シュメルの論争詩 「羊と麦」

ひつじ話

シュメルの詩の一分野に「論争詩」と呼ばれるものがある。
『鳥と魚』「鷺と亀』『夏と冬』『羊と麦』などなど、題名を見るとまるでイソップ寓話の先祖が勢揃いしたかのようだ。
イソップの『北風と太陽』のようにシュメルの詩でも鳥や魚、夏や冬が擬人化され、各対決者がそれぞれ自分の利点をあげ連ね、相手の欠点をあげつらう。
たとえばドゥムジとエンキムドゥにも似た論争詩『羊と麦』のあらすじは次のようである。

(略)
エンキ神とエンリル神の計らいで、人類が神々の聖なる食卓のために創造された羊と麦の世話をすることになった。
あるとき、立派になった羊と麦姉妹は葡萄酒やビールを痛飲した挙げ句に口論をはじめた。
「羊というものは、肉も乳も毛も腸さえも有用なものだし、その皮は水の革袋やサンダルにもなるのよ」と羊が自慢すれば、麦も負けずに
「麦ならパンはもちろんのこと、ビール製造に欠かせないふすま(マッシュ)にもなり、そのうえ羊を飼育さえするのよ」と応酬する。
そこでエンキ神が調停に乗り出し「まあまあ、姉妹なんだから、そう突っかからずに。とはいえ、ここは麦の勝利ではなかろうか。なんとなれば、人類は金銀宝石や羊なしでも生きられるが、麦なしには生活できないのだから」とエンリル神にお伺いを立てた。

(略)
『羊と麦』では「麦の勝利」ということになっている。
イナンナ女神が夫として農夫を選ぼうとしたのも、そうした価値基準を踏まえているとも考えられる。

以前お話した、牧畜と農耕の対立を描くシュメル神話「ドゥムジ神とエンキムドゥ神」に関連して、「羊と麦」を。擬人化された「羊」と「麦」の論争によって、両者が比較されています。
シュメル文明のお話は時々しておりますので、こちらで。

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ミユキモールのモニュメント

ひつじ春夏秋冬

ずいぶん以前に、「ミユキ野球教室」スポンサー御幸毛織のTVCMをご紹介したことがあるのですが、このたび、ak様から、本社及び工場の跡地にして現ショッピングモール「ミユキモール」の一角に、この御幸毛織株式会社による羊の像があるとのこと、お知らせいただきました。ありがとうございます。

御幸毛織公式HP 及び ミユキモール公式HP

場所は、名古屋市西区です。小雨の降るなかを名古屋市営地下鉄鶴舞線に乗って、羊オブジェのもとまでやってまいりました。浄心駅と庄内通駅の真ん中あたりなので、どちらかで降りてあとは徒歩で、ええと、15分くらいでしょうか。
おお、ありました。飲食店に囲まれた中庭で、雨にぬれる銀色のひつじの一群。
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お父さんとお母さんと子羊三匹、だと思っていいのかな? 台座の形は、おそらくミユキの「M」かと。
足元に説明プレートがありました。
「「FUTURE」   このモニュメントは「クラフトマンシップ」を伝え、その根底に流れるダンディズム、未来につながる人類愛の精神を形にしました。」とのこと。
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お父さん羊がものすごく強そうです。子羊はちまちましてて愛らしいですし。
ご縁があれば、お立ち寄りを。

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「アンドロイドの夢の羊」

ひつじ話

「残念だがそれほど単純な話ではないのだよ、長官」
ナーフ=ウィン=ゲタグは身を乗りだし、ブリーフケースからタブレット端末を取り出すと、それをヘファーのデスクに置いた。
「どんな羊でもいいわけではない。ある特定の品種、それもきわめて希有な品種の羊でなければならない。実をいうと、アウフ=ゲタグ氏族が権力の座についたときに特別に開発された品種なのだ─毛の色にきわだった特徴がある」
ヘファーは手をのばしてタブレット端末を受け取った。
エレクトリックブルーの毛におおわれた一頭の羊の写真が表示されていた。
「〈アンドロイドの夢〉と呼ばれる品種だ」

ジョン・スコルジーの小説です。あとがきに「フィリップ・K・ディックが墓のなかで嘆いていなければいいのだが。」とかありましたが、なんというか、バカSFです。でも、ディックへのオマージュとして読むことは充分可能。
トカゲ似のエイリアンとの外交交渉のために希少な羊を探すことになった、戦争の英雄にして凄腕ハッカーの主人公。見つかった羊の正体がまた、色々とこう。

