クロード・ロランの「エジプト逃避途上の休息」です。エルミタージュ美術館蔵。
「エジプト逃避」とは、嬰児キリストがヘロデ王から逃れてエジプトへ向かう、マタイ福音書の記述がもとになったテーマ。以下に引用します。
見よ、主の使いが夢でヨセフに現れて言った、「立って、幼な子とその母を連れて、エジプトに逃げなさい。そして、あなたに知らせるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが幼な子を捜し出して、殺そうとしている」。
新約聖書 マタイによる福音書 第二章
なお、クロード・ロランは、「パリスの審判」をご紹介しています。