フリードリヒ 「孤独な木」

ひつじ話

「孤独な木」 「孤独な木」(部分)
「君たちは私を人間嫌いだと言う、
私が社会を避けているから。
君たちはまちがっている。
私は社会を愛しているのだ。
人間を憎まないためにこそ、
私は交際を思いとどまらねばならないのだ。」

 「風景画家フリードリヒ」 

「虹のある風景」をご紹介しているカスパー・ダーヴィト・フリードリヒをもう一枚。「孤独な木」(または「朝日をうけた村の風景」)です。引用は、自身のメランコリックな気質についての、画家本人の言及。

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ジェリコー 「風景の中の山羊と羊」

ひつじ話

「風景の中の山羊と羊」

「東京富士美術館所蔵絵画名品展 流転するバロック―その400年」

19世紀フランス、テオドール・ジェリコーの「風景の中の山羊と羊」を。ジェリコーが描くと、羊でさえも重厚です。

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双羊尊を見てきました。

ひつじ食

先日ご紹介した、東京は根津美術館所蔵の双羊尊を、やっと間近に見てくることができました。
ひっそりと。
こちらが、根津美術館の入り口。深閑とした細い通路の先に、広大な庭園がひらけます。
そして、入場券がいきなり双羊尊。
これはかわいい。
ミュージアムショップにも双羊尊グッズが充実。マウスパッドがデザイン的にもかっこいいと思ったのですが、4800円はちょっと……。結局、ミニサイズのクリアファイルと、ガーゼハンカチを購入。ハンカチは、色のバリエーションが豊富でした。お土産用にまとめ買いするのも良いかも。
戦果。 戦果のアップ。
クリアファイルは、リアル柄とデフォルメ柄の二種。デフォルメの絵が、味わい深くて素敵です。
ところで、根津美術館のひつじは殷周青銅器だけではありません。庭園の一隅に石像のひつじがたたずんでいます。
石のひつじ
比較的目につく場所にありましたので、庭園散策がてら探してみるのも一興かと。

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クロード・ロラン ダリッチ美術館の「ヤコブとラバンとその娘たちのいる風景」

ひつじ話

「ヤコブとラバンとその娘たちのいる風景」 「ヤコブとラバンとその娘たちのいる風景」(部分)

 「ダリッチ美術館所蔵 ルーベンスとバロック絵画の巨匠たち」展カタログ 

同じテーマと構図による「ヤコブとラバンとその娘たちのいる風景」をご紹介しているクロード・ロランの、後期の焼き直し作品です。

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ひつじの紅茶とショートブレッド

ひつじグッズ

春です。桜も咲いています。
うらうらとした午後に飲みたいような、紅茶のティーバッグを見かけたので、買ってまいりました。
羊の紅茶とショートブレッドのある午後
紅茶は、陶和のアニマルインマイカップシリーズから、羊がカップの中でくつろぐキャラメルティーバッグを。横のビスケットは、ウォーカーのショートブレッドです。
アップ写真も下に。
ぷはー、とか言ってそう。
くつろいでる、くつろいでる。
ひつじ菓子。
かわいいけれど、意外と食べ応えがあります。

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トプカプ宮殿所蔵の金羊毛騎士団勲章

ひつじ話

金羊毛騎士団勲章
19世紀 スペイン製
黄金製の豪華な勲章である。
ダイヤモンドとルビーとがちりばめられており、下部には角と足とがダイヤモンドで装飾された黄金の羊が吊り下げされている。

 「トプカプ宮殿博物館 宝物館」 

トプカプ宮殿の宝物館からもうひとつ。金羊毛騎士団勲章です。
金羊毛騎士団のお話は、すでにずいぶんしておりますので、こちらでまとめてぜひ。

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アントニオ・マリーア・ヴァッサッロ 「オルフェウス」

ひつじ話

「オルフェウス」 「オルフェウス」(部分)
ヴァッサッロは17世紀のジェノヴァ派の優れた画家であるにもかかわらず、この画家の一生に関する資料は現在までほとんど伝わっていない。
(略)
ヴァッサッロは、動物画家としても、また田園風景の画家としても名声を博した。
宗教をテーマとする作品も描いたが、そのなかでは動物と各種の物体の描写が重要な位置を占めている。