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オランダで羊泥棒頻発

ひつじ事件

オランダ各地の牧羊場で最近、ヒツジが群れごと盗まれる前代未聞の事件が相次ぎ、警察が「羊肉マフィア」の行方を追っている。
(略)
オランダ農業園芸組織連合会(LTO)のニコ・フェルトイン(Nico Verduin)氏によれば、ヒツジの盗難は同国東部、南部、中部で多発しており、4月以降、既に500匹以上の行方が分からなくなっているという。盗まれたヒツジたちは密輸出されたか、食肉用に違法解体されて国内各地の精肉店に卸されたのではないかという。
1度に大量のヒツジを盗んでいくのは容易ではないことから、警察やTLOでは、牧羊経験のある者たちによる組織的な犯行とみている。オーストラリアやニュージーランドといった牧羊国の羊肉生産が減少していることから、オランダではこの1年で羊肉の価格が15%も上昇している。
(略)

ak様から、オランダで大掛かりな羊泥棒が起きているとのニュースを教えていただきました。ありがとうございます。
元羊飼いの羊窃盗団とは、どうにもやりきれない話です。どうか早く解決しますように。

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「ねこのオーランドー」

ひつじグッズ

「ねこのオーランドー」
そこへ とつぜん、羊の番をしている犬が やってきて、ねこたちを見つけて ワンワンとほえかかりました。

以前、「ねこのオーランドー農場をかう」をご紹介しているキャスリーン・ヘイル作・画のオーランドーシリーズをもう一冊。
キャンプに出かけたオーランドー一家。テントをはって、釣りをして泳いで、山にのぼって犬にほえられて、夜にはキャンプファイアも炊いてます。猫なのに。

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ポラジンスカ 「白いひつじ」

ひつじ話

そのひつじは、ほかのひつじたちと、どこかちがっていました。
まるで雪をふりかけたように、まっ白で美しいそのひつじは、いつも先頭にたって、むれをみちびいていました。
そしてヤーネクがふえをふきはじめると、どんなにとおくはなれていても、ヤーネクのそばへかけよって、じっとふえの音にききいるのでした。
ヤーネクも、その白いひつじがかわいくてたまりませんでした。
白いひつじがいるので、みなしごのくらしも、まえのようにつらくはありませんでした。

ヤニーナ・ポラジンスカ文、ミーハウ・ブィリーナ絵、内田莉莎子訳のポーランド民話集『千びきのうさぎと牧童』より、「白いひつじ」です。
やとわれ羊飼いのヤーネクと美しい白いひつじは、しあわせな日々を過ごしていました。しかしある日牧場主が、子羊を産まない役立たずの白いひつじを処分しようと言い出して……。

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『中世の秋』より「牧歌ふうの生のイメージ」

ひつじ話

田園詩(パストラル)は、一個の文学ジャンル以上のものであることを、その本来の意義とする。
素朴、自然の喜びに明け暮れる羊飼いの生活を、たんに描写するのみではない。
それを追体験しようとする志向がそこにはあった。
つまり、これは「模倣(イミタティオ)」なのだ。
羊飼いの生活にこそ、愛本然の姿がそのままに実現されている、これはひとつのフィクションであった。
ひとは、このフィクションにそって、羊飼いの世界に逃げこもうとした。
(略)
けれども、後期中世は、なお、極度に貴族主義的な時代であり、美の幻想に対しては、まったく無抵抗であったのだから、美しく飾ることをしない自然のままの生活を求める気持ちも、強力なリアリズムにまではついにいたらず、ただ、技巧をこらして宮廷風俗を飾るにとどまったのであった。
十五世紀の貴族は、たしかに羊飼い、羊飼いの女役を演じはした。
けれども、その演技の内容たるべき、真実、自然への尊敬、質朴と労働への讃嘆は、なお、きわめて微弱だったのである。
三世紀ののち、マリー・アントワネットは、ヴェルサイユ宮庭園内の小トリアノン館で、乳をしぼり、バターを作った。
すでにそのころには、重農主義者の本気の願いが、この理想にこめられていたのである。
自然と労働とは、この時代、眠れる大神たちであったのだ。
だが、なお、貴族主義的文化は、これを遊びと化してしまったのであった。

