座って使える 子供向けダンボール製チェア ヒツジ

ひつじグッズ

実際に(子供なら)座って使える段ボール製のヒツジチェアがあるそうで、組み立て方の動画が公開されていました。
ちょっとのんびり作ってますが、複雑な形のダンボールが羊になっていくのを見るだけでも結構楽しめます。
耳だけすぐにヘタってしまいそうな気もしますが、耳だけなら家のダンボールをカッターで切って作れるかも…?

Pasture(パスチャー)は、未就学児童に向けた、組み立て式のダンボール家具シリーズ。初めての机・椅子として使いたくなること、自室を持たない未就学児童用の家具としてリビングに映えるデザインをコンセプトに、ヒツジをモチーフにし登場。ダンボール製なので軽くて扱いやすく、使用後は古紙回収に出すことが可能。

同じシリーズで、ウシチェアと羊と牛の家(ダンボール製デスク)もある模様です。
メーカーホームページはこちら。
Pasture コドモダンボール家具シリーズ

記事を読む   座って使える 子 ...

「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」より、「東方三博士の礼拝」

ひつじ話

reihai160909.jpg
reihai160909no2.jpg
人と動物との、この並外れた集まりをあらわすにあたって画家は、彼らを思いきり異国風に描く代わりに、対照となる空間を、ただ羊だけが草を食んでいるような淋しい丘としてあらわした。
二人の羊飼いも見えているその先の町は、物語上ではベツレヘムだが、これは実は、ベリー侯の居城のおかれていた古都ブールジュである。

時々お話している「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」から、「東方三博士の礼拝」を。
時祷書関連はこちら、東方三博士はこちらをご参考に、ぜひ。

記事を読む   「ベリー公のいと ...

「カラリオ」新モデル発表会の吉田羊さん。

ひつじ春夏秋冬

9月1日、東京・日本橋でこの秋に発売されるエプソン「カラリオ」の新モデル発表会が開かれた。
この日は新しい広告キャラクターに起用された俳優の吉田羊さんも、新モデルのイメージに合わせた白い衣装で登場。
(略)
この日は、吉田さんが撮影してカラリオで印刷した秘蔵写真も披露された。
まずはニュージーランドで撮ったという羊とのツーショット。「羊だと思って一緒に撮ったのですが、実は山羊でした(笑)。専門家によると、羊は臆病なので人間のそばには寄ってこないそうです。だまされました……」と会場の笑いを誘った。
さらに毎年、自身の熱烈なファンであるヒツジストに抽選で送っているという年賀状の写真も公開。羊のコスプレをした自分の写真を見せながら「初笑いをしてほしくて送っているのですが、改めて見ると恥ずかしいですね」と照れ笑いした。

先日、雲海酒造のTVCMでヒツジ柄ネイルを披露していた吉田羊さんが、エプソンの新モデル発表会でヒツジコスプレ写真を公開されたとのこと、K&T様からタレコミいただきました。ありがとうございます。
毎年、ヒツジコスプレ姿の年賀状を作っておられるとか。どういう人なんですか。いまさらファンになっても良いでしょうか。

記事を読む   「カラリオ」新モ ...

仙崖 「黄初平鞭羊為石画賛」

ひつじ話

sengai160828.jpg

 「出光美術館蔵品図録 仙崖」 

時々お話している黄初平図の、仙崖義梵によるものを。

記事を読む   仙崖 「黄初平鞭羊為石画賛」

コールリッジ 「詩章─ブロックリー谷の左斜面を登る」

ひつじ話

何度も止まったり、振り返ったりしながら
谷の急坂を登ると、かわいい歌い手たちが
近くの木陰で野山の歌をさえずり、遠くで
閑古鳥が変わらぬ声で耳をなごませてくれる。
群からはぐれた羊たちが、せかせかと、
崖上の緑地で草をはむ仲間を追いかける。
はだが岩を無理にこじあけた深い裂け目から
イチイが生えている。それが濃緑色の大枝を広げる
                        真下に
(その緑一色の中にサンザシが白い花を交じえて
                     いるのだが)
平らで広い石が苔の褥から突き出ていて、
そこに私は休む─頂きここに極まれりだ。
おお、何と豪勢な風景が私を迎えることか!
誇らしげな教会の塔、私には馴じみの家並み、
ニレが影を落とす野原、視界を限るわたつみ!
深い吐息が孤独な心から洩れ、涙が落ちる。
魅惑の場所! ああセアラがここにいれば!

何度かご紹介しているウィリアム・ワーズワースと同時代人である、サミュエル・テイラー・コールリッジの田園詩を。

記事を読む   コールリッジ 「 ...