 「プーシキン美術館所蔵 イタリア・バロック絵画展」カタログ 

17世紀イタリアのヴァッサッロによる「オルフェウス」です。その竪琴の技でサテュロスや獣たちを魅了するオルフェウスをテーマとするものですが、中心に描かれているのは聞き惚れている動物たちのほうなのが魅力。

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トプカプ宮殿の人物文象眼柄鏡

ひつじ話

人物文象眼柄鏡 人物文象眼柄鏡(部分)
イスラム圏における金工は、長い歴史をもつ西アジアの金工技術の上にイスラム独自の豊かな装飾性を加えて発達し、その技術は13世紀に頂点に達したという。
この鉄製の柄鏡も、その期の流れをくむもので、金銀のコントラストが実に見事である。

 「トプカプ宮殿博物館 宝物館」 

トプカプ宮殿博物館蔵の柄鏡を。外縁を黄道十二宮とおぼしきものが巡っています。

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インディ・レーベルMOORWORKSのキャラクター

ひつじ画像・映像

MOORWORKSキャラクター
コンセプトは「杜の都仙台」緑豊かでゆとりと潤いの街、仙台、東北の復興に願いを込めて「羊(もくもくした森 = 杜の都仙台) + 子供(未来) + 緑(豊かな森 = 自然 = レーベルカラー) 」

ak様に、仙台のインディズレーベル専門の会社のサイトを教えていただきました。ありがとうございます。
「US、UK、ドイツ、北欧などの海外アーティストの作品を日本に紹介している」(WEB SHOPのブログより)とのこと。ブログ記事を拝見していると、大きな被害に遭われながらも、このような愛らしいキャラクターを作ってがんばっておられるよし。
ただただ、頭を垂れるばかりです。

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ランブー 「楽園追放後のアダムとエバ」

ひつじ話

「楽園追放後のアダムとエバ」
楽園追放後のアダムとエバの図像は古くから存在する。
だがこのランブーの作品で非常に興味深いのは、エバが明らかにやがて来たるべき新しきエバ―聖母マリヤのタイプを与えられていることである。
すなわち、カインとアベルを抱くエバの右には多くの山羊(悪しきものの象徴)がおり、左からは1匹の仔羊が歩み寄っている。

ラファエル前派にも影響を与えた19世紀ドイツの芸術運動ナザレ派のひとりである、ランブーの「楽園追放後のアダムとエバ」です。
アダムとエバを描いたものは、これまでに、コルネリスの「人間の堕落」フランチェスコ・モーラの「楽園追放」フィリップ・ド・シャンパーニュ「アベルの死の哀悼」ヤコポ・バッサーノ「楽園」をご紹介しています。

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ブレイク 「仔羊」版画

ひつじ話

「仔羊」

ウィリアム・ブレイク「仔羊」について、ブレイク自身による版画を。
これまでにご紹介したブレイクは、こちらで。

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根津美術館所蔵 双羊尊

ひつじ話

双羊尊
根津美術館の青銅器は大型であるだけでなく、複雑な器形や文様をもった造形感覚豊かな作品が少なくない。
なかでも「双羊尊」は、どこかユーモラスで親しみやすさをもっている。
動物を象った青銅器は多いが、このように二頭の動物を背中合わせにしたような器形は珍しく、同じく羊を象った大英博物館所蔵の「双羊尊」とこの作品が知られている。
器の全体に羊毛を表した小さな鱗状の文様をびっしりと並べている。
殷時代後期に、動物や鳥の体毛を鱗状に表すことが流行したことによる。