テオクリトスの時代から延々と続く、牧歌(田園詩、パストラル)の文化について、ホイジンガ『中世の秋』の一章、「牧歌ふうの生のイメージ」より。
牧歌的情景に関する記事は、ずいぶんご紹介しておりますので、まとめてこちらで。
この貴族主義的文化に対しては、すでに古代ローマにおいてホラティウス「農村讃歌」が皮肉な見方を示しているようです。
また、マリー・アントワネットの田園趣味については、ツヴァイクの評伝をご紹介しています。
『中世の秋』についても、少しだけお話したことがありますので、こちらを。

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スポーツ用品店に乱入する怒涛の羊たち

ひつじ事件


ak様ともりもとさんから、オーストリアのひつじ事件についてお知らせいただきました。ありがとうございます。

オーストリアで、ヒツジの群れが夏の牧草地から戻る途中で道を誤り、スポーツ用品店に入り込んだ。地元メディアが22日、報じた。
オーストリア西部の村サンクト・アントン・アム・アールベルク(Sankt Anton am Arlberg)で、1頭のヒツジが、スポーツ店「インタースポーツ(Intersport)」のスライドドアのガラスに自分の姿が映っているのを見て、そのまま店内に入り、群れの残りのヒツジもそれに続いた。
ヒツジたちは店内の自転車、靴、スキー用品、スポーツ用品の中をさまよい歩き、店内は大混乱となった。多数のヒツジの鳴き声が響く中、羊飼い2人はやっとの思いでヒツジたちを店外に出すことに成功した。

入りすぎです。

記事を読む   スポーツ用品店に ...

ナショナル麻布のオリジナルトート

ひつじグッズ

K&T様から、東京広尾のスーパーマーケット「ナショナル麻布」で新しく売りだされたオリジナルエコバッグに、「ひつじのショーン」バージョンがあるとのこと、お知らせいただきました。ありがとうございます。
先日の「ビッグイシュー」といい、なんだか来てますね、「ひつじのショーン」。
ということで、実店舗は遠すぎるので、通販にて購入です。
ショーンバッグ
約縦41×横30×マチ17センチとのこと。収納力ありそうですね。手触りはごわごわしてます。
側面と裏はこんな感じ。
ショーンバッグ裏

ナショナル麻布公式HP
ナショナル麻布オンラインショップ 内 オリジナル EAT bag   エコ アート トート  【shaun】

ご縁があれば、ぜひ。

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ロシア民話 「とりかえっこ」

ひつじ話

百姓はとりかえて、牛の角をひっぱっていった。
すると羊の群れがいた。その牧童が百姓にこうたずねた。
「やあ、お百姓、どこへ行ってきたんだね」
「王さまのところさ、ゼリーをもってね」
「王さまから何をもらったんだい」
「金の山鳥だよ」
「その山鳥はどこにいるんだ」
「馬とかえたよ」
「その馬はどこだい」
「牛ととりかえたのさ」
「その牛と羊をとりかえっこしようじゃないか」
百姓が羊を追っていくと、豚の群れがいた。
牧童が百姓にこう言った。
「やあ、お百姓、どこへ行ってきたんだい」

先日の、「姉アリョーヌシカと弟イワーヌシカ」に続いて、アファナーシェフのロシア民話集からもうひとつ。
王さまにゼリーを献上して金の山鳥をもらったお百姓が、帰り道でとりかえっこを繰り返し、家に着いて女房に手ひどくぶたれるまでの一部始終。

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トロワイヨン 「小さな群れ」

ひつじ話

「小さな群れ」
1840年以降はフォンテーヌブローの森でバルビゾンの画家グループと頻繁に合流した。
そこでトロワイヨンはバルビゾンの農場で選んだ動物をモティーフに描くようになり、動物画というジャンルの直接的で総合的な写実主義に心を奪われるようになった。
1847年にオランダに旅行したことは重要な意味をもち、その際に17世紀オランダの画家の動物画、とりわけカイプとポッテルの作品に開眼したことで、トロワイヨンの動物への傾倒はさらに強まった。

「ルーヴル美術館展 19世紀フランス絵画─新古典主義からロマン主義へ」

19世紀フランス、コンスタン・トロワイヨンの「小さな群れ」を。
影響を受けたオランダの動物画家のうち、カイプについては「平原の眺め」を、ポッテルは「休息する家畜の群れ」「若い牡牛」をご紹介しています。
また、トロワイヨンがその主要な一人とされるバルビゾン派については、まとめてこちらで。

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「ビッグイシュー日本」192号

ひつじグッズ

もりもとさんから、ホームレス支援雑誌「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーに「ひつじのショーン」が特集されているものがあるとのこと、お知らせいただきました。ありがとうございます。
「ビッグイシュー」、大きい駅のそばなどで路上販売されてる雑誌ですよね。見たことありますあります。
というわけで、近くの駅まで出向いて入手して参りました。
「ビッグイシュー」192号

