツジの駒8つがセットで19・95ニュージーランド・ドル(1500円)。遊び方は白と黒に分かれて駒を置いて行き、縦横斜めいずれか3マスを埋めた方が勝ち。120ニュージーランド・ドルでチェス盤もあり、置物としても使える所がウケているという。
実は、ニュージーランドの羊は、農業の多角化のため、飼育数が過去20年間で半数近くに激減。ウェリントンが位置する北島も、かつての牧場に代わり今やブドウ畑が累々と連なる。「でも、やっぱり外国人には羊のイメージが強いのよね」。ヘッツルーカスさんはやや複雑な表情だ。
「あーこれこれ。友達がニュージーランドで買ってきたのを見て、探していたのよ」。そんなヘッツルーカスさんを前に、豪ブリスベーンから来たという女性客が喜々として一つ買って行った。
かわいらしいゲーム盤。ひょうきんな羊たちの表情が人気の秘密だ
手作りフェルトで手芸
羊毛から作った生地、フェルトを使った手芸が人気だ。最近は市販のものに加え、羊の原毛から自分でフェルトを手作りし、手芸に活用する人が増えている。手軽にマスコットやアクセサリーなどの作品を作れ、子どもとも一緒に楽しめる。染色した羊毛で室内に春らしい雰囲気を演出してみるのもいい。
「一番いいところは手軽に作れること。羊毛の繊維を絡ませて圧縮しているから、布のようにほつれず、生地の端の処理がいらないのがいい。円も三角形も複雑な形も、切りっぱなしにしたままで大丈夫。アバウトにやっても形になるからうれしい」
羊毛のフェルトで手芸を始めて7年たつ東京都三鷹市のスタイリスト、山下りかさんは、目を輝かせる。実際に動物や人形のマスコット、キーホルダーや髪留めといったアクセサリーなどを作って楽しんでいる。友人3人で「季節の手づくり」(夏秋号、冬春号)という本も自費出版したほどだ。
フェルトは主に羊毛などを原料にし、熱と水分を含ませて圧縮して作る生地。手芸品店では合成繊維を材料にした安価なフェルト地が売られており、1枚100円前後で買える。特に愛好者が増えているのが、羊の原毛を自分で圧縮、固めて作った羊毛フェルトを生地として使った手芸だ。
「きもちe」羊の牧場 もこもこがいいんだな
驚きの「体験」は、実は単なる「ふれ合い」に勝る究極の癒やしだろう。
桜がほころび始める季節、日本各地の牧場から、今年生まれた赤ちゃん羊たちの元気便りが聞こえてくる。
静岡県富士宮市の「まかいの牧場」(写真)は東京都心から車で1時間半ほど。うっすら雪をいただいた富士山が眼前にせまる。敷地は15万坪。牧場名は牧場主が馬飼野さんだからだ。
向かった先は「ひつじさんの家」。天気のよい日は毎日午前11時に羊たちはここから放牧に出発する。
でも……羊の放牧は見られなかった。もっとすごいものを見てしまった。
木のサクで囲われた寝床でおなかの大きなお母さん羊がくるくる回っている。おしりのあたりから何かが飛び出している。はしゃぎたい盛りの男の子が「がんばれ」とつぶやきながら見守る。30分後。この春29頭目の赤ちゃん羊が生まれた。
羊の出産は明け方が多いという。牧場のホームページに「運がよければ」とあったが、まさか本当に出産シーンに立ち会えるとは。
赤ちゃんはやせて想像以上に足が細長い。母羊の、もこもこぶりとは対照的だ。すぐに立ち上がり、おっぱいをさがす赤ちゃん。VTRではないノーカットで見届けた「生命のドラマ」に、お客さんたちも思わず拍手していた。
春休みになれば赤ちゃん羊が本格的に観光客にお披露目される。緑の牧場を駆け回る、ふわふわ、もこもこ、ミルク色の赤ちゃん羊たち。周りを見渡せば、菜の花畑、桜並木。富士のパノラマ。まかいの牧場はさながら絵本のような空間になる。
3月下旬から5月下旬にかけては、ヒツジの毛刈り体験もできる。牧場の春の風物詩だ。
まかいの牧場の特徴は羊の飼育から羊毛製品作りまで一貫して行っていることだ。場内の「ウール工房」で活動する「ウール倶楽部」の指導で、原毛からの糸紡ぎや冬場は簡単な編み物も体験できる。
モンゴルの野生ヒツジ“アルガリ”
?絶滅に瀕している野生ヒツジの個体数減少を食い止めるための行動と生態の調査?