多胡碑の「羊」伝承(続き)。

ひつじ話

羊は方角説・人名説・実際の動物説の三つとなる。
第一の方角説は黒板勝美博士が主で、上野国府から未の方(西南)を多胡碑となすと読む。
人名説は最も多いが、その中韓人説と羊太夫説とがある。
韓人説はこの郡に新羅人が居住した文献をたよりにして新羅の帰化人とするもので、多胡郡の大領の名であろうとするもので、尾崎喜左雄博士はその代表であろう。
しかし一方にヒツジは国語であって必ずしも韓人ではあるまいとするのは松岡静雄氏の説である。松岡氏は、ヒツジはヒト(人)ウシ(牛)からきた語で、羊の容貌が人に似ているから起こったとし、この碑文では弁官府の全文を載せていないので、羊を郡領とした意味を略記したのだとするのである。
(略)
最後の実際の羊を給わったとするのは、原田淑人博士の説で、その根拠は既記のようにこの郡内に韓人(主に新羅人)が居住しており、羊と新羅人は古くから関係が深い上に、『延喜式』を見ると隣国下野国の産物に氈が見えるので上野国でも毛織物が作成されたであろうから、建郡と共に帰化人に羊を授けられた恩典を石に刻したものであろうという。

以前お話したことのある群馬県の古碑「多胡碑」に刻された「羊」の正体について、動物説の詳細が知りたいとぼやいておりましたら、「十二支の民俗伝承」に載ってました。「氈」というのは、正倉院宝物にもあるフェルトの敷物のことでしょうか。
ところで、こちらの多胡碑ですが、昨年から公式HPができている模様。

多胡碑は、奈良時代初めの和銅4(711)年に上野国の14番目の郡として、多胡郡が建郡されたことを記念して建てられた石碑です。
建郡に際しては、「羊」という渡来人とおもわれる人物が大きな役割を果たし、初代の郡長官になったようです。碑を建てたのも、この「羊」であると考えられ、碑の後段には当時の政府首脳の名を挙げて権威付けをはかっています。

見に行きたいです。

記事を読む   多胡碑の「羊」伝承(続き)。

ローラン・ド・ラ・イール 「笛を吹く羊飼いのいる風景」

ひつじ話

fuewofuku160809.jpg

「ファーブル美術館所蔵 魅惑の17─19世紀フランス絵画展」カタログ

17世紀フランス、ローラン・ド・ラ・イールの「笛を吹く羊飼いのいる風景」を。

記事を読む   ローラン・ド・ラ ...

シリベシ山を後方羊蹄山と書くことについて。

ひつじ話

シリベシ山は北海道後志の国から胆振の国に跨って聳ゆるマッカリヌプリの事で一に蝦夷富士と呼び昔から著名な高山である。
そこでその後方をシリヘというのはこれは誰れでも合点が行き易いがその羊蹄をシと為るのはまず一般の人々には解り憎くかろうと想像するが、それもその筈、これは実はシと称する草の名(すなわち漢名)であるからである。
すなわちシリヘの後方とシの羊蹄との合作でこの地名を作ったものである。
この事実を呑込めない古人の記述に左の如きものがある。
これは山崎美成の著した『海録』の巻の十三に引用してある牧墨僊の『一宵話』の文ですなわちそれは左の通りである。
東蝦夷地のシリベシ嶽は高山にして其絶頂に径り四五十町の湖水ありその湖の汀は皆泥なりその泥に羊の足跡ひしとありといふ奥地のシリベシ山を日本紀(斉明五年)に後方羊蹄とかゝれたると此蝦夷の山と同名にして其文の如く羊の住めるはいと怪しと蝦夷へ往来する人語りし誠に羊蹄二字を日本紀にも万葉にもシの仮字に用ゐしは故ある事ならん。

ずいぶん以前に、北海道は後方羊蹄山の名のいわれについてお話したことがあるのですが、牧野富太郎「植物記」を読んでおりましたら、すでに江戸時代には由来がわからなくなっていたと思しき話が紹介されていました。
でもこれ、牧墨僊の誤解のほうがちょっと楽しそうですね。

記事を読む   シリベシ山を後方 ...

ケン・リュウ 「文字占い師」

ひつじ話

「そのとおりだな。もうひとつ単語を選んでみないか? その文字がきみになにを知らせたいのか見てみよう」
リリーはじっと考えた。 「アメリカを表す漢字はどう? お爺さんもあそこに住んでいたんだよね?」
甘さんはうなずいた。 「良い選択だ」 彼は筆で書いた。

「これはメイだ。 “美”を表す漢字であり、アメリカを表す漢字でもある。 美国というのは、美しい国という意味だ。この字がふたつの漢字を上下に重ね合わせてできているのがわかるかい? 上半分の文字の意味は“羊”だ。雄羊の角が突き立っているのが見えるだろ? 下半分の意味は“大きい”だ。自分が大男である気になって両手両脚を広げて立っているような形なんだよ」
甘さんは立ち上がって、その様子を示した。

ケン・リュウのSF短編集から、「文字占い師」を。
1961年、台湾で暮らすアメリカ人の少女リリーは、「文字占い師」を名乗る老人甘さんと出会います。「羊」や、犠牲の「羔」、正義や主義の「義」、二・二八事件の悪夢の記憶である「群」衆といった文字を通じて、彼女は老人の過去を聞くことになるのですが……。
物語の終わりに、リリーが台湾の別称もまた「フォルモサ(美しい島)」であることを知る場面は、切なくも深いです。