「ビッグイシュー日本版」公式HP 内 バックナンバー一覧 及び 販売場所

ショーンが表紙になっているのは、192号。まだ新しい号だからか、比較的簡単に手に入るようです。ご縁があれば、ぜひ一冊。
なお、これまでにご紹介している「ひつじのショーン」関連記事は、こちらで。

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ハーバート・ドレイパー 「金の羊毛」

ひつじ話

「金の羊毛」 「金の羊毛」(部分)
この絵は1904年のロイヤル・アカデミーに出品されたもので、「タイムズ」紙に「ひときわ高い人気を博した作品群」と書かれたものの1点である。
(略)
彼らはイアソンの仲間、アルゴー船の勇士たちと共に、ギリシアへ帰る旅に出た。
しかしながら、王は彼らを追いかけてきた。
そこでメディアは、自分の弟アブシュルトスを海に投げ込むよう指図した。
そこでアイエテスは彼を救わんとして仕方なく追跡をやめ、おかげでイアソンは逃げおおせたのだった。
ドレイパーが描いているのはこの場面である。

「バーン=ジョーンズと後期ラファエル前派展」カタログ

19世紀末?20世紀初頭イギリス、ハーバート・ジェイムズ・ドレイパーの「金の羊毛」です。
金羊毛の神話についてはこちら、関連記事はこちらで。
また、同時代のラファエル前派についてもいくらかご紹介しておりますので、こちらで。

記事を読む   ハーバート・ドレ ...

ロシア民話 「姉アリョーヌシカと弟イワーヌシカ」

ひつじ話

アリョーヌシカがイワーヌシカの名を呼ぶと、イワーヌシカのかわりに白い子羊が姉のあとから駆けてきた。
アリョーヌシカはわけを察してさめざめと涙を流し、干草の山のかげにすわって泣いていたが、子羊はそのわきの草の上を跳ねまわっていた。
ちょうどそこへ一人の貴族が馬車で通りかかり、馬を止めてたずねた。
「美しい娘さん、どうして泣いているのかね」
アリョーヌシカがわが身の不幸を話して聞かせると、貴族は言った。
「わたしについてきなさい。おまえに美しい衣装を着せて銀のかざりもつけてあげよう。子羊もけっして見捨てはしないから。おまえが行くところどこへでも連れていくがいい」

アレクサンドル・アファナーシェフのロシア民話集から、「姉アリョーヌシカと弟イワーヌシカ」を。
子羊の姿に変えられた弟を連れて貴族の奥方になった姉は、彼女に化けた魔女によって水に沈められてしまいます。残された弟の子羊も魔女に食べられそうになるのですが……?
アファナーシェフの民話は、これまでにいくつかご紹介しています。こちらでぜひ。

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ケン・フォレット 「大聖堂」

ひつじ話

「わたしたちは、なにか仕事をしなければならないの。仕事をして食い扶持をかぜぎ、お金をかせぎ、あなたにふさわしいりっぱな馬を買わなければならないのよ」
「ということは、ぼくに職人の徒弟になれっていうの?」
アリエナはかぶりを振る。「あなたは騎士になるのよ、大工じゃないわ。わたしたち、手にこれといった職もないのに、人に使われず暮らしを立てている人に会わなかったかしら?」
「会ったよ」と、リチャードがだしぬけにいった。「ウィンチェスターのメグだ」
そのとおりである。メグは徒弟奉公をしたわけではないのに、りっぱに羊毛商を営んでいる。だが、メグは市場に出し店をもっているのだ。
ちょうど、さっき道を教えてくれた赤毛の農夫の家のまえを通りかかった。
すでに毛を刈られた四頭の羊が、草地の草を食んでいる。
農夫は刈った四頭分の羊毛を、葦の縄でくくっているところである。
通りかかった姉弟に気づくと、手をふってみせた。
彼のような人びとが、羊毛を町にはこんでゆき、羊毛商人に売るのである。
商人は当然、その商いのための店を構えていなければならないが……
当然、だろうか?
アリエナの頭に閃くものがあった。

十二世紀のイングランドを舞台にした、ケン・フォレットの大河小説「大聖堂」より。
ヒロインのひとりである没落貴族アリエナが、のちに羊毛商人として大成するにいたる、その転機となる場面です。

記事を読む   ケン・フォレット 「大聖堂」

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