古代ギリシャの鏡と蓋
紀元前350年頃 コリントス製、同地出土(?)
ブロンズ 鏡径18.5、蓋径19.0
鏡と蓋は、もともと蝶番でつながれていた。
磨かれた鏡面にはもちろん装飾はないが、蓋には外側にレリーフ、内側に線刻が施されている。
(略)
線刻の流麗な描写は、彫刻家ではなく画家の手になると考えられる。
エロスを従えたアフロディテがパンとお手玉遊び(動物の関節骨のさいころ、アストラガロス)に興じている様子をあらわしている。「大英博物館 芸術と人間展」カタログ
古代ギリシャの鏡の蓋を。アストラガロス(アストラガルス)に興じる女神たちが描かれているようです。
羊の距骨を使ったこうした遊びについては時々お話しておりますので、こちらでぜひ。
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