奈良国立博物館所蔵 十二神将立像
この春にリニューアルされた奈良国立博物館の「なら仏像館」に行ってまいりました。
こちらには、頭に十二支の動物をのせた十二神将像のすばらしいものがいくつもあると聞いて、それはもう気になっていたのです。
十二神将像は、これまでに、同じく奈良の興福寺東金堂、名古屋は鉈薬師の円空仏、東京国立博物館に並ぶ曹源寺のものをご紹介しております。
十二神将立像 未神
神奈川県横浜市金沢区に所在する太寧寺旧蔵の十二神将像。
(略)
各像はそれぞれに自由闊達なポーズを示し、変化に富んだ群像を構成する。面相には頭上にいただく十二支のイメージが投影されているように思われる。「なら仏像館 名品図録」
上の館蔵品のほか、寄託品として、室生寺に伝来した13世紀の十二神将立像が頭にヒツジをのせてたたずんでました。また、今回は見られなかったのですが、東大寺の12世紀の十二神将立像も、未神がこちらに置かれている由。
さらに、なら仏像館には、同じフロアに「青銅器館」がありまして、現在、後漢の羊型灯台が展示されています。
こちらの青銅器コレクションについては、以前、羊の犠首がついた瓿(ほう)をご紹介したことが。余裕がありましたら、こちらもぜひぜひ。
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