先日大英博物館の双羊尊をご紹介したおりに触れた、根津美術館の双羊尊です。(比較的)気軽に行ける場所にあるんだし、行ってからご報告をしようと思っていたのですが、まぁ、その時はその時であらためてということで。

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ヒツジ減少で温暖化、エイプリルフール

ひつじ春夏秋冬

ニュージーランド南島でのどかに草を食むヒツジたち。“まじめ”な気候科学Webサイト「RealClimate.org」が、「地球温暖化の原因は、大気中の温室効果ガス蓄積ではなく、ニュージーランドのヒツジの生息数減少」と報告したのは、2007年のエイプリルフール。
ニュージーランド獣医気候学研究所(New Zealand Institute of Veterinary Climatology)の科学者ユー・ノー・ワット(Ewe Noh-Watt)氏が同サイトで、「ニュージーランドにかつて大量に生息していた白いヒツジは、太陽光を宇宙にはね返し、地球のアルベド(地表面が太陽光を反射する割合)を高めていた」と説明した。光を反射する巨大な群れが存在しなければ、太陽光が大気中に閉じ込められたままになるという。
「さらに悪いことにヒツジの減少は、不安定化をもたらすフィードバックメカニズムにつながる恐れがある」とノー・ワット氏は続ける。「気温が上昇すればウールセーターやウール肌着に対する需要が減るのは自明の理だ」。
ヒツジの飼育数が減少方向に向かい、さらに温暖化が加速することになる。「極端な場合には、“暴走的シープ・アルベド・フィードバック(runaway sheep-albedo feedback)”を引き起こしかねない。金星が現在のような酷熱の気候になったのは、このメカニズムが原因と考えられている」。報告については、Webサイト「ウソの歴史博物館(Museum of Hoaxes)」で確認できる。なお、「ニュージーランド獣医気候学研究所」は実在せず、「ユー(Ewe)」はメスヒツジの意味である。現実の気候プロセス「アイス・アルベド・フィードバック」では地表面の氷の量によって太陽光の反射率が増減する。

ナショナルジオグラフィックのニュース(文化)記事に、ヒツジを使ったエイプリルフールネタが出てました。暴走的シープ・アルベド・フィードバックって。

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神の子羊の聖体顕示台

ひつじ話

神の子羊の聖体顕示台
「神の子羊の聖体顕示台」あるいは「バーゼル大学の聖体顕示台」と呼ばれるこの繊細かつ堂々とした工芸品は、もともとは聖別された蝋製の「神の子羊」を納めていたものである。
その「神の子羊」は、1460年に教皇ピウス二世がバーゼル大学の創設を記念してバーゼル大聖堂に贈ったもので、この顕示台自体はバーゼルで、おそらく金銀細工師ハンス・ルーテンツヴァイクの手によって作られたものと思われる。
1460年以降   銀、金メッキ、宝石   63?(高さ)

ベルリン美術館蔵の、15世紀の工芸品を。

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ブレイク 「仔羊」

ひつじ話

仔羊よ だれがおまえを創った?
だれがおまえを創ったか 知ってる?
おまえにいのちを与え 流れの側や
草原で おまえに草をたべさせ
よろこびの着物 ふわふわと
つやのある とても柔らかな着物を与え
どの谷をも よろこびでいっぱいにする
こんなにやさしい声をおまえにくれた そのかたを?
 仔羊よ だれがおまえを創った?
 だれがおまえを創ったか 知ってる?
 仔羊よ わたしは知っている
 仔羊よ わたしは知っている
そのかたは おまえと同じ名前だ
わたしは仔羊だ と言われたから
そのかたは柔和だ そのかたはやさしい
そのかたは おさなごになられた
わたしは子供 おまえは仔羊
わたしもおまえも そのかたと同じ名
 仔羊よ 神さまのおめぐみあれ!
 仔羊よ 神さまのおめぐみあれ!

先日「羊飼い」をご紹介したウィリアム・ブレイクの詩をもうひとつ。「無垢と経験のうた」より「仔羊」です。

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