記事を読む   ケン・リュウ 「文字占い師」

那須どうぶつ王国の子羊イレブン

ひつじを見にいく

nasu160721.jpg
今年冬に生まれた子羊11頭がサッカーチームを結成し、「子羊イレブン」として登場しました!
時間限定で、子羊達とサッカーボールを追いかけるサッカー体験を開催いたします。
子羊達のかわいいユニフォーム姿も必見です!
開催期間  7月23日─8月28日まで毎日 14:30─
参加料  無料
場所  王国ファーム ライドパーク横
*天候や動物の体調等によりお休みする場合がございます。

栃木県の那須どうぶつ王国にて、コリデールの子羊たちによるサッカーチームが結成されている由、ak様から教えていただきました。ありがとうございます。
ユニフォームが凛々しくも愛らしくて、これはたまりません。お近くならば、夏休みのお出かけ先に、ぜひ。

記事を読む   那須どうぶつ王国の子羊イレブン

「Shaun the Sheep Cafe」に行ってきました!

ひつじ春夏秋冬

K&T様から(いつもありがとうございます!)、大阪に「ひつじのショーン」をモチーフにしたカフェがあるとのお知らせをいただきました。
おお。それは行かねばなりません。
というわけで、大阪は南船場、地下鉄長堀橋駅から北東方向にゆるゆる歩いて五分ほど。大通りの喧騒からわずかに離れたところに、ショーン全開な看板を発見。
shaun160716no4.jpg

Shaun the Sheep Cafe公式HP

店内はこんな感じ。壁にグッズ類、イスには等身大のぬいぐるみたち。BGMはもちろんショーンのテーマ。
スタッフさんが積極的にぬいぐるみたちを相席させてくれます。ああ、真横に腕を組んだショーンが!
shaun160716no5.jpg
shaun160716no3.jpg
もちろんあらゆるメニューがショーンモチーフ。お昼どきだったので、「シャーリーのふわふわオムライス」を頼んだのですが、顔を食べるのに勇気のいることといったら。
shaun160716no2.jpg
帰りにクッキーを購入。コースターは、その場ではもったいなくて使えなかったのを、大事に持ち帰ってまいりました。
shaun160716.jpg
なお、こちらの南船場店のほか、JR玉造駅そばにお持ち帰り専門の「Shaun the Sheep Cafe ANNEX」、京都に「ひつじのショーン茶屋」があるとのこと。お近くならばぜひぜひ。

記事を読む   「Shaun the Shee ...

雲海酒造TVCM そば焼酎雲海「そりゃソーダ」篇

ひつじ画像・映像

K&T様から、吉田羊さんが出演しているそば焼酎のTVCMを教えていただきました。ありがとうございます。
吉田羊さんは、以前からそのお名前がものすごく気になっていたんですが、こちらのCMではなんとヒツジ柄のネイルを披露。あまつさえ、特設サイトの「WEB限定スペシャルムービー」を見る限り、この楽しげな飲み会の名前も「羊会」なのですね。すばらしい。

記事を読む   雲海酒造TVCM そ ...

ミレー 「納屋で羊の毛を刈る三人の男」

ひつじ話

nayadekewokaru160710.jpg

 「ボストンに愛された印象派」展カタログ 

ジャン=フランソワ・ミレーの「納屋で羊の毛を刈る三人の男」を。
ミレーは数多くご紹介しておりますので、こちらでぜひ。

記事を読む   ミレー 「納屋で ...

バルザック 「鞠打つ猫の店」

ひつじ話

愛は家事の気苦労の前では何ほどのことでもないから、幸せでいるためには夫婦はお互いに相手にしっかりとした長所を見つけなくてはならない。
夫婦のうちの一方が他方よりも物知りであってはならない、なぜなら二人は何よりもお互いを理解し合わねばならないからである。
ギリシャ語を話す夫とラテン語を話す妻では、飢え死にしてしまうおそれがある。
ギヨーム氏はこうした類の諺を作り上げていたのである。
彼は身分違いの結婚を昔作られていたことのある絹と羊毛が合わせられた織物にたとえていたのだが、そうした生地は時間が経つと絹が羊毛を裂いてしまうのが常のことだったのである。

19世紀フランス、オノレ・ド・バルザックの「鞠打つ猫の店」を。
愛は価値観の違いを乗り越えられない、という残酷にもほどがある結末を容赦なく描く短編。ヒロインの父親である堅実なラシャ商人ギヨーム氏が、娘を見初めた高貴で傲慢な芸術家に対して抱く不安が、かれの職業に即したたとえによって語られます。

記事を読む   バルザック 「鞠打つ猫の店」

クールベ 「女羊番、サントンジュ地方の風景」

ひつじ話

hitujiban160630.jpg
hitujiban160630bubun.jpg

 「クールベ展 狩人としての画家」カタログ 

19世紀フランス、ギュスターヴ・クールベの「女羊番、サントンジュ地方の風景」です。村内美術館蔵。

記事を読む   クールベ 「女羊 ...

PAGE TOP