プロジェクト概要
アルガリは良く目立つ、螺旋状の角を持つ世界最大のオオツノヒツジです。彼等は中央アジアの寒くて乾燥した草原や山岳地帯に生息しています。この威厳を感じさせる哺乳類は個体数が減少していると考えられ、生息地全域で絶滅危惧種か絶滅の恐れのある種としてリストアップされています。
10年前に始まったモンゴルの民主化は家畜数と密猟の両方を増やす結果となりました。つまり食肉を得ようとする自給自足の猟師と漢方薬の材料となる角を狙う商業的猟師、この両方が密猟をしているのです。獲物を記念品とするような合法的な猟もアルガリの死亡率を上げています。それにもかかわらず、これまでのところ、ハンターが払う高額な料金はアルガリの個体数保護にほとんど役に立っていません。
アルガリを保護するには、保護と管理に関する勧告を推進できるようその行動と生態をよりよく知ってもらうことが必要です。
春が来た♪
夏が来る前にモコモコの毛を刈ってあげないと厚さで羊はダウンしてしまいます。
羊の毛を刈ると一頭分繋がった状態で、ちょうど羊の開きのようになります。
ウール工房では刈り取った毛を紡ぎ毛糸にしてウール製品に編み上げていきます。牧場の羊たちは、私達にあたたかさやぬくもりも与えてくれるのです。
期間限定!春の風物詩『羊の毛刈り体験』が春休みから開催されます。インストラクターがハサミを使って皆さんと一緒に羊さんの毛を刈ってあげます。今の季節しかできない貴重な体験ですので、みんなで参加しよう!
◆3月19日?5月5日の土日祝開催!
◆時間:1日1回11:00? 無料
◆場所:ふれあい学習館前
名古屋市農業センター
名古屋市農業センターは、都市農業の振興を図るため昭和40年4月1日に名古屋市東部の丘陵地に開設されました。現在では、農業技術の普及、指導を行うとともに、一般の方を対象に野菜、草花の展示や栽培教室、家畜の展示や農業の体験教室を行うなど農業公園として広く開放し、農業知識の学習、体験の場としても利用されています。
園内には、牛や鶏などの畜産施設、野菜や花の栽培施設があります。なかでも、天然記念物の鶏(東天紅など)や名古屋コーチンの卵からふ化の様子が見られる展示鶏舎は人気を集めています。ミルク工房では、当センターで搾った牛乳や、これらから作ったアイスクリームを販売しています。
毎年11月初めの「農業センターまつり」や早春(2月から3月)の市内では珍しい約700本ものシダレウメが咲き誇る「しだれ梅まつり」には、大勢の人が訪れにぎわっています。
●主な施設など
・ 農業指導館(講習室、休憩ロビー、レストラン)、花き展示温室、展示鶏舎、栽培・畜産施設(野菜や花きの圃場(ほじょう)、花き温室、乳牛舎、豚舎、鶏舎など)、放牧場(2か所、ホルスタイン牛・やぎなど)、しだれ梅園(約700本)、竹林、市民菜園(80区画)、ミルク工房(アイスクリームなどの生産と販売)、売店、駐車場(無料 2か所・238台)ただし、イベント期間中は有料のときがあります。
最も手近なひつじポイントなので何度も何度も行っている農業センターですが、ひつじ度はやや低め?
休みの日には大抵ひつじ区画に入ることができます。(時間限定)
朝市?(昼すぎてもやってますけど)で各地区農協のかたから野菜(100円?200円程度)を買うのも楽しいです。焼き芋を売っていたりすることもあります。
いつも、アイス→ひつじ→ヒヨコ→売店 と回って帰ってきてます。
名古屋市農業センター
羊神社 (群馬県)
当社は多胡新田とも呼ばれる宇久保に鎮座し、創建の由来は多胡郡の多胡一族が上里見村真野(多胡神社鎮座)に落ち延び、その後延宝年間に下秋間字日向(堂宇鎮座)と当地へと移住すると共に、多胡新田を開発し、祖神とする多胡羊 太夫藤原宗勝公を祀り、享和2年(1802)正式に多胡羊霊を祀った。
また縁記に『多胡羊太夫由来記』などが伝えられ、それに依れば、羊太夫宗勝は脇羽の生えた若者と権田栗毛という名馬を持ち、一日で都を行き来し参勤し、功により藤原姓も賜ったが 言で官軍に攻められ、最期は金色の蝶となり飛び去ったという。また羊太夫は、秩父で和銅を発見し、その功により多胡郡を賜り、記念に「多胡碑」を建てたとされ、境内にはその碑文の「多胡宮羊太夫宗勝神像位」碑がある。
平成九年には、六十余軒の氏子により社殿、十二社を新築し、遷座祭を行い、翌年、狛犬と三峯社、同鳥居も建立された。
祈祷棟札に大先達龍正院奉修護摩供と享保16年拾二社繁盛祈遷、明治16年の奉再拝、17太々神楽執行札がある。
社紋は下り藤に五輪の塔。
式内 羊神社 (愛知県)
社名の由来
群馬県多野郡にある「多胡碑」に関係ある
「羊太夫」(この地の領主)が奈良の都にあがるときに
立ち寄っていたゆかりの屋敷がこの地 現辻町にあり
この地の人々が平和に暮らせるため
「人心を安らかに」という願いをこめて
羊太夫が火の神を祀ったといわれ、羊神社と呼び称えるように
なったと伝えられている。
2003年、羊神社に参拝して撮った絵馬です。
5歳の子供にはにはポニー代わり! 英国一大きな羊「グリフ」!!
体重約127キロ、鼻先から尻尾までの長さが約183センチという、5歳の子供ならポニー代わりに背中に乗って走れるほど大きな羊「グリフ」が、英国の大衆紙「デイリー・メール」で紹介され、その大きさは英国一、また、世界一ではないかとみられていることが伝えられた。
イースト・ヨークシャーのビヴァリーで牧場を経営するボブ・リチャードソンさん(62)の4歳になる雄羊「グリフ」は、19世紀中頃にコッツウォルズ種とハンプシャー種をかけあわせて作られたオックスフォード種の羊であるという。
この種は豊かな羊毛と頑丈な体をもつことで知られ、19世紀から家族代々羊の飼育をしてきたというリチャードソンさんは、食肉用としてより、羊毛の生産に使われていると説明。グリフはその良質な羊毛と体の大きさでこれまで幾度もコンテストで入賞、その羊毛ははるか日本にまで輸出され、布団用のマットレスの原料にされているほか、グリフ自身も種付け用の羊として他の牧場から引っ張りだこで、年間約25頭のメス羊との交配により、約80匹の子羊の父親となっているという。
リチャードソンさんによれば、グリフは他の羊と違って、感情表現が豊かで、言うことをきかない時もきちんと言いきかせてやれば理解するという。
グリフに会うのを誰よりも楽しみにしているのは、リチャードソンさんの5歳になる孫サミュエル君で、牧場を訪れる度にサミュエル君はグリフの背中にまたがり=写真、グリフもまたサミュエル君と遊ぶのを楽しんでいる様子という。
シープドッグトライアル
シープドッグトライアルは牧羊犬が羊の群れを誘導し、その能力を競う大会です。
マザー牧場でのシープドッグトライアルは今年で7回目を迎えます。牧場で活躍している実働犬からビギナーまで、多くの牧羊犬の活躍をお楽しみください。
◆予選
10月1日(金)、10月2日(土)、10月3日(日)
(対象:中級クラス、初級クラス)
◆本選
11月7日(日)
