東京駅丸の内駅舎の干支レリーフ。
さて、国立博物館のほかにじつはもうひとつ、東京でひつじな物件を見てきておりましたので、そちらもご報告を。
というわけで、東京駅、丸の内口にやってきました。
保存・復原工事を終えた丸の内駅舎南北両ドームに立って天井を見上げると、十二支のうち八支の動物を描いたレリーフを確認することができます。もちろん、確認せずに通り過ぎるわけにはいきません。
未は南西方向のはず……ああ、ありました。デザインは南北どちらのドームも同じですね。
戦災で焼け落ちる前までは中央に換気口を配した中心飾り、放射状に延びた格天井、その先端に翼を広げた八羽の鷲、その下の八面の壁にはアーチ状の飾り、中央には秀吉の兜をモチーフにしたキーストーン、各コーナーには方位を示す八支の干支、その他鏡と剣などのレリーフで華やかに装飾されていた。
しかし、1945(昭和20)年5月25日の空襲により、ドーム屋根は焼け落ち、装飾類も炎に包まれ被災した。東京ステーションギャラリー「東京駅100年の記憶」展カタログ
ドームの中を通られるときは、ぜひ少し立ち止まって上方をご覧くださいますよう。
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