カードゲーム 「シェフィ」

ひつじグッズ

発売されたばかりのカードゲーム「シェフィ」を手に入れました。

このゲームはフリーゲームサイトの作者・ポーン氏がデザインした1人用のカードゲーム。
プレイヤーの目的は、ひつじを操り、様々なイベントを起こし、1匹のひつじを1000匹に増やすこと。
味のある絵柄で描かれたかわいいひつじたちと、容赦なくひつじの数を減らすイベントの取り合わせが魅力的な、シビアなソリティア・ゲームだ。

力とは、数が多いことだ。
数は、多いほどより増える。
数は、誰が数えても変わらない。
数はこの世を定める楔だとおもう。
産めよ。増やせよ。地に満ちよ。
諸方の大地に繁栄し、黄金の蹄で踏みならせ。
災厄の訪れを霊感で聞き、万能の運びをもて対策せよ。

 「シェフィ」あそびかた 

世界観の凝った一人用ゲームで、ヒツジがモチーフ。全面的に大好物です。というわけで、さっそくひろげてみました。
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全カード絵柄が違うのが嬉しいですね。狼、嵐、落雷とシビアなカードが多いのは世界観的に納得できるんですが、メテオって。
ルールはシンプルですが、うっかりやめどきを失う魅力があります。秋の夜長に、ご縁があれば、ぜひ。

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アレクサンドル・アンティーニャ 「羊飼いの女」

ひつじ話

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産業革命が拍車をかけた社会の貧困に心を痛めたアンティーニャは、貧しくそして勤勉な大衆の姿を、忠実に断固たる姿勢で描いた。
(略)
1858年、ジョルジュ・サンドが特に好んだ、クルーズ県、ガルジレスに滞在する。
これは、画家が社会問題や田園地方に強い関心を抱いていたことと無関係ではない。

 「ブザンソン美術館展」カタログ 

19世紀フランス、ジャン=ピエール=アレクサンドル・アンティーニャの「羊飼いの女」です。ジョルジュ・サンドの「ジャンヌ」「魔の沼」のヒロインたちは、絵にすればこのような感じなのでしょうか。

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装飾写本の中のフィリップ善良公

ひつじ話

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都市の生活
『エノー年代記』より  ロワゼ・リーデット制作
1461年頃 ブラッセル、王立図書館 蔵
ブルゴーニュ侯の宮廷は元来、フランス中部の都市ディジョンに置かれていたのだが、候領の一部であったフランドルの商業経済の発展とともにブリュッセル(現ベルギー)へと移っていく。
全盛期のブルゴーニュ候国は商業立国としての性格を強く持つに至っていたのである。
それ故都市の活況を描写する絵画がフランス本国に先がけて発展した。
これがすなわち、後のフランドル風俗画の源流である。

15世紀フランドルの装飾写本です。中央に金羊毛騎士団勲章をつけたフィリップ善良公が。
善良公は、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの肖像画をご紹介しています。
金羊毛騎士団のお話はずいぶんしておりますので、こちらで。

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「鏡の国のアリス」(続き)

ひつじ話

編み物をする羊
このとき、かたわらでしわがれた笑い声が聞こえたので、白のクイーンがどうかしてしまったのかとふり返って見てみると、白のクイーンではなく、ヒツジ肉がイスにすわっているのでした。
「わたしはここよ!」テーブル用のふた付きのスープ入れからさけび声がして、アリスがふり向くと、白のクイーンの人のよさそうな大きな顔がちょうどそのスープ入れのはしからニヤニヤッと笑うのがちらりと見えて、スーとスープのなかへ消えてしまいました。

先日、長浜のフィギュアミュージアムに展示されているティーカップにつかった「編み物をする羊」をご紹介したのですが、このフィギュアについて、ak様から、上に引用した場面との関連についてご指摘をいただきました。……おお! そういえば、編み物ヒツジは白の女王が変化した姿でした。
なお、フィギュアの元絵であるジョン・テニエルの挿絵をまだご紹介しておりませんでしたので、改めまして、こちらも一緒に。

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「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」 3月

ひつじ話

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三月、畑の耕作と葡萄の樹の手入れ
『ベリー侯の豪華時祷書』より
ランブール兄弟制作 1411─16年頃
シャンティイ、コンデ美術館 蔵
ベリー侯の豪華時祷書中の三月のカレンダーである。
天球には太陽の馬車が見え、星々のなかには、双魚宮(ピスケス、魚座)と白羊宮(アリエス、雄羊座)のしるしが見える。
(略)
左上の牧草地では二人の羊飼いと牧羊犬とが羊の群にたっぷりと草を食べさせている。

二月七月をご紹介したことのある、ベリー公のいとも豪華なる時祷書の暦から、三月を。
時祷書のお話は時々しておりますので、こちらで。

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グリム『ドイツ伝説集』より「大口マルガレーテ・マウルタッシュ」

ひつじ話

チロル地方やケルンテン地方の人々は、マルガレーテ・マウルタッシュの幽霊の話をよく聞かせてくれる。
マルガレーテは遠い昔この国の領主だった。
たいそう大きな口をしていたので大口(マウルタッシュ)という綽名を頂戴していた。
(略)
オスターヴィッツの城からほど遠からぬところに一つの廃墟がある。
その傍らの草地で羊に草を食べさせていた羊飼で、ぼんやりしていて廃墟に近づいてしまい、鞭の一撃を食らった者は何人もいる。
そのためそこにはそれとわかる目印が立てられており、そこから先へは誰も羊を追って行くことはない。
羊の方も、何も知らない羊飼が目印を無視して追って行っても、そこに生えているよく茂った美味しそうな草を食べようとはしない。

先日の「人狼岩」につづいて、グリムの『ドイツ伝説集』から。14世紀のチロル女伯マルガレーテ・マウルタッシュにかかわる伝説です。

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フランシスコ・コリャンテス 「町の見える風景」

ひつじ話

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この画家の他の多くの風景と共に国王フェリーペ四世のために制作され、新築されたブエン・レティーロ離宮を飾ったものである。
(略)
また画面にはのどかで牧歌的な詩情が流れている。
それは、静穏かつ清澄な地誌的環境の描写を共通の特徴とする17世紀イタリア絵画の精神を何らかの形で継承した結果であろう。

 「16・17世紀スペイン絵画 エル・グレコ、ベラスケスの時代」展カタログ 

17世紀スペイン、フランシスコ・コリャンテスの「町の見える風景」です。

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老女の小彫像

ひつじ話

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ギリシャ、ヘレニズム時代後期、
紀元前1世紀 ブロンズ 高さ12.6センチ
かつてその手に持っていた物は現在失われているが、このひ弱そうな老女のポーズは、彼女が羊毛を紡いでいるところであることを示唆している。
(略)
さまざまな年齢や階級の人物をいろいろなポーズで表現することには、ヘレニズム時代(前323─30)に大きな関心が寄せられている。

古代ギリシャの彫像です。いっそ近代的と言いたいような現実味がありますね。

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ジョルジュ・サンド 「魔の沼」

ひつじ話

「ジェルマンさんにうちの娘を連れていってもらえれば」
「一体どこへ? フルシュにですかな?」
「いいえ。フルシュじゃなく、レ・ゾルモまでですよ。そちらに今年いっぱいいることになったものだから」
「なんとまあ!」とモーリスのおかみさんが言った。「娘さんを手離しなさるとでも?」
「奉公に出て、いくらかでも稼いでもらわなきゃなりません。
(略)
レ・ゾルモの農家で羊飼いのいい働き口が見つかりましてね。先日、その農家の主人が市の帰りにここを通りなさって、村の共同牧場で三匹の羊の番をしている娘のマリを見かけて、『娘さん、ずいぶんと暇そうだね。一人の羊飼いに羊が三匹とはね。ところで百匹の羊の番をする気はないかね? あんたを連れて行ってあげよう。なに、うちで働いていた羊飼いの娘っこが病気になって、親もとへ帰ることになったのさ。一週間以内にうちに来てくれるならば、来年のサン=ジャンの祝日までということで、五十フラン払うとしよう』と言ったそうですよ。」

「ジャンヌ」「フランス田園伝説集」をご紹介しているジョルジュ・サンドの小説をもうひとつ。若くして妻を亡くした農夫ジェルマンと、純真無垢な羊飼いの娘マリの純愛を描く「魔の沼」です。引用は、物語冒頭、二人が連れ立って短い旅をすることになる場面。

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グリム『ドイツ伝説集』より「人狼岩」

ひつじ話

遠い遠い昔のこと、以前はハッケル山とハールツ山地とつながっていたブランツレーベンの森の縁に、どこから来たのかも何者なのかも分らない一人の男が住みついていた。
爺さんという名で皆に知られ、別に騒がれもせずよく村々にやって来ては助力を申し出、引き受けた仕事は人々の満足いくようにやってのけた。
仕事は特に羊の番をすることが多かった。
さてナインドルフの羊飼いメレのところの羊の群れで、一匹の可愛らしいまだらの子羊が生れた。
するとこの誰なのか分らない男は、羊飼いメレにその子羊をくれるようにしつこく頼んだ。
メレは子羊を手放すつもりはなかった。
だが羊刈りの日メレは爺さんが必要になり力を貸してもらった。
帰ってきてみると、なるほどすべてがきちんとしており仕事もやってあったが、爺さんも子羊も見当たらなかった。
それからずいぶん長い間、爺さんがどうなったか誰にも分らなかったが、とうとうある時、カッテンの谷で羊に草を食わしているメレの前に突然姿を現し、嘲るように「今日はメレさんよ、あんたのまだらの子羊がよろしくとのことだぜ」と叫んだ。
激怒した羊飼いは牧杖をつかむと、仕返しをしてやろうと思った。
と突如、誰か分らぬこの男は姿を変え、人狼となりメレに飛びかかってきた。

グリム兄弟による『ドイツ伝説集』より、羊飼いが退治した人狼の墓標とされる大岩についての一章「人狼岩」を。
グリム兄弟は、グリム童話「子羊と小ざかな」をご紹介しています。

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メロディ音体温計「テルモ電子体温計P330」

ひつじグッズ

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検温終了音に「メリーさんのひつじ」を採用。
聞き取りやすい音程は、年齢や個人により差があります。
この曲は、幅広い音程がバランスよく含まれているので、ブザー音に比べて、より聞き取りやすくなっています。

ak様から、検温終了時に「メリーさんのひつじ」が鳴る体温計の情報をお知らせいただきました。ありがとうございます。
使い勝手の良さそうなデザインや、30秒で検温できるところも魅力かと。

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花王 「めぐりズム 蒸気でGood-Night」のCM

ひつじグッズ

おやすみ前の30分に首もとに貼るだけ。たっぷり蒸気で温めて、とろ?り夢心地。

花王の首もとに貼るシート「蒸気でGood-Night」のCMで羊がとびかっているとのこと、もりもとさんからタレコミいただきました。ありがとうございます。
ふかふかしてたり、よちよち歩いてたりする羊たちがたまりません。

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フェリシモ「NUSY」のひつじ型トップスとレギンス

ひつじグッズ

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フェリシモ夏カタログのひつじパジャマを教えてくださった羊の森さまから、冬号にもたいへんなアイテムがある旨お知らせいただきました。ありがとうございます。
村上春樹の「羊男」のようだとのコメントをいただいたのですが、たしかに! 夏パジャマはかわいすぎて手が出せなかったのですが、羊男ごっこをするのだと思えばアリな気がしてきました。

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海洋堂フィギュア 「編み物をする羊」

ひつじグッズ

滋賀県長浜市にある、海洋堂フィギュアミュージアムに行ってまいりました。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁公式HP
海洋堂公式HP

カプセルトイなどで馴染み深いフィギュアですが、その技術力に定評を持つ海洋堂の造形物が一同に会するこちらの博物館は、たいへん見応えがあるものでした。
そのなかに、昔、フルタ製菓及び北陸製菓の食玩として人気を博した、「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」モチーフのシリーズが展示されていたのですが、シリーズ中の一点、「鏡の国のアリス」に出てくる「編み物をする羊」が、愛らしいジオラマの中でちんまりしているのを見つけてしまいました。これはご報告せねばなりません。
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この小箱の中に、
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こんな感じで。……お風呂?
展示品は細かいところまで撮れなかったので、ひつじnews手持ちのフィギュアのアップ写真も下に。
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ご縁があれば、長浜まで、ぜひ。

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