(対象:上級クラス、中級クラス、初級クラス)
◆クラスおよび募集予定人数
上級クラス
主催者推薦者、過去の成績優秀者等
中級クラス
講習会参加者で予選通過者
初級クラス
講習会参加者で予選通過者
◆講習会に参加できない方で、予選参加ご希望の方はご連絡ください。
シープドッグトライアル運営委員会
◆競技概要
制限時間3分以内に、出場犬が5頭の羊を円で囲まれたエリアに誘導し、5秒以上とどまらせて、ポイントを加算させていきます。
円で囲まれたエリアは7箇所(予選は2?3箇所)設置されていて、中級および初級クラスでは羊ホールド柵が円の周囲に設置され、より円の中に入れやすく設定されます。
注目集める「第4の食肉」
日本の食卓に上る食肉といえば、まず牛、豚、鶏の3種類。これらに続く「第4の食肉」を開発しようと、商社や食肉会社はこれまで様々な品目を候補に市場開拓を目指したが、なかなか消費者に浸透しなかった。しかし最近になって業界関係者の注目を集める食肉が出てきた。羊肉である。
羊肉が日本市場に浸透しつつある現状を示すデータがある。生産国の対日輸出量だ。羊肉の大半は輸入品だが、主力供給国のニュージーランドやオーストラリアの生産者団体によると、今年前半のラム(子羊肉)の対日輸出量は前年同期比で4―5割も伸びた。
供給が増えても価格は堅調だ。東京地区のショルダー(肩肉)冷蔵品の卸値は9月前半時点で1キロ600円と、直近の安値だった6月より約50円(6.7%)高い。都内の大手食品スーパーでは「ラムの売り上げが前年比2倍」となったケースもある。
羊肉の人気が高まった背景として、国内外でBSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザの発生が相次いだことが挙げられる。類似の感染症が確認されていない羊肉について、消費者が「安全だ」と注目するようになった。感染症が発生するたび、牛肉や鶏肉の取り扱い縮小に追い込まれたスーパーが、代替品として羊肉の販売に力を入れた面も大きい。
消費者の健康志向も需要を押し上げた。「羊肉に含まれるカルニチンという物質がダイエットに役立つ」とテレビの情報番組などで取り上げられ、女性を中心に“支持率”が急上昇した。
食味も向上。かつて羊肉といえばマトン(成羊の肉)が主力で、とりわけ羊毛生産を終えた7―8歳の羊を処分した肉が多く出回った。このことが「羊には独特のにおいがある」(商社)とのイメージを与えたが、最近はラムが主役になり、マトンも若いものが増えた。「羊肉料理を客に出しても、においがないので、『本当に羊肉か』と聞き返されることがある」(都内の外食店)という。
都内では北海道の郷土料理ジンギスカンの専門店も増えた。7月に目黒区に出店した札幌市の企業経営者は「他の外食店に比べ競合が少ない点が魅力」と語る。
羊肉は牛や豚に比べ宗教上の制約が少なく、世界で最も多く消費される肉ともいわれる。関係者は「牛モツのような一時のブームには終わらない」(食肉会社)と手応えを感じ始めている。
羊への被害で、オオカミ4頭の狩猟許可
フランスのアルプス地方で、放牧した羊がオオカミに襲われる被害が急増、フランス政府と同地方3県が年末までに4頭のオオカミを狩猟することを条例で許可したことから、野生動物保護団体が条例取り消しの訴訟を起こすなど、対立している。
数が激減したオオカミは国際法や欧州連合(EU)の条約で保護され、狩猟は禁止されている。
南東部アルプドオートプロバンス県の当局者によると、今年に入ってオオカミによる羊の襲撃が急増、同県だけでも羊274頭が殺された。
この被害に羊飼い約100人が「羊かオオカミのどちらを選ぶのか。共存はできない」と、オオカミに殺された子羊2頭を掲げながらデモ。ルペルティエ環境相は7月、「国内でオオカミは39頭確認され55頭いると推計される。年間の増殖率が20%なので保護に影響はない」として、4頭の狩猟を